犬が鼻であなたの手をグイっと持ち上げるしぐさを見せるときはないでしょうか?
鼻で手を持ち上げるしぐさには犬の気持ちや飼い主さんに対する要求がありました。
今回はそんな犬が鼻で手を持ち上げるしぐさについてまとめてみました。
目次
犬が鼻で手を持ち上げる意味は?

愛犬があなたに鼻先を使って手をグイっと持ち上げるしぐさをすることがあります。
甘えているのかな?と単純に思うこともありますが、このしぐさにはいろいろな意味がありました。
ごはんをちょうだい
鼻を使って手を持ち上げるしぐさの意味の1つがごはんやおやつをおねだりしているようです。
ごはんの時間になってお腹がすいてきたり、おやつが欲しい時に飼い主さんにおねだりをしているんですね。
また、飼い主さんがた食べているものが欲しくておねだりすることもあります。
散歩の途中でも、少し前におやつをくれた人の家の近くを通ったりしても、
「おやつをもらおう!!」と飼い主さんにアピールすることもあります。
散歩に連れてって
散歩の時間になると、「散歩に連れてって~!!」と鼻で手を持ち上げて飼い主さんいアピールします。
飼い主さんがお出かけの準備をしているときも、「僕も連れって~!!」とアピールすることもあります。
散歩やお出かけに行きたいときに、飼い主さんにお願いしている様子ですね。
遊んでほいい、構ってほいい
飼い主さんに遊んでほしい、構って欲しい時にも鼻で手を持ち上げて催促をすることがあります。
鼻で手を持ち上げた後、飼い主さんを遊びに誘うようなしぐさを見せたり、おもちゃを持ってくることもありますね。
撫でてほしい
撫でてほしい時にも飼い主さんに鼻で手を持ち上げて催促します。
飼い主さんが犬に気づくと、ゴロンとお腹を見せて「撫でて~」と言っているようにアピールしたりしますね。
また、鼻で飼い主さん手を持ち上げたあと背中をスリスリとすりよせるしぐさも撫でてほしい気持ちの表れです。
どいてほしい
グイっとといった感じではなく、強く鼻を使って飼い主さんの手を持ち上げるときもあります。
遊んでほしいや撫でてほしいといった犬が飼い主さんにする要求とは少し違うようです。
自分の寝床やお気に入りのおもちゃがある場所に飼い主さんが座ってしまたっりしているときに見せるしぐさです。
「ごめんね、邪魔だよね。」と言いたくなると思いますが、この行動を見せたときは主従関係に問題があるかもしれません。
飼い主さんが犬よりも立場が上というように、主従関係がはっきりしているなら、犬の寝床やおもちゃの近くにいても犬は何とも思いません。
こんな行動を見せるようになっているときは、少し犬との関係を考える必要があるのかもしれません。
犬の要求には応えてはいけない理由とは?
飼い主さんの手を持ち上げるしぐさには犬の気持ちや飼い主さんに対する要求がありました。
愛犬が飼い主さんにお願いをしていることに対して応えてあげたいと思うことは自然なことです。
しかし、犬のお願いや要求に応えてしまうと飼い主さんと犬との主従関係に悪い影響が出てしまうこともあります。
犬の要求に応えてしまうと
犬が飼い主さんに対して、お願いしていることや要求に対して応えてしまうことは犬との主従関係を悪くする原因になります。
犬がお願いしたことや要求するしぐさはとてもかわいく見えたり、ときによっては母性本能をくすぐられるような気持になります。
しかし、この犬のお願いや要求に応えてしまうと、犬が飼い主さんは何でも言うことを聞いてくれると勘違いし始めるのです。
さらに、このお願いや要求に応える行動をとり続けると、犬の言いなりになってしまって主従関係が逆転してしまう原因になってしまうのです。
主従関係が逆転してしまうと、犬のお願いや要求の仕方がさらにエスカレートしてきます。
鼻で手を持ち上げるくらいだった行動が、吠えたり、噛みついたりと激しいものに発展していますこともあります。
そうならないためにも、犬のお願いや要求に対しえてみやみやたらに応えてはいけないんですね。
また、主従関係がが逆転してしまうことは犬の精神面にも悪い影響が出ます。
犬は群れに頼れるリーダがいることが1番の安心になります。
自分がリーダーになってしまうと、吠えたり、噛みついたりという問題行動も出ますが、リーダーになってしまうことでストレスを抱えてしまうことがあります。
自分が群れのリーダーになると「群れを守らなきゃ!!」と不安になってしまったり、常に緊張している状態になってしまうんですね。
犬の要求に応えないためには?

犬のお願いや要求にむやみに応えてしまうと、犬との主従関係が逆転してしまうことになってしまいます。
犬のお願いや要求に対しては完全に無視をすることが1番です。
犬がお願いや要求をしているときは、基本的には無視です。
「どうしたの?」「散歩に行きたいの?」などと声をかけてもいけません。
飼い主さんは家族という群れのリーダーなので犬のお願いや要求に対しては応えてはいけません。
しかし、犬のお願いや要求に対して完全に応えないというのも飼い主さんにしてみては心苦しいものですよね。
そんなときは、少しタイミングをすらしてから犬がお願いしていることや要求に応えるようにしましょう。
少し時間がたってから、飼い主さんの始動でごはんを与えたり、散歩に連れて行くようにしてください。
ごはんや散歩に連れて行くときも、「マテ」「スワレ」などのコマンドを挟むことで、より飼い主さんが始動となる行動になります。
犬のお願いや要求に応えないと、なんだか犬に悪いことをしている気持ちになりますが、そこはぐっと我慢しましょう。
犬が落ち着いてから、飼い主さんの始動で行動を始めるということがポイントです。

まとめ
・犬が鼻で手を持ち上げる行動には飼主さんへの「ごはんがほしい、散歩に連れって。」などのお願いや要求。
・犬の飼主さんに対するお願い要求にむやみに応えてしまうと、主従関係が逆転してしまうこ原因になる。
・犬のお願いや要求には、無視をすることが1番で、タイミングをずらしてから飼い主さん始動で行動するようにする。
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