犬は群れで生活していた動物です。
群れにはリーダーがいて、他の犬はリーダーに従い生活していました。
よく飼い主と犬の立場が逆転した!!
なんてことを聞きますが、あなたの愛犬も自分がリーダーだと思っているかもしれません。
今回は犬が飼い主をリーダーだと思っている時の態度、反対に自分がリーダー(格上)だと思っている態度。
家族の格付けについてまとめてみました。
目次
犬が飼い主をリーダーだと思っている時の態度とは?
飼い主さんの呼びかけに反応する
飼い主さんの呼びかけで飼い主さんのもとにすぐにくる。
遊んでいたりして興奮しているときも、飼い主さんの声かけで冷静になることができる。
こういった犬の対応が見られるときは、飼い主さんの事をリーダーだと思っています。
飼い主さんの指示でごはんを食べる
犬は群れで生活していた時は、群れのリーダーがごはんを食べ終わってからごはんを食べていました。
飼い主さんが食事をしているときにきちんと待っていて、ごはんを食べはじめるときも、飼い主さんの指示でごはんを食べはじめることができる犬は飼い主さんをリーダーだと思っています。
主従関係がよりしっかりしているときは、飼い主さんが見ていなくても飼い主さんに許可をもらってから食べ物を食べます。
犬のからだに触ることができる
犬は気を許した相手にしか体を触らせません。
信頼関係ができていない状態で、足先や顔といった敏感な部分に触ろうとすると唸られたり、牙を向けられたりと思わぬ反撃にあってしまうこともあります。
飼い主さんのペースで散歩をする
飼主さんが主体で散歩ができているかがポイントです。
飼い主さんの歩調に合わせて、飼い主さんの横について歩き、「マテ」や「止まれ」といった指示で止まることができている。
歩いているときも指示や動きを意識できていれば、飼い主さんをリーダーだと認めています。
インターホンや電話が鳴っても吠えない
インターホンや電話が鳴って仕切りなしに吠えたり、玄関先に向かて唸ったりしているときは、群れを守ろうとしている行動で、自分のことをリーダーだと思っています。
飼い主さんをリーダーだと思っている犬は、飼い主さんが見るところにインターホンや電話が鳴っても吠え続けることはありません。
リーダーがいることでインターホンや電話がなっても、リーダーが対応してくれると安心しているからです。
反対に自分がリーダー(格上)だと思っている場合は…
犬が自分の布団、ベッドで寝ている
犬が自分の布団やベットで寝ているのは飼主さんを下に見ているサインかもしれません。
布団やベットで寝ている愛犬を動かそうとしてみてください。
動かそうとすると、吠えたり、唸ったりしたときは犬が自分より飼い主さんを下だと見ています。
飼い主さんと一緒に寝たいだけということもありますが、布団やベットに入れてほしいといった犬の要求に応えてしまうとよくありません。
犬が自分の要求が認められたと勘違をすることになります。
自分のほうが上だと思ってしまう原因になってしまうんですね。
散歩で飼い主さんの前を歩く
散歩のときに先頭を歩くことで、自分が群れを引き連れてリードしている気持ちになっていると考えられます。
飼い主さんの行きたい方向ではなく、犬が行きたい方向を決めたり、自分が飼い主さんを引き連れているリーダーになっているいる状態ですね。
主従関係が逆転しているので、しつけもしにくくなっています。
ごはんを食べているとき催促する、盗み食いをする
犬の群れではリーダーの犬が食事を食べ終わってから他の犬が食事をしていました。
飼い主さんが食事をしているときや、ごはんを作っているときにごはんを催促したり、盗み食いをする行動は、飼い主さんがとの関係が対等か下だと認識されていと言えます。
また犬に食べ物を催促され、その要求に応えてしまうと「催促したらごはんがもらえた。自分の言うことを聞いてくれる。」と飼い主さんとの主従関係を余計に悪化させる原因になります。
心苦しい気もしますが、ごはんを催促されてもあげてはいけません、飼い主さんが食べ終わってから、ごはんを与えるようにしましょう。
家族の格付けについて
犬にとって家族の中の誰の事をリーダーだと思っているのでしょうか?
犬は基本的に女性より男性に従うことが多いことが分かっています。
家族の中の男性と言えばお父さんですね。
野生時代、犬の群れのリーダーは他の犬をたしなめるとき低くて太い声を出していました。
高い声の女性より、低い声の男性のほうが犬に声が伝わりやすくなります。
しつけをするときに低い声を使う理由にあたります。
また、群れのリーダーはオスであった為に男性のほうが本能的に従いやすいとも言われています。
体の大きさでも判断していて、家族の中でも自分より小さい子供は自分より格下に認識する傾向にあります。
まとめ
あなたの愛犬はあなたの事をリーダーだと思っているでしょうか?
愛犬は自分のことがリーダーだとは思っていないでしょうか?
犬にとっては頼れるリーダーがいるということは、ストレスがなく安心している状態です。
犬がリーダーになってしまうと、群れを守ろうとする意識から、警戒していたり、緊張している状態で負荷がかかっている状態だと言えます。
今回の記事で飼い主さんと愛犬の関係を見直すきっかけになれば幸いです。
飼い主さんと愛犬がより良い関係でいられますように。
関連記事:犬の記憶力はいいの?飼い主さんの事を忘れない理由とは?
犬が本当は嫌だと思っていた飼主さんの行動10選!ストレスが溜まっていたかも?
コメントを残す