犬の食事で気になることのの一つが魚は食べてもいいの?
ということです。
魚と言っても、青魚、白身の魚、川魚と色々とあります。
犬は川魚は食べても大丈夫なんでしょうか?
今回はこんな犬が川魚を食べることについてまとめてみました。
目次
犬は川魚は食べても大丈夫?

犬は雑食性の生き物です、犬は青魚を食べても大丈夫?アレルギーと調理方法の注意とは?の記事で紹介しましたが、与え方をきちんと守れば川魚を犬に与えることは大丈夫です。
栄養面では、海の魚と違った栄養も多く含んでいます。
しかし、川魚は他の魚と違って注意することがあるようです。
川魚の栄養について紹介します。
川魚の栄養素
マグネシウム、カリウム、リン
川魚には海の魚と同様にカルシウムやビタミンDが多く含まれています。
カルシウムの吸収を助けるビタミンDは骨にとって大切な成分ですが、マグネシウム、カリウム、リンも丈夫な骨を作る為に大切な成分です。
ビタミンA
ビタミンAを摂ることで、風邪の予防になります。
ビタミンE
抗酸化作用を持つビタミンEは、活性酸素の働きを抑えて細胞の老化を防ぐ効能があります。
また、血行促して末梢血管を広げる効果もあります。
体を温める働気を持っています。
ビタミンB12
ビタミンB12は神経機能を正常に保つ働きがあるので、認知症の予防などに効果があります。
注意すること
犬は川魚を食べることはできますが、食べ過ぎには注意が必要です。
海の魚に比べて比較的カロリーは低くなっています。
サバなどの青魚は100gあたりのカロリーが200~300㎉程。
アユなどの川魚は100gあたりのカロリーは150~200㎉程です。
犬が一日に必要なカロリーの1/10ほどを目安として与えるようにしましょう。
体重が5㎏くらいまでの小型犬なら1日に必要なカロリーはおおよそ、550㎉程です。
川魚を与える量は30gほどが適量になると思います。
生で食べてはいけない理由とは?
川魚は感染症などの原因になる菌や寄生虫に心配が考えられます。
川魚は海の魚に比べて、寄生虫や細菌の心配は多くあります。
「川魚を犬に与えてはいけない。」という意見もあります。
与え方や頻度の加減ができない飼い主も増えてるので、川魚を与えてはいけないということが多く言われるようになっていると考えられます。
熱処理をしないまま与えることはとても危険なことですが、調理方法をきちんとして、与える量をきちんと守れば栄養価の高い食材といえます。
寄生虫について
川魚は生で食べることがいけない理由が寄生虫による心配でした。
川魚の種類と寄生虫について紹介します。
アユの寄生虫
アユのうろこや筋肉に寄生している横川吸虫という寄生虫がいます。
熱処理をすることでこの寄生虫による犬への影響はなくなります。
生のままで食べてしまうと腹痛や下痢といった症状がでます。
症状は比較的軽いことが多く、成虫の寿命も短いので深刻な被害は出ません。
サケやマスの寄生虫
広節裂頭条虫という寄生虫がサケやマスから寄生することがあります。
加熱処理や-20℃以上に冷凍することでこの寄生虫は死滅します。
巨大なミミズみたいな姿をしていて1日に5~20㎝づつ大きくなります。
成熟した広節裂頭条虫は毎日100万個もの卵を産みます、人への二次的な被害も怖いところです。
ワカサギの寄生虫
ワカサギのうろこや筋肉に寄生している肝吸虫という寄生虫がいます。
寄生されると、肝硬変になることがあり、食欲不振、下痢といった症状も出ます。
寄生されても自覚症状が少なく原因が分かりにくいことが怖い所です。

まとめ
犬は川魚は食べても大丈夫ですが、十分に火を通してから与えるほうがいいですね。
寄生虫などの心配はありますが、きちんと調理をすればとても栄養価の高い食材です。
海の魚ではない栄養素もたくさん入っています。
きれいな川の魚でも寄生虫はいるので、必ず火を通してから与えるようにしましょう。
関連記事:犬は青魚を食べても大丈夫?アレルギーと調理方法の注意とは?
犬は白身魚を食べえても大丈夫?栄養素と刺身の与え方の注意とは?
犬に魚の骨を食べさせても大丈夫?骨が刺さった時の症状と対処方とは?
犬は昆布を食べれるの?出汁を飲ませても大丈夫な理由とアレルギーについて
コメントを残す