犬は青魚を食べても大丈夫?アレルギーと調理方法の注意とは?

犬のごはんで気になることの一つが魚についてです。

魚の中にもいろんな種類があります。

サバやアジやサンマといった青魚は犬にとっては食べても大丈夫なものなのでしょうか?

また青魚を犬に与えるときの注意とはどういったものがあるのでしょうか?

今回はこんな犬が青魚を食べることについてまとめてみました。

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犬は青魚を食べても大丈夫?

犬は雑食性の生き物です。

ですが、食べえてもいい食材、食べてはいけない食材があります。

犬が青魚を食べてもいいの?という疑問ですが、青魚は食べても大丈夫です!!

与える量や調理方法をきちんと守れば青魚は犬にとってはとても栄養価の高い食材なんですね。

青魚に含まれる栄養素とは?

青魚にはタンパク質や脂質の他にも犬の健康をサポートする色々な栄養素が含まれています。

青魚に含まれる栄養素を紹介します。

ビタミンD,カルシウム

青魚には骨の生成や強化に働きがある、カルシウムが多く含まれています。

またビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きがあります。

DHA,EPA

DHAやEPAはサプリメントにも使われている成分の1つです。

脳の老化を防止したり、がん予防、皮膚の粘膜の状態をよくする働きがあります。

イワシ、サンマ、ブリといった青魚には他の魚の2~3倍以上のDHAとEPAが含まれています。

タウリン

動脈硬化の原因になる血中のコレステロールなどを体外に排出して、血流の通りをよくする働きがあります。

動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中などの生活習慣病のよぼうになります。

オメガ3脂肪酸

血液をサラサラにする役割があります。

血液がサラサラになることで生活習慣病の予防になることの他、認知症の予防にも効果があることが分かっています。

オメガ3脂肪酸を含んだ犬用のサプリメントは認知症予防で使用されることが良くあります。

関連記事: 犬の認知症の初期症状とは?予防には薬やサプリメントがいいの?

どのくらいの量を食べても大丈夫?

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青魚に含まれる栄養素は犬にとってはいいものばかりのように思えます。

しかし、体にいいからと言って与えすぎも良くないようです。

犬が食べてもいい青魚の量とはどのくらいなのでしょうか?

まず気になることが青魚のカロリーです。

青魚のカロリーですが、100gあたりに200~300㎉になります。

一日の必要カロリーの1/10程度を与えることがめやすになります。

体重が5㎏くらいまでの小型犬なら1日に必要なカロリーはおおよそ、550㎉程です。

青魚を与える量は20gほどが適量になると思います。

体重が20㎏以上の大型犬でも100g以上は与えすぎになってしまいます。

犬の体重に合わせた量を与えるようにしまししょう。

また、青魚に含まれる脂は他の魚に比べて消化が悪いので、与えすぎは下痢の原因になることもあります。

アレルギーについて

青魚の栄養素や与える量について紹介しましたが、もう一つ気になることがあります。

青魚のアレルギーについてです。

青魚を食べることで、アレルギーになった、ということを聞いたことはないでしょうか?

「もしアレルギーがあるなら、青魚は犬に与えないほうがいいのでは?」と思うはずです。

青魚を食べることによって心配されるアレルギーについて紹介します。

ヒスタミン中毒

青魚に含まれるアミノ酸の一種でヒスチジンという物質があります。

このヒスチジンがアレルギーの原因になっています。

鮮度の低い魚がこのヒスジタミンが多くなりやすく、ヒスチジンからアレルギー物質のヒスタミンが生成されます。

ヒスタミンは加熱処理をしても分解されにくい成分です。

たくさんのヒスタミンを取ってしまうとアレルギーを起こしやすくなります。

魚の鮮度に大きく関係している成分です。

鮮度が悪い魚は、アレルギーの原因になってしまうことがあります。

アレルギーを起こすと、皮膚に影響が出ることが多く、赤くなったり、かゆみが出ることもあります。

もし、青魚を与えた後に体をかいていることが多くなった時はアレルギー反応を起こしているかもしれません。

ひどくなると、激しい嘔吐や下痢になることもあります。

鮮度がいい青魚はアレルギーの心配はあまりないとされていますが、与えすぎには注意が必要です。

犬に与えるときは特に鮮度がいい青魚を与えるようにしましょう。

調理方法の注意とは?

犬に青魚を与えるときの調理方法について紹介します。

火を通すこと

生のままで与えることは厳禁です。

寄生虫などの心配や食中毒の原因にもなります。

必ず火を通してから与えるようにします。

調理方法は煮つけがおすすめです。

油を使わずに調理できて、骨まで柔らかく煮ることができます。

骨やヒレに注意!!

サバやサンマなどの骨やヒレは加熱しても骨が硬いまま残ってしまっていることがあるので、犬に与えるときは骨を取り除くようにしましょう。

しかし、骨はカルシウムなどが多く含まれています。

もし骨も犬に与えたいときは、食べれるくらいまで、柔らかく煮込むか、ミキサーにかかて、粉々にするようにしてください。

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大きな骨やヒレには注意が必要です。

塩分に注意

塩サバなどの塩分を多く含んでいる青魚は注意が必要です。

塩によって下処理されている青魚は避けるようにしましょう。

まとめ

・犬は青魚を食べても大丈夫。

・青魚は犬にとって体にいい成分が多く含まれているが、与えすぎには注意が必要。

・青魚を食べることによって心配されるアレルギーはヒスタミン中毒がある、鮮度に関係しているアレルギーで与える青魚の鮮度に注意が必要。

・青魚の調理方法は、火を通すこと、大きな骨やヒレに注意すること、塩サバなどの塩分を多く含む青魚は避ける。

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