犬はカツオを食べても大丈夫?刺身はダメ・たたきは大丈夫な理由は?

カツオのたたきって美味しいですよね。お刺身コーナーにいくと、つい目がいってしまいます。

玉ねぎのスライスとカツオのたたきを一緒に食べるのなんて最高ですよね!(笑)

魚って猫が好きなイメージがつよいですが犬はカツオを食べても大丈夫なのでしょうか?

今回はこんな犬がカツオを食べることについてまとめてみました。

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犬はカツオを食べても大丈夫?

犬に食べさすと喜んでくれるであろう、カツオですが与えても大丈夫なのでしょうか?

犬にカツオを与えても大丈夫です。

カツオは高タンパクなので犬の体にもいいとされています。

ですが、、、生のカツオは危険なのです。

そんな犬が食べることができるカツオの栄養素や生のカツオが危険な理由について紹介します。

カツオに含まれる栄養素は?

犬が食べることができるカツオの栄養素について紹介します。

・DHA(ドコサヘキサエン酸)

カツオに含まれる、ドコサヘキサエン酸には、犬の脳の働きを活性化してくれる効果があります。

この栄養素は体内で生産することのできない必須脂肪酸の1つです。

シニア犬の認知症予防に効果が期待できます。

・EPA(エイコサペンタエン酸)

エイコサペンタエン酸には血液をサラサラにする働きがあります。

エイコサペンタエン酸も犬の体内ではほとんど作ることの必須脂肪酸の1つなのです。

・タンパク質

カツオにはタンパク質が豊富に含まれています。

このタンパク質は犬からだを作ることににはかかせない栄養素です。

筋肉をつける手助けもしてくれます!

カツオは高タンパク質なので、手軽にタンパク質を摂取できるオススメの食材です!

・ビタミンB 

エネルギーの代謝には欠かせないのがこのビタミンB2です。

エネルギーの消費が多いほどビタミンB2を摂取しないと、口内炎が出来た、目が充血している、などの欠乏症になったりもします。

運動量が多い犬にとっては欠かすことができない栄養素です。

カツオのカロリーは?

カツオのカロリーはカツオのを水揚げする時期でかわってきます。

春のカツオは100gあたり114kcalです。

秋のカツオのカロリーは100gあたり165kcalです。

この違いって何から来ていると思いますか??

この違い、実はカツオの脂質の量が違うからなんです。

秋に水揚げされた、カツオの方が脂が乗っています!

犬にカツオを食べさせるときの注意点は?

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犬はカツオを食べることができます。

しかし、スーパーなどで売られているカツオはたたきにされたものがほとんどです。

犬にカツオを食べさせるときは、生のカツオは大丈夫なんでしょうか?

犬にカツオを食べさせるときに注意することについて紹介します。

刺身はダメ・たたきは大丈夫な理由は?

生のカツオに含まれる栄養素には犬のからだには問題になるものはありません。

しかし、カツオには注意することがあります。

スタミン食中毒や、アニキサス寄生虫というものがあるのです。

 

ヒスタミン食中毒は、ヒスタミンという成分を含んでいる魚を摂取して発症する食中毒です。

このヒスタミンは味が変わるほど鮮度が落ちている魚がこのヒスジタミンが多くなりやすく、加熱処理をしても分解されにくい成分です。

これは、ブリやマグロなどのほかの魚にも共通しています。

 

また、アニキサス寄生虫も同様、食中毒の1種です。

アニサキス幼虫が犬の胃や腸の壁に刺入して食中毒を引き起こします。

アニサキスによる食中毒を発症すると痛みや嘔吐などの症状がでます。

刺身のカツオにはこのアニキサスが寄生していることがあるので、犬に生のカツオを与えるのは避けたほうがいいですね。

アニキサスは熱に弱いので加熱すればほぼ死滅します!

たたきにしてあるカツオは加熱処理としては十分な状態です。

犬に与えるときは、たたきにしてあるカツオは大丈夫ですね。

 

犬にカツオを与えるときは、鮮度の良いもの、加熱してあるものを与えるといいでしょう。

カツオの与えすぎは良くない!!

加熱処理をした新鮮なカツオでも与えすぎはよくありません。

ではカツオを与えすぎるとどうなってしまうのでしょうか??

イエローファットになる可能性があります。

このイエローファットとは、青魚に含まれる不飽和脂肪酸を過剰に摂取すると発症してしまいます。

不飽和脂肪酸は少量ならコレステロール値を下げてくれる、血液がサラサラになるなどの効果が期待できます。

しかし、不飽和脂肪酸を摂取しすぎてしまうと脂肪を酸化させてしまいます。

症状としては犬の毛のツヤがなくなる、食欲不振、発熱などがあげられます。

このイエローファットという病気に犬がかかってしまうと大変ですよね。

カツオを与える量と与え方は?

カツオは高タンパク質なので犬にとっても健康的な食材ですが与えすぎると思わぬ病気を発症させてしまいます。

与えすぎは禁物ですね。

毎日のドッグフードの代わり与えるようなことはしてはいけません。

ドッグフードに少し加える程度か、おやつの代わりに与えるくらいの量が適量です。

また、カツオには大きな骨があるので、骨を取り除いたカツオを与えるようにします。

犬は、魚の骨も食べようとすることがよくあるので注意が必要です。

またカツオのふりかけ!といった類の犬用食品も販売されているので与えるときはこちらが安心ですね!

アレルギーについて

カツオアレルギーってあまり聞きませんが、中にはアレルギーを発症する犬もいます。

初めてカツオを与える場合には少量にしてアレルギー反応が出ていないか注意してあげましょう。

症状としては、かゆみや充血、ひどい場合は下痢や嘔吐などの症状がでます。

もしアレルギー症状が出ていたらすぐに動物病院で受診してあげてくださいね。

カツオの旬は?

旬のカツオはおいしく、新鮮なので犬も安心して食べることができます。

どうせなら、旬のカツオを犬に食べさせてあげたいですよね?

初カツオのシーズンは4月5月にはじめのピークを迎えます。

また、戻りカツオといわれるシーズン8月中旬から9月下旬あたりです。

このピーク期が旬といえますね。

まとめ

カツオはタンパク質を積極的にとれる食材で人にも犬にも健康にいい食材です。

犬が食べる際はアニキサス寄生虫が心配なので加熱するようにしましょう!

与えすぎると思わぬ病気を発症する可能性もあるため、頻繁に与えるのは好ましくないです。

人も犬も健康的に美味しいカツオを食べたいですね!

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