季節の変わり目はよく雨が降りますよね。
天気予報で降水確率が高い予報を見ると気分が沈みます。
犬も雨が苦手みたいで、雨の音を聞いただけで元気がなくなったり、
おびえて震え出したりすることがあるようです。
今回はこんな犬が苦手な雨についてまとめてみました。
雨の音を怖がるしぐさ

雨の音が好きな人もいますが、苦手な人もいるでしょう。
犬も雨の音があまり気にならない犬もいますが、雨の音をとっても怖がる犬もいます。
雨が降り出すと不安そうなしぐさを見せて、ひどい時は恐怖のあまりに、パニック状態になることも。
犬が雨の音を怖がるしぐさは色々あるようです。
・息が荒くなる
・興奮した状態で走り回る
・壁や床を引っかく
・震えだす
・食欲がなくなる
・押し入れや、ゲージなどの中で閉じこもる
・あくびの回数が増えたり、ヨダレが多くなる
雨の降り出して、いつもと違う、こんなしぐさが見られたときは不安がっていたり、音に対して恐怖を感じているしぐさです。
犬が雨の音が嫌いな理由とは?
雨の音は雷の予感?
雨の音がすると不安がったり、恐怖を感じるのは雨が降るときに起きる雷の音が原因かもしれません。
犬は雷や花火といった大きい音や激しい音がとても苦手です。
子犬のころは雨の音が平気な犬も年を取るにつれて苦手になることがあるようです。
雨が降ることで雷が鳴ると、「雨が降ると嫌いな雷の音がする・・・」
と学習をすることで、雷が鳴っていなくても雨の音に敏感になってしまうのです。
嫌なこと、怖かったことに対しては記憶に残りやすく
「雨が降ると雷が鳴るんじゃないのかな?・・・」
と不安になっているのかもしれません。

雨の音が嫌いな理由は耳がいいから?
雨の音が嫌いな理由は犬の聴力にあるようです。
犬の聴力は人の4倍以上にあると言われています。
人間にとっては普通の雨の音でも犬にとってはとても騒がしく聞こえて不快に感じているいるかもしれません。
音の大きさは40デシベル~80デシベルだと言われています。
雨が当たる場所や、雨の量によって聞こえ方はかわると思います。
犬が嫌いな掃除機の音の大きさと同じくらいの大きさです。
スコールのような激しい雨の音はもっと大きくなります。
また、音に対する方向感覚も鋭く、人間では聞こえていない遠くの音も聞き耳をたたて聞き分けています。
雨が降っていなくても、遠くで雨が降っている音が分かると嫌な気分になっているのかもしれません。
元気がない理由について
雨の音がすると不安がったり、怖くなるといったこととは別にただ元気がなくなることもあるようです。
雨の音に不安や恐怖を感じていなくても、雨降りのせいでいつものお外での遊びや、
お散歩ができないと分かっているようで、
雨の日は散歩や遊びの時間になっても、ゴロゴロお昼寝をしていることも。
様子を見てみると、ふてくされていたり、いじけていることもあって、元気が無くなっているみたいです。
雨の音になれるには
愛犬が雨が降るたびに不安がったり、怖がったりすると不安になりますよね?
雨の音になれる方法を紹介します。
雨の音を普段から聞かせる
雨の音が流れるCDなどを普段から聞かせるようにします。
音量は小さいところから始めて、徐々に大きくするようにしてください。
いきなり大きな音からはじめたりすると、パニック状態になってしまうこともあるので注意が必要です。
あくまで、犬が雨の音を聞いても不安がっていない、怖がっていないか様子を見ながら、
小さな音の大きさから徐々に慣れさせることが大切です。
時間がかかる方法ですが、少しずつ雨の音に慣れることができれば、普段の雨の音も不安や恐怖は和らぐようになります。
耳栓をする
原始的な方法ですが、耳栓をすることで音が聞こえにくくなり、
不安や恐怖を感じにくくなります。
耳栓は清潔な脱脂綿を耳に詰めるようにします。
音になれるというよりは、不安や恐怖を抑えていることになります。
天気予報などで強い雨が降ることが分かっているときは、雨が降る前に耳栓をしてあげるのもいいかもしれません。
まとめ
・犬が雨の音を聞くと不安になったり、怖がるのは雨が降った時に起こる雷の音が嫌な記憶になっているから。
・雨の音が騒がしく不快に感じているから。
・雨の日に元気がないのは、お外で遊んだり、散歩に行けないことがわかっているから。
関連記事:犬が嫌いな音と周波数は?震えたり隠れたりするのは怖いから?
コメントを残す