犬が赤ちゃんを噛む事故はやきもちや嫉妬が原因?死亡事故の事例とその後についても

犬を飼っている家庭に新しい家族の赤ちゃんが来る日。

心配なことは、飼っている愛犬の反応です。

生後間もない赤ちゃんを犬がかみ殺したなんて事故もあるようで・・・

うちの愛犬に限ってはそんなことはないと思いたい。

でも、少し心配です。

今回はこんな犬が赤ちゃんを噛むということについてまとめてみました。

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犬が赤ちゃんを噛むって本当なの?

犬が赤ちゃんを噛むなんてことは考えたくもないのです。

しかし、犬が赤ちゃんを噛んでしまったという事故は色々な所で起こっています。

温厚な性格のゴールデンレトリーバー生後10か月の女の子をかみ殺したという事故は日本で起きています。

事故を起こしたゴールデンレトリーバーはふだんは吠えたり、噛みついたりという問題行動はな飼ったそうです。

飼い主さんもこんなことが起きるなんて全く予想していなかったみたいです。

突然、放し飼いにしていたゴールデンレトリーバーが赤ちゃんに噛みつき死亡事故にいたっています。

また、海外でも小型犬のテリアが赤ちゃんに噛みつく死亡事故やマスティフのミックス犬が赤ちゃんの頭を噛み重症を負わせる事故も起こっています。

この事故を起こした犬は普段はおとなしく、性格にも問題はない犬ばかりです。

飼い主さんもまさか、飼っている犬が赤ちゃんに噛みつくなんてことは想像していなかったでしょう。

しかし、赤ちゃんが襲われたり、噛みつかれたりする事故は多く確認されています。

おとなしい性格をしていても、犬が赤ちゃんに対して問題行動を起こさないとは限りません。

すべての犬が赤ちゃんに襲いかかったり、噛みついたりするとは限りません。

しかし、犬を飼っている飼い主さんは犬が赤ちゃんを巻き込んでしまう事故を起こしてしまうかもしれないと考える必要があります。

また、赤ちゃんや他の人を噛んでしまった犬と飼い主さんの関係には深い溝ができてしまいます。

やはり、ケガや死亡事故を起こした犬と生活をするということはとても難しいようです。

日本では、犬が人を噛んでしまった後の飼い犬に関しては、殺処分は義務付けられていません。

しかし、今回紹介した赤ちゃんを噛んだ犬のその後は殺処分という最後になっていました。

犬が赤ちゃんを噛む理由は?

