かまぼこは茶碗蒸しやおかめそば、雑煮などの具材としてよく使われています。
そのまま食べてもおいしいですよね?
知っている人は多いと思いますが、かまぼこは魚のすり身で作られいます。
魚が苦手な人も、かまぼこなら食べれる人もいるんじゃないでしょうか?
そんなかまぼこを「犬にも食べさせてみたい。」と思った飼い主さんはいないでしょうか?
今回はこんな犬がかまぼこを食べることについてまとめてみました。
かまぼこの材料は?

かまぼこは魚のすり身で作られていることは皆さんもご存じだと思います。
魚のすり身の他にどんな食材が使われているのでしょうか?
かまぼこに使われている食材は・・・
・タラ、グチ、イトヨリ、サメなどの魚の身
・デンプン
・塩
・卵白
原料となる魚のすり身に、デンプンや卵白をつなぎとして混ぜ合わせたもので、かまぼこの身が固まるように塩が加えられています。
かまぼこの栄養は?

魚の身が多く入っているかまぼこの栄養について紹介します。
かまぼこに含まれる栄養は・・・
・タンパク質
・脂質
・炭水化物
・ビタミンD
・ビタミンB12
・ナトリウム
・カルシウム
・マグネシウム
かまぼこには犬のからだや骨を作るための、タンパク質やカルシウムが豊富に含まれています。
また、ビタミンDはカルシウムの吸収をよくする効果があります。
かまぼこは魚の栄養をそのまま食べることができる食材です。
かまぼこのカロリーは?
気になるかまぼこのカロリーですが、スーパーなどで販売されているかまぼこ1本あたり、150gほどになります。
かまぼこ100gあたりのカロリーは約100㎉です。
うどんなどに入っている、かまぼこ一切れが約10gほどなので、かまぼこ一切れ10㎉ということになります。
ドッグフードは100gで300㎉ほどになるので、ドッグフードに比べると低カロリーな食材といえるでしょう。
犬はがかまぼこを食べても大丈夫?
魚の栄養を食べることができて、低カロリーな食材のかまぼこですが、犬はかまぼこを食べても大丈夫なのでしょうか?
犬にかまぼこを食べさせることは避けたほうがいいでしょう。
犬にかまぼこを与えてはいけない理由は、かまぼこに使われている塩です。
また、市販のかまぼこには添加物も多く使用されているので犬に食べさせることは避けたほうがいいでしょう。
塩分と添加物の危険について紹介します。
塩分と添加物について

市販で販売されてかまぼこには1本あたり約3gの塩が使われています。
犬も最低限の塩分は必要ですが、1日に必要とされる塩分の量は約2~5g程です。
少量のかまぼこなら、1日に摂る塩分量を超えることはありませんが、ごはんの量と同じようにかまぼこを食べさせることは危険です。
かまぼこに使用されている添加物は、保存料と着色料が使用されています。
保存料はもちろんのこと着色料はかまぼこの見た目をよくすることが目的として使われているので、味や栄養には何の関係もありません。
かまぼこの赤色やピンクに見える部分は魚から出ている色ではなく着色料によって色付けされたものです。
保存料、着色料は犬にとっては必要のない物です。
犬にかまぼこを与えるには?
市販で販売されているかまぼこは塩、添加物が多く使われているので犬に与えることは避けるべきです。
しかし、かまぼこは魚の栄養がたくさん入った食材です。
犬に安全にかまぼこを与える方法を紹介します。
ペット用で販売されているかまぼこ
ペットショップや通販で、犬が食べることができるかまぼこが販売されています。
犬が食べることができるように、塩の量が調整されているので安心して与えることができます。
かまぼこを手作りする
かまぼこを手作りしてみてはいかがでしょうか?
フードプロセッサーとすり鉢、蒸し器があればかまぼこを作ることができます。
塩の量の調整もできて、無添加のかまぼこを作ることができます。
しかし、塩の量を減らしてしまうとかまぼこの身がプリプリに仕上がらない魚の種類もあります。
スケトウダラやサバ・マグロ・サンマなどの赤身の魚はいれる塩の量を減らしてしまうとプリプリに仕上がりにくい魚の種類です。
少ない塩でプリプリのかまぼこを作るにはグチ・エソ・オキギス・ムツなどの魚を使うといいでしょう。

まとめ
かまぼこは魚の栄養素を多く含んだ食材です。
しかし、人が食べるために作られたかまぼこは、塩分、添加物を多く使用されているので無理に与える必要はないですね。
それでも、愛犬においしいかまぼこを食べさせてあげたいときは、ペット用のものか、手作りのかまぼこをごちそうしてみてはいかがでしょうか?
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