犬は想像妊娠をすると震えたり鳴く?偽妊娠で元気がない時の原因と対処法

犬も想像妊娠をするって聞いたことがありますか?

人の想像妊娠は妊娠の願望やストレスが原因だと言われいます。

犬の想像妊娠とはどういったものなのか?

今回は犬の想像妊娠、偽妊娠についてまとめてみました。

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偽妊娠とは?

犬の想像妊娠は人の妊娠への願望やストレスといった意識的な想像妊娠とは違います。

犬の想像妊娠は発情期に出る黄体ホルモンの影響によってお腹が膨れたりお乳がでたりすることで、「偽妊娠」と言います。

偽妊娠になる原因は?

犬の偽妊娠は黄体ホルモンの分泌が原因です。

メス犬は発情期に入ると黄体ホルモンが出ていますが、発情期を過ぎた後も分泌され続けることで体が妊娠していると錯覚してしまうのですね。

黄体ホルモンは子宮に受精卵を着床しやすくする役割と着床後は妊娠状態を保つ役割があります。

発情中はこの黄体ホルモンが分泌され続けており、妊娠していない状態でも、妊娠している状態を保とうとして、偽妊娠の症状がでます。

黄体ホルモンの量が少ないメス犬は偽妊娠になりにくく、黄体ホルモンの多いメス犬は偽妊娠の期間も長くなります。

 

オオカミの群れでは、リーダーのオスとそのつがいのメスしか繁殖しないと言われています。

もしもそのメスが子育てをできない状態になった場合、他のメスの偽妊娠によってお乳が出る状態になっておけば、その子供を育てることができます。

そのため、偽妊娠は、群れを守るための本能だという説があります。

 

偽妊娠になった時の症状

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偽妊娠の症状は個体のよって様々です。

偽妊娠になると、つわりが出るようになったり、食欲不振や食欲旺盛になることもあります。

妊娠をしているようにお腹が膨らみ、お乳が張り出して母乳が出ることもあります。

 

偽妊娠している状態に不安を感じて切なそうにクゥーンクゥーン・・

と鳴いたり、震えたりすることもあります。

 

部屋の隅や自分のゲージをガリガリと掘ってタオルや新聞紙などで巣作りをはじめます。

ぬいぐるみを抱きかかえ我が子のように授乳しようとする行動が見られることもあります。

また落ち着きがなくなり、攻撃的になることもあり、散歩に出かけたりすることを嫌がるようにもなり、外部との接触を嫌がります。

 

偽妊娠で元気がない時の原因と対処法

偽妊娠のメス犬は神経質になっていて、元気がなくなったり落ち着きがなくなり、攻撃的になっているこもあります。

飼主さんは愛犬の偽妊娠の症状を見ると心配になってしまいますよね?

いつも以上にかまってあげたくなりますが、なるべく自然に接するようにしましょう。

ホルモンの分泌が落ちつつき出すと自然に治まるので、普段道理に接するようにします。

偽妊娠の期間は2週間くらいだと言われています。

お腹やお乳はなるべく刺激しないようにします。

お乳の晴れがひどい時は痛みが出ていることもあるので冷やしてあげるといいですね。

症状が長くなる場合はかかりつけの動物病院に相談しましょう。

タオルや新聞紙で作った巣やぬいぐるみは無理に取り上げる必要はありません。

どうしても取りださないとないけない場合は、メス犬が見ていないときにそっと取り出してあげましょう。

偽妊娠の対処法では避妊手術が原因を取り除く上では1番の対処法と言えます。

避妊手術をすることに意見が分かれますが、避妊手術をおこなうことで他の病気を予防できるというメリットもあります。

もちろんリスクもあるので、飼い主さん正しい判断が必要です。

まとめ

・犬はお腹が膨らんだりお乳が出る想像妊娠をする。

・偽妊娠の原因は発情中のホルモンの分泌が原因。

・偽妊娠になった時雄対処法は普段道理に接してあげる。

 

犬の偽妊娠は病気ではありませんが、頻繁に症状がみられるメス犬は特有の病気の発症率が高いという意見もあります。

避妊手術をすることでリスクとデメリットもありますが、偽妊娠の予防のためだけではなく、他の病気の予防というメリットがあります。

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