お寿司や海鮮丼でよく見るイクラ。
魚はたくさんの栄養素が入っています。
与え方を守れば犬にとっても体にいい食材です。
魚を食べることができる犬にとって、イクラは食べることができるのでしょうか?
今回はこんな犬がイクラを食べることについてまとめてみました。
犬がイクラを食べても大丈夫?

犬は魚を食べることができます。
魚には、犬のからだに良いとされる栄養素がたくさん入っています。
サケの卵のイクラですが、犬はイクラを食べることはできるのでしょうか?
与え方に注意が必要ですが、犬もイクラを食べることができます。
イクラの栄養やイクラの与え方について紹介します。
イクラの栄養素は?
イクラに含まれる栄養素の1つが脂肪酸のDHAとEPAです。
青魚にも多く含まれていますが、イクラに含まれるDHAとEPAの量はサンマやイワシの青魚よりも多い量が含まれています。
DHAとEPAは高脂血症や動脈硬化の予防効果、アレルギー体質の改善にも効果があります。
また、脳の老化を防止したり、がん予防、皮膚の粘膜の状態をよくする働きもあります。
また、イクラにはカルシウムの吸収を促す働きがあるビタミンDや、体の調子を整えるビタミンAが豊富に含まれています。
イクラの赤い色はアスキサンチンと呼ばれる成分で、色々な病気の原因になる活性酵素から体を守る働きがあります。
イクラのカロリーは?
気になるイクラのカロリーは?
イクラ100gあたり272㎉ほどになります。
お寿司の一貫当たりに使われているイクラは10gくらいになり、大さじスプーン1杯が15gくらいです。
ドッグフードは100gで300㎉ほどになるので、ドッグフードとと同じくらいのカロリーということになります。
イクラに含まれる塩分は?
イクラは塩漬けや醤油漬けにしたものが多くありますが、醤油漬けにされたものが多く見かけられます。
気になるイクラに含まれる塩分は?
イクラ100gあたりに含まれる塩分は、2.3gほどになります。
犬も最低限の塩分は必要ですが、1日に必要とされる塩分の量は約2~5g程です。
100gものイクラを犬に与えることはないと思いますが、やはりイクラに含まれる塩分は気になりますね。
塩漬けにする理由とは?
そもそも、イクラを塩漬けにする理由はなぜなんでしょうか?
日本でイクラを食べ始めるようになったのは、大正時代です。
ロシアからイクラを食べる文化が伝わり、イクラを保存するために実験的に塩漬けにしたものが始まりです。
イクラは生きた魚の卵ですが、サケのお腹の中から出すと雑菌が繫殖しやすくなります。
イクラを塩漬けにすることで、雑菌の繁殖を抑え、イクラを腐にくくさせるためです。
現在では、よりおいしく食べることができるように、醤油漬けにすることが主流になっているようです。
イクラの与え方は?
犬にイクラを食べさせることができますが、やはり与え方に注意が必要です。
与えすぎは塩分の過剰摂取になってしまいます。
また、与えすぎはカロリーオーバーになり肥満の原因になってしまいます。
イクラを与えるときは、ドッグフードに少しのせてあげるくらいがいいでしょう。
小型犬なら、大さじスプーン1杯、大型犬なら大さじスプーン2~3杯くらいがいいと思います。
イクラは消化に悪い?
イクラを少し食べるくらいは犬のお腹に負担がかかることはありません。
しかし、イクラにはたくさんの脂が含まれています。
魚の脂は犬のからだに良い物とされていますが、お腹の調子が悪い犬や、シニア犬などはこのイクラの脂を上手く消化ができません。
お腹の調子が悪い犬や、シニア犬にはイクラを与えるのは控えたほうがいいですね。

まとめ
・与え方を守えば、犬もイクラを食べることができる。
・犬に与えるイクラの量は、小型犬なら、大さじスプーン1杯、大型犬なら大さじスプーン2~3杯くらいが目安。
・お腹の調子が悪い犬や、シニア犬はイクラの脂を上手く消化できないのでイクラを与えることは控えたほうが良い。
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