2月3日の節分の日。
「鬼は外。福は内。」
豆まきの後は、みんなで決まったほうを見ながら恵方巻を食べます。
恵方巻は縁起物の一つです。
家族の一員の愛犬にも恵方巻を食べさせてあげたいと思ったことはありませんか?
犬も恵方巻を食べることができるのでしょうか?
今回はこんな犬が恵方巻を食べることについて紹介します。
犬は恵方巻を食べても大丈夫?

2月3日の節分の日。
たくさんの人が恵方巻を食べるんじゃないでしょうか?
そんな恵方巻ですが、犬も恵方巻を食べることができるのでしょうか?
恵方巻には色々な具材が入っています。
色々な具材が入っているので、犬が食べることができるのか心配になりますよね?
でも、愛犬と一緒に節分の日に恵方巻を食べたいというのが飼い主さんの思いなんじゃないでしょうか?
恵方巻の中にも犬が食べることができる食材と、食べることができない食材があります。
犬が食べることができる食材を使えば、犬も食べることができる恵方巻を作ることができます。
おいしい恵方巻を家族みんなで食べたいですよね?
家族と愛犬が一緒に食べることができる恵方巻について紹介しいたいと思います。
恵方巻を食べる理由は?
冬から春になる時期を一年の境目として、「立春」は新年と同じくらい大事な日として大切にされていました。
豆をまいて鬼を追い払う行事として一緒に恵方巻が食べられるようになりました。
恵方巻の起源は諸説あり、江戸時代から明治時代にかけて大阪の花街が始まりだとされています。
商人たちが芸遊びをしながら商売繁盛を願って食べるようになったのが始まりだと言われています。
恵方巻と呼ばれるようになったのは、最近のことで当時は「太巻き寿司」「丸かぶり寿司」と呼ばれていました。
縁起物ということで「恵方巻」という商品で販売されたことで全国的に認知されるようになりました。
商売繁盛を願って食べたのが始まりですが、現在では商売繁盛の意味以外にも無病息災などの意味も含まれています。
最近では、恵方を向いて一気に食べることで縁起の良い食べ物だとされています。
2019年の恵方は「東北東」になります。
恵方巻の7つの具材は?
恵方巻には色々な具材が使われています。
もともと太巻きの巻き寿司であれば「この具を用いなくてはならない」という決まりはないそうです。
ただ、中に巻く具材の種類は、七福神の「7」に由来して7種類というのが基本とされています。
七福神に見立てた7種類の具を巻くことで、「福を巻く」とされています。
また、特に決まりはない恵方巻きの具材ですが、やはり縁起担ぎの意味のある具材を使うことが多いです。
縁起担ぎの定番としてよく使われる具材は、次の7つです。
1、しいたけ煮
しいたけの傘の形が、戦場で兵士がかぶる防具に似ていることから、災いから身を守ってくれるという縁起の良い意味があります。
しいたけは火を通すことで犬も食べるいことができる食材です。
2、うなぎ
恵方巻にうなぎを入れることには色々な意味があります。
「うなぎのぼり」という言葉があるように、縁起が良い食べ物の意味があります。
また、関西ではうなぎの腹を割って食べることから、「腹を割って話して商売繁盛につながる」
という意味で、商売繁盛の意味も含まれている食べ物です。
うなぎも火を通して調理することで犬が食べることができる食材です。
他の魚に比べても犬のからだに良い栄養素をたくさん含んだ食材です。
伊達巻はその黄色い色が縁起が良いとされています。
金運につながる金色を連想させ、おせち料理やお祝いの場でもよく使われることがある料理です。
卵も熱を通すことで犬も食べることができます。
味付けは、犬が食べることができるようにする必要があります。
4、桜でんぶ
桜でんぶは原料に使われている鯛が縁起が良い食材ですね。
市販で販売されている桜でんぶには鯛ではなく、鱈が使われていることがよくあります。
鯛と鱈は白身魚ですが、どちらも犬が食べることができる食材です。
ただ、しはんで販売されている桜でんぶは砂糖や塩などの調味料がたくさん使われています。
桜でんぶは家庭でも手作りで作ることができるので、薄めの味付で作ってみましょう。
5、きゅうり
きゅうりは河童の好物ということは有名でね。
河童の好物のきゅうりを食べることで、水難から見えを守る意味や、水に関係する仕事に縁起が良いとされています。
きゅうりは犬も食べることができる食材です。
きゅうり自体には栄養価はあまりありせんが、水分を多く含んでいるので暑い時期などの水分補給に与えるのもいいですね。
6、かんぴょう
恵方巻に使われるようなかんぴょうは細長いものを使われていますよね?
「長生きができるように」という意味や「縁結び」にもご利益があると言われています。
きゅうりと同じウリ科の食材で犬もかんぴょうを食べることができます。
きゅうりと違って含まれる食物繊維が多いことが特徴的な食材です。
7、エビ
エビは曲がった腰と長い髭から、長生きを連想させる食材です。
「長寿の象徴」という意味や、脱皮をすることから「新しく生まれ変わり生長する」という意味もあります。
伊達巻と同じように、おせち料理やお祝いの場でもよく使われる食材です。
恵方巻に使われるエビは火を通しているエビと生のままのエビが使われていることがあります。
生のままのエビは犬が食べてしまうと危険な食材です。
エビに含まれるチアミナーゼという成分により中毒症状を引き起こしてしまうことがあります。
火をしっかり通すことで、チアミナーゼは破壊されるので犬も食べることができます。
しかし、エビは犬にとってあまり消化の良い食材ではありません。
エビを犬に与えるときは注意が必要な食材ですね。

