秋の味覚の栗。
秋になるとスーパーなんかで栗を見かけることがありますね。
食べだすと意地になって食べてしまう、こんなことはありませんか?
栗を食べていると、愛犬が何だか物欲しそうにしています。
犬は栗を食べることができるのでしょうか?
また、愛犬に栗を食べさせてあげたいと思ったことはないでしょうか?
今回はこんな犬が栗を食べることについてまとめてみました
目次
犬は栗を食べるのは大丈夫?

秋の味覚の栗、スイーツやおせち料理にもよく使われていますよね。
そんな栗ですが、犬は栗を食べても大丈夫なんでしょうか?
犬は栗を食べることができます。
与え方をきちんと守れば犬も栗を食べることができるんですね。
こんな栗の栄養素やカロリー,与えるときに注意することについて紹介します。
栗の栄養素は?
栗は古くから、色々な動物や人間が食べている食材の1つです。
色々な動物や人が食べていることには、栗に含まれている豊富な栄養素が理由になっています。
栗には主に炭水化物が多く含まれています。
犬んからだに必要なエネルギーになり、疲労回復の働きもあります。
また、ビタミン類も豊富に含まれていて、特にビタミンA、ビタミンB1、ビタミンCが多く含まれています。
栗に含まれるビタミン類はデンプンに包まれていることから、熱によって壊れることがなく犬のからだに吸収されるメリットがあります。
ビタミン類は犬のからだの調子を整える働きや、他の栄養素の吸収を助ける働きがある犬のからだにとても大切な栄養素です。
栗にはカリウムやタンニンなどのミネラルも多く含まれていて、犬のからだの新陳代謝を助けたり、犬のからだを若々しく保つ役割があります。
動脈硬化を防ぐ働きや、犬のからだから活性酸素を排出する働きもあります。
栗のカロリーは?
気になる栗のカロリーは・・・
皮をむいた栗100gあたり160㎉ほどになります。
大粒の栗いつが約25gほどなので、大粒の栗1つが40㎉ほどになりますね。
小粒の栗は約15gほどになるので、小粒の栗1つは25㎉ほどになります。
焼き芋のカロリーも100gあたり160㎉ほどなので、焼き芋と同じくらいのカロリーということになりますね。
ドッグフードは100gで300㎉ほどになるので、ドッグフードに比べるとカロリーは低めの食材と言えるでしょう。
しかし、カロリーが低いからといって与えすぎはカロリーオーバーになってしまうので注意が必要です。
甘栗は食べれるの?

犬は栗を食べることができますが、甘栗はどうなんでしょうか?
甘栗の栄養素とカロリーについて紹介します。
甘栗に含まれる栄養素は、もとの栗とあまり変わりはないようです。
しかし、市販で販売されている甘栗は甘みを出すために水飴が使用されているものがほとんどです。
甘栗には水飴が使われているので、普通の栗よりも少しカロリーが高くなっています。
甘栗のカロリーