犬は柿を食べても大丈夫?吐いたり下痢になるのは種が原因?

秋になるとスーパーや果物屋さんでよく見かける

旬のはとても甘くて、には目がない!!っていう人も多いんじゃないでしょうか?

犬は食べることができる果物、食べることができない果物があります。

犬は柿を食べることはできるのでしょうか?

今回はこんな犬が柿を食べることについてまとめてみました。

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犬は柿を食べても大丈夫?

はとても甘くておいしい果物ですが犬はを食べても大丈夫なんでしょうか?

犬は柿を食べても大丈夫です。

与え方をきちんと守れば犬も柿を食べることができます。

そんな犬が食べることができる栄養素や与えるときに注意することについて紹介します。

柿の栄養素は?

甘くておいしい柿ですが色々な栄養素が含まれています。

柿に含まれる栄養素は・・・

・ビタミンC

柿に含まれるビタミンCはとても多く、なんとみかんなどの柑橘系の果物の2倍以上のビタミンCが含まれています。

柿に含まれるビタミンCは犬の皮膚を健康的に保つ役割があります。

また、白血球の働きを活性化させる働きもあり、風邪の予防やる疲れをとる働きもあります。

みかん100gに含まれるビタミンCは100㎎ほどですが、柿100gに含まれるビタミンCは300㎎にもなります。

柿は全果物中でもビタミンCが豊富なもののひとつなのです。

・タンニン

タンニンは柿の渋みに含まれる成分の1つです。

タンニンはポリフェノールの1種で、細血管の浸透性を高め、血圧を調整する働きがあります。

また、抗酸化作用もあり体内の悪玉コレステロールを減らす効果があります。

・カリウム

カリウムは、塩分を排出する働きがあり、高血圧を抑える働きがあります。

からだの筋肉の動きを助ける働きもあり、長時間の運動などには欠かせない栄養素です。

・カロテン

柿に含まれるカロテンは活性酸素を犬のからだから排出する働きがあります。

犬の老化防止に効果があり、犬を若々しく保つために必要な栄養素です。

 

他の果物に比べると少ない栄養素ですがビタミンC以外のビタミン類も入っています。

リンやマグネシウムなどのミネラルも含まれていて犬のからだに必要な栄養素がたくさん入っている果物と言えるでしょう。

柿のカロリーは?

気になる柿のカロリーは・・・

柿100gあたり60㎉ほどになります。

スーパーなどで販売されている中くらいの大きさの柿は150gほどで、大きいものは250gほどになります。

中くらいの柿1つが90㎉ほどになりますね。

リンゴ100g当たりのカロリーは54㎉。

みかん100gあたりのカロリーは45㎉。

柿のカロリーは他の果物に比べると少し高いようです。

しかし、ドッグフードは100gで300㎉ほどになるので、ドッグフードに比べると柿のカロリーは低めということになりますね。

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吐いたり下痢になるのは種が原因?

犬は柿をたべることができますが、柿を食べることによって吐いたり下痢になってしまったりすることがあるようです。

柿を食べることで、吐いたり,下痢になってしまうのはなぜなんでしょうか?

柿に食物繊維と水分が多い!!

柿には食物繊維が多く含まれています。

犬のお腹はお肉などのタンパク質の消化は得意ですが、この食物繊維の消化はあまり得意ではありません。

必要以上の食物繊維を摂ってしまうと、お腹がゆるくなったり、下痢の原因になることがあります。

また、柿にはたくさんの水分が含まれています。

柿はとても甘いので、このんで食べる犬もいますが、与えすぎは水分の摂りすぎになってしまって下痢の原因になってしまうんですね。

柿の種の注意!!

柿の種は犬のお腹では消化ができないので、種がついたままの柿を犬に与えてはいけません。

また、拾い食いの癖がある犬にも注意が必要です。

飼い主さんが食べ終わったあとの柿の種をペロリと飲み込んでしまうこともよくあることです。

犬のお腹に入った柿の種は消化がされないままうんちと一緒に出てくることがほとんどす。

しかし、何日たっても出てこない、うんちの出が悪いというときは腸の途中でつまってしまっていることもあります。

柿の種が腸やお腹の中で詰まると、お腹を痛そうにしていたり、胃の中のものを吐こうとするしぐさを何度も見せるようになります。

柿の種を食べてしまって何日もうんちが出ていない、お腹を痛そうにしているといった様子が見られるときはすぐに動物病院で受診するようにしてください。

皮とヘタは取ってから与えるように!!

柿のヘタはほとんどの人が食べることはないと思いますが、皮がついたまま柿を食べることはよくあると思います。

しかし、犬に柿を与えるときは柿のヘタはとって、皮をむいてから与えるようにしましょう。

柿の皮はとても食物繊維が多く含まれているので、避けたほうがいいですね。

柿の与え方は?

柿は犬のからだに良い栄養素がたくさん入っていますが、与えすぎもよくはありません。

犬に柿を与えるときはに注意することについて紹介します。

柿を与える量は?

柿はドッグフードに比べるとカロリーは低い食材ですが、やはり与えすぎはよくありません。

肥満の原因になってしまいます

柿に含まれる水分食物繊維はお腹がゆるくなり、下痢の原因になってしまいます。

1日に与える柿の量は体重5㎏ほどの小型犬なら、中くらいの柿1/4~1/5で、30gほど。

体重30㎏ほどの大型犬なら、中くらいの柿2/3ほどで、100gほどが適量でしょう。

おやつの代わりに与えるくらいがちょうどいいですね。

完熟しきっていない柿は犬にとっては食べずらい食材です。

犬は食べ物を丸呑みにしてしまうことがほとんどです。

犬に柿を与えるときは、喉に詰まらせないように小さくカットして与えるようにしてください。

アレルギーについて

犬は柿を食べることでアレルギーを発症することがあります。

しかし、他の食材に比べる柿によってアレルギーを発症することは少ないようです。

初めて柿を食べさせるときは、少量の柿を与えて犬の様子を見るようにしましょう。

体が赤くはれたり、かゆがるような様子が見られたときはアレルギーを発症していると思われます。

動物病院で診てもらうようにしましょう。

柿の旬と選び方は?

柿の旬は?

秋になるとよく見かけることのある旬ですが、柿の旬は10~11月です。

種類や栽培方法などによっては、8月中旬から収穫されるものもありますが、本格的な収穫は10月から。

イメージ通り、秋の季節が旬の果物ですね。

おいしい柿の選び方は?

1.柿のヘタが色の濃い緑色をしているもの

柿のヘタは色の濃い緑色のものがおすすめです。

柿に含まれる栄養素をはかるには、実の部分以外にもヘタの色で見ることができます。

2.ヘタが実にピッタリとくっついているもの

ヘタが実からだいぶ離れているものは避け、ヘタが実にピッタリとくっついている柿を選ぶようにしましょう。

3.鮮やかなオレンジ色をしているもの

鮮やかなオレンジ色をして、柿の皮にハリと艶があるものを選ぶようにします。

4.オレンジ色が実全体に均一についているもの

オレンジ色が実全体についているものがおすすめです。

ヘタの付け根までしっかりとオレンジ色がついている柿はなお良い柿です。

まとめ

・犬も与え方を守れば柿を食べることができる。

・柿にはみかんなどの柑橘系の果物の2倍以上のビタミンCがふくまれていて、犬のからだに良い栄養素が豊富に含まれている。

・柿は食物繊維と水分を多く含んでいるので、与えすぎるとお腹がゆるくなり下痢の原因になる。

・柿の種は消化できず、お腹の中で詰まる原因になるので与えてはいけない。

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