毎年節分の時期になるとイワシを食べる過程も多いのではないでしょうか?
イワシの身はおいしいので犬にも食べさせてあげたいと思う方もいますよね。
でも犬はイワシを食べても大丈夫なのでしょうか?
今回は犬がイワシを食べることについてまとめてみました。
目次
犬はイワシを食べても大丈夫?

犬はイワシを食べても大丈夫です。
イワシには犬にも嬉しい栄養素がたくさん含まれています。
では、どんな栄養素が含まれているのでしょうか?
イワシに含まれる栄養素について紹介します。
イワシに含まれる栄養素は?
イワシに含まれる栄養素と犬の健康効果について紹介します。
・DHA(ドコサヘキサエン酸)
犬の脳の健康にとても重要な役割を担うのがDHAです。
シニア犬に認知症予防や学習能力や記憶力の向上が期待できます。
犬が色々なことを覚えるためには大切な栄養素ですね。
・EPA(エイコサペンタエン酸)
EPAは犬の血液にとても大切な働きをしています。
悪玉コレステロールを減らしたり、血栓を予防する効果が期待できます。
・ビタミンE
ビタミンEは細胞の酸化を防ぐ効果が期待できるので、犬の老化防止に役立ちます。
犬も年をとると老化してくるのでビタミンEを摂取して老化を防いであげましょう。
カルシウム
カルシウムは犬の歯の形成にはかかせない栄養素です。
そのほかにも犬のストレスを軽減したり、基礎代謝を高めて体温を上昇してくれる効果があるのです。
・ビタミンD
ビタミンDはカルシウムの吸収をサポートしてくれる栄養素です。
そしてカルシウムと同じくビタミンDも犬の骨にいいのです。
カルシウムとビタミンDを合わせて食べることができるイワシは犬のからだに良い食材と言えます。
・マグネシウム
このマグネシウムも犬の骨や歯を丈夫にしてくれる栄養素です!
摂取させてあげて骨や歯を丈夫にしてあげましょう。
・ビタミンB群
イワシには豊富なビタミンB群が8種類含まれています。
主な働きはエネルギー代謝の補酵素です。
犬の散歩や運動などにはかかせない栄養素ですね。
イワシのカロリーは?
イワシはマイワシで100gあたり217kcalです。
同じ青魚のアジと比べても、2倍ほどのカロリーになっています。
イワシに含まれう栄養素は犬の健康に大切なものばかりですが、カロリーオバーにならないように与える量には注意が必要ですね。
犬の主食のドッグフードは100gあたり300kcalほどですがイワシは少しカロリーが高いといえますね。
イワシを犬に与えるときに注意することは?
イワシは犬にとっても健康によく、美味しい食材ですが、犬に与えるときに注意することはあるのでしょうか?
イワシを犬に与えるときに注意することについて紹介します。
イワシの骨に注意!!
イワシには小骨がたくさんあります。
小さな小骨とは言え、魚の骨は犬にそのまま食べさせるのはおススメはできません。
犬は丸呑みする習性があるので、骨まで丸呑みしてしまうと喉をつまらせたり、胃腸を傷つけてしまう可能性があります。
しかし、イワシの骨を全て取り除くのは大変ですよね。
なので、茹でて骨まで柔らかくしてあげるといいですね。
犬に魚の骨を食べさせても大丈夫?骨が刺さった時の症状と対処方とは?
生のイワシは与えてはいけない?

イワシを含め青魚にはヒスタミンという食中毒になる危険性があります。
ヒスタミンは加熱しても死滅することがないのです。
このヒスタミンは鮮度が落ちた魚に多く含まれています。
そのほかにもイワシにはアニキサス寄生虫がいます。
生きたままのアニキサス寄生虫を犬の体内に入れると嘔吐や下痢を繰り返し激しい痛みをともないます。
生で与えるのも、問題はないのですがイワシに寄生している寄生虫のリスクを考えると加熱したものを与えるほうがいいでしょう。
また、犬にイワシを与えるときは必ず新鮮なものを与えるようにしてくださいね。
イワシの調理法は?

先述したようにイワシにはたくさんの小骨があります。
犬が骨ごと飲み込んでしまっては危険なので、茹でて骨まで柔らかくしてあげると犬も食べやすいですね。
また、加熱したイワシを細かくしてあげます。
イワシのつみれなんかはおススメのレシピです。
犬が食べることができる野菜と一緒につみれにすることで、他の食材の栄養素も一緒に食べさせてあげることができますね。
また、イワシのつみれにすることでイワシの小骨の心配もなくなります。
イワシと合わせて食べさせたい食材は?
先ほど紹介したイワシのつみれの他にも、イワシと他の食材を一緒に茹でたり、スープにして食べさせるのもおススメですね。
大根や人参と合わせてドッグフードにトッピングしてあげると犬の食欲が増進するでしょう。
野菜が苦手な犬も、イワシと合わせて食べることで苦手な野菜も食べやすくなりますね。
アレルギーについて
犬によって、食材がからだに合うかどうかは個体差があります。
初めて犬にイワシを与える場合は少しだけにしておき、様子を見るようにしましょう。
もしイワシを食べた犬に
からだを痒がる
目が充血している
発疹
下痢
嘔吐
などの症状が見られた場合はアレルギーの可能性があるのですぐに、動物病院で受診するようにしてくださいね。
美味しいイワシの選び方は?
イワシを犬に食べさせるなら、鮮度のいい美味しいイワシを食べさせてあげたいですよね?
鮮度のいい美味しいイワシの選び方は、目が綺麗で澄んでいるイワシを選ぶといいですね。
目が赤くなっていたり濁っているものは鮮度が落ちているので、目が綺麗なものを選ぶといいです。
からだにはツヤがあってハリがあるものを選びましょう。

まとめ
イワシは他の魚よりも価格が手頃なので食卓に並ぶことが多い家庭もあるかもしれませんね。
イワシは犬も食べれる食材ですが、与えるときは茹でて骨まで柔らかくしてあげてくださいね。
また食べやすい大きさにカットしてあげるといいですね。
犬に与えるときは必ず新鮮なものを与えるようにしましょう。
イワシは犬にとっても健康にいい栄養素をたくさん含んでいるので、美味しいイワシを犬にも食べさせてあげたいですね。
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