犬が赤ちゃんを噛む事故について紹介しましたが、犬が赤ちゃんに噛みつくことにも理由があります。

赤ちゃんに本気で噛んでいなくても、犬が噛むということには色々な理由が考えられます。

そんな犬が赤ちゃんを噛む理由について紹介します。

環境が変わったことがストレス

赤ちゃんが家に来る理由は様々です。

ママの出産や知り合いの赤ちゃんが家に来るということもあるでしょう。

しかし、赤ちゃんが家に来るということは犬にとってはストレスになってしまっていることがあります。

ふだんの寝床の場所が変わったり、自分が過ごしていた空間が狭くなっていることもあるでしょう。

また、赤ちゃんには色々と手がかかることもあり、犬の散歩や遊びの量も減ってしまっています。

夜になると静かに寝ている時間も、泣くことが仕事の赤ちゃんには関係ありません。

また、赤ちゃんの面倒を見ているママやパパ、家族の緊張やストレスは犬も感じ取っています。

環境が変わったことがストレスになり、犬が赤ちゃんに対してストレスを感じてしまっていることが理由になっていることがあります。

やきもちや嫉妬から

犬が大好きな人は飼い主さんです。

そんな大好きな飼い主さんは赤ちゃんに構いっきりになってしまっています。

急に赤ちゃんが家にやってきた途端に、今まで自分をか構ってくれていた家族みんなも赤ちゃんに夢中です。

犬からしてみれば、自分のポジションを取られたとやきもちや嫉妬を感じてしまっています。

また、飼い主さんの犬への態度も知らず知らずのうちに変わってしまっていることがあります。

特に女性は出産後の影響でホルモンバランスの崩れや、赤ちゃんへの母性本能により強く犬への対応が変わることがあります。

出産後のママは犬が嫌いになったなんてこともあるようです。

私の友達のママも出産前は大の犬好きでした。

犬をしつけるときも赤ちゃん言葉で話しかける犬好きでしたが、出産後は赤ちゃんをかまっていることが多くなり、犬もそれを感じているようでした。

自分のほうが上だと思っている

犬が赤ちゃんを噛む理由には、犬が赤ちゃんを自分より下だと思っているのかもしれません。

飼い主さんやその家族との主従関係がしっかりできていても、急に家にやってきた赤ちゃんは犬にとっては下という立場になっています。

しかし、赤ちゃんにとってはそんな犬の上下関係は分かりません。

飼い主さんなら許していたことでも、自分より下だと認識してしまっている赤ちゃんの行動は許せません。

特に自分より下だと思っている人にからだや遊んでいるオモチャ、ごはんの邪魔をされると攻撃的になってしまうことがあります。

興奮してしまって

初めて赤ちゃんを見た犬にとっては、見たこともない姿、見たこともない赤ちゃんの匂いに興奮してしまう犬もいます。

また、多くな声で鳴く赤ちゃんの声に興奮する犬もいます。

悪気は全くなくても、興奮してしまって赤ちゃんに飛びついたり、噛みついてしまうとうことがあります。

遊びのつもり

犬が赤ちゃんと遊んでいるつもりで噛みついてしまうこともあります。

甘噛みがエスカレートしてしまって本噛みになってしまうこともあるので注意が必要です。

ふだんから噛み癖がある犬にとっては、私たちに甘噛みをして遊んでいるつもりで赤ちゃんにも同じように噛みついて遊ぶことがあります。

また、犬が遊んでいるつもりで甘噛みをしますが、力加減ができることはありません。

中には、赤ちゃんや子供に対しては歯を当てないように気を使うことができる犬もいます。

しかし、遊びのつもりで噛みついている犬にとっては、赤ちゃんと大人を区別することは難しいでしょう。

同じように噛まれても、赤ちゃんの肌はデリケートとなので傷になってしまうので注意が必要ですね。

ビックリした拍子に噛んでしまった

何かの拍子にビックリしてしまったことで、犬は噛みついてしまうことがあります。

ふだんは噛み癖がない犬でも大きな音や、急に体に触れられることに驚いて噛みついてしまうことがあります。

赤ちゃんの大きな鳴き声や、犬がごはんを食べていたり、オモチャに夢中で遊んでいるときにふと赤ちゃんに触れられたりすることで犬がビックリしてしまうことも。

特におとなしいかったり、気の小さな犬はビックリしてしまって反射的に噛んでしまうことがあるので気を付ける必要があります。

赤ちゃんを運ぼうとして

犬が赤ちゃんを噛む理由はやきもちや嫉妬、ストレスといったマイナス的な要因だけではありません。

ラブラドールレトリバーなど噛んでものを運ぶ習性のある犬にとって、母犬が自分の子犬の首もとを咥えて運ぶことはごく自然なことです。

母性本能から赤ちゃんを咥えて運ぼうと思って噛みついているようになっていることもあります。

しかし、赤ちゃんを咥えて運ぼうにも力加減が分からず、ケガをさせてしまう事故になってしまっていることもあるようです。

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犬が赤ちゃんを噛まないようにするには?

犬が赤ちゃんを噛むことについては、犬によっても理由は色々と変わってきます。

また、時間がたつにつれて、犬が赤ちゃんに対する意識も変わってくるでしょう。

犬が赤ちゃんを噛まないようにするには、まず犬が赤ちゃんに慣れるまでは距離を置くほうがいいですね。

初めて赤ちゃんを見た犬の行動は、犬によって様々です。

はじめから、赤ちゃんに対しての接し方を理解している犬はあまりいません。

犬も赤ちゃんの動きや、性質、飼い主さんの反応などを見て学習する時間が必要になります。

また、犬にとっても赤ちゃんを出迎えることになった後は、環境が変わったり、何らかのストレスがかかっているということを理解しなくてはいけません。

難しいことですが、赤ちゃんが来る前と同じように犬と接っしてあげることが大切です。

十分にコミュニケーションを取っていても、赤ちゃんにやきもちや嫉妬をしてしまうことがあります。

やきもちや嫉妬はストレスの原因になり、犬と赤ちゃんの関係にもよくありません。

ストレスの発散として十分に散歩や遊びの時間を作ってあげる必要があります。

しつけについても、赤ちゃんが来る前と同じように行うようにします。

マテスワレのコマンドをしっかりできることで事故の防止にもなります。

ふだんからおとなしい犬でも常に犬が赤ちゃんに接するときは監視する必要があります。

また、赤ちゃんのほうから、犬のほうに興味を持って近づいたりしてしまうことも十分に考えられます。

ゲージやクレートに入る習慣がない犬であれば、赤ちゃんが入るためのサークルを用意するのも一つの方法です。

どうしても目を離してしまうということも考えられるので、赤ちゃんがお家に来るまでにゲージやクレートに入る訓練をしておくといいですね。

赤ちゃんが噛まれてしまったときは?

赤ちゃんが噛まれてしまったときは、ケガの程度に関わらず必ず病院で診てもらうようにしてください。

いつも清潔にしている犬であっても、犬の口の中は色々な菌でいっぱいです。

小さな傷からでも、菌が入ってしまうことがあるので気を付ける必要があります。

病院に行く前にも応急処置として、まず傷口をしっかり流水などで洗い流すようにします。

出血の程度にもよりますが、止血の前にできるだけ早く傷口の菌を洗い流すようにします。

赤ちゃんが噛まれたときは傷の程度にもよりますが外科か整形外科に傷の治療をしてもらうようにします。

また、えぐれている、変形してしまっているようなひどい噛み傷のときは形成外科での治療が必要になります。

犬に噛まれたら何科の病院にいく?治療にかかる費用に保険は効く?

 

まとめ

ふだんは大人しい愛犬でも、赤ちゃんに対する反応は分かりません。

犬が吠えて、赤ちゃんが泣くくらいなら苦い思い出程度で済みます。

しかし、噛みついてしまって、赤ちゃんがケガをしてしまったりすると、愛犬と家族との関係にも悪い影響がでてしまいます。

赤ちゃんを迎え入れることで、犬には色々な影響が出るかもしれないということを飼い主さんは考える必要があります。

愛犬が赤ちゃんの良きパートナーになれますように。

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