トントンと愛犬にタッチされることがありますよね?
テレビを見ているとき、家事をしているとき、くつろいでいるとき、前脚で飼い主さんの体をタッチする行動。
些細な犬の行動ですが、飼い主さんをタッチするしぐさには意味がありました。
今回はそんな犬のトントンとタッチするしぐさの意味と理由についてまとめてみました。
トントンとタッチするしぐさの意味とは?
かまって欲しい
かまって欲しい時にトントンとタッチします。
犬も退屈になったり、寂しくなったり、飼い主さんに甘えたい気持ちをもっています。
「ねえねえ、遊んで」「何してるの?」「寂しいよ、かまってちょうだい」と飼い主さんに気づいてもらうための行動です。
トントンとタッチをすることで自分の気持ちをアピールしているんですね。
他の人や、他の犬に飼い主が親しくしているとトントンとタッチすることもあります。
飼主さんが他の犬にとられたと思って、やきもちを妬いているんですね。
おねだりしている
飼い主さんがごはんやおやつを食べているときに「僕にもちょうだい」とタッチします。
もしかしたら分けてもらえるかも・・と思っているみたいですね。
また、前脚でタッチすることでごはんやおやつをもらえることが分かると違うことでも前脚でタッチする行動が多くなることがあります。
催促、お願いをしている
犬にも生活リズムがあり、体内時計があり、普段の散歩の時間やごはんの時間になると飼い主さんに知らせるようとします。
「ごはんちょうだい!」「散歩に連れってて!」とタッチをして自分の要求をアピールします。
また、飼い主さんのお出かけ前の行動を見つけると「僕も連れってて!」とお願いしたりします。
不安になっている
大きな音や聞き覚えのない音、見たことがない怖い物があると不安になってタッチすることもあります。
タッチではなく体の一部を飼い主さんにくっつけることもあり、「不安」「怖い」という気持ちを分かってほしい行動の現れですすね。
群れのリーダーである飼主さんと一緒にいることで、不安や怖い気持ちを紛らわせようとしています。
また、犬の観察力はとても優れていて、飼い主さんが元気がなかったり不安に思っている気持ちを察してタッチする犬もいます。
自分の方が上だと思っている
前脚でトントンとタッチする行動は、おねだりをしたり飼主さんをしたっている行動だけではないようです。
相手よりも自分の方が上だと思っているときに相手の肩の上に足を置くことがあります。
犬同士でひょいと立ち上がり相手の肩に手を置く行動と同じで、「自分の方が上だよ」「僕のほうが偉いんだ」という行動です。
トントンとタッチする理由?
犬がトントンとタッチするしぐさには理由がありました。
トントンとタッチする理由は、子犬の時にお乳や食べ物が欲しいとき、母犬に気づいてもらうために行動です。
前脚を片方あげてタッチする習性のことを「パピーリフト」と言います。
パピーリフトは子犬が自分の要求を母犬に伝えるための行動です。
成犬がトントンとタッチするのもパピーリフトの名残だと考えられいて、お手をすぐにマスターする理由ともいわれています。
やってはいけないこととは?
トントンとタッチをする行動に対して飼い主さんがやってはいけないことがあります。
タッチをされて食べ物をあげたり、散歩に連れて行ってしまったり、犬の要求やアピールに対してふいに応えてはいけません。
「自分の要求は通るんだ!」と思わせてしまう原因になります。
タッチをして要求がと通らないと怒ったり、暴れたりと我がままになってしまう原因になることも・・・
また「不安」「怖い」という気持ちの表れからくるタッチは不安や怖いといった気持ちの表れですね。
行動がエスカレートして壁や床をガリガリとかいてしまうとうことにも発展することがあります。
落ち着かせてあげることが大切で、撫でてあげたり優しく声をかけてあげましょう。
犬の行動を観察して、「何を要求しているのか?」「何を伝えようとしているのか?」飼い主さんは気づいてあげる必要があります。
まとめ
・犬が飼い主さんにタッチをする理由はパピーリフトからくる名残で、自分の気持ちや要求を伝えるための行動。
・タッチをするときの犬の行動を観察する必要があり、犬の行動、気持ちを考える必要がある。
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