恵方巻によく使われる7つの食材について紹介しました。
ほとんどの食材が犬も食べることができます。
ただ、人が食べるように味付けされた具材は犬のからだにはあまり良くありません。
火を通す必要がある食材はしっかりと火を通して、味付けもできるだけ薄味にしてあげるほうがいいですね。
紹介した7つの食材は、そのままでも犬にとってはおいしく食べることができる食材です。
安心して手べることができるように、手作りの恵方巻を作ってみるのもいいですね。
恵方巻にいれる具材も特にこだわりがなければ、他の食材を入れてみるのもいいですね。
恵方巻の与え方は?

大きな海苔に酢飯をしいて、7つの具材を入れて太巻きにすれば恵方巻の完成です。
恵方巻はその年の縁起が良い方角を向いて、黙ってもくもくと食べることがルールになっています。
そんなことで、愛犬にも恵方巻を1本、ドンと与えるのはちょと・・・
そんなことをする飼い主さんはいないと思いますが・・・
恵方巻は「縁を切らないように」切らないでそのまま食べることが鉄則とされています。
そのままの状態の恵方巻でも犬は喜んで食べますが、やはり大きなままの恵方巻を犬に食べさせれのは危険です。
犬は食べ物を丸呑みにしてしまうことがほとんどです。
大きなままの恵方巻を与えてしまうと、喉に詰まらせる危険やうまく消化ができなくなる原因になってしまいます。
恵方巻を切るということは縁起の上ではよくないこととされていますが、そこは少し目をつぶって犬が食べやすいように小さくカットしてあげましょう。
また中に入れる具材も小さくカットしてから入れるようにしてあげるといいですね。
かんぴょうなどの具材は細長いものを恵方巻にいれますが、犬が消化しやすいように細かくカットしてから入れるようにしましょう。
また、消化の悪い食材はできるだけ避け、消化の良い食材中心に作ってあげるといいですね。
犬は雑食性の動物ですが、食物繊維を多く含む食材の消化は苦手です。
普段から野菜などの消化が苦手な犬であれば、鶏のささみや魚肉を代わりに入れてあげるといいですね。
具材につかわれている食材の味付けには注意が必要です。
スーパーなどで販売されてる食材はほとんどが、人が食べるよに味付けされたものです。
ほとんどの食材には、砂糖や塩がたくさん使われています。
人が食べるための味付けは犬のからだには必要ありません。
犬にとっては味付けされた具材のほとんどが、濃い味付けになってしまっています。
できれば安心して食べることができるように手作りしてあげるといいでしょう。
酢飯に使うお酢にも注意が必要です。
お酢の種類には、米が原料になっているものや、果物が原料になっているものがあります。
酢飯には米酢が使われることがほとんどで、米酢には犬に危険な成分は含まれていません。
しかし、果物が原料で作られたお酢の中には犬のからだに危険な成分が含まれたお酢もあります。
酢飯には一般的につかわれる米酢を使うようにしましょう。
また、お酢の匂いは犬が嫌いな匂いの一つです。
まったく平気な犬もいれば、苦手な犬もいます。
また、酢飯なら平気な犬もいるので恵方巻を食べさせる前に少し食べさせて、おいしく食べているか見てあげるといいですね。
お酢の臭が苦手な様子なら、お酢は避けてあげるほうがいいでしょう。

まとめ
縁起物の恵方巻。
愛犬にもおいしい恵方巻を食べさせてあげたいと思う飼い主さんもいると思います。
恵方巻は7つの縁起のよい食材を入れますが、愛犬も安心して食べることができる7つの食材を入れれば犬も恵方巻を食べることができます。
節分の日においしい恵方巻を愛犬と楽しむことができれば幸いです。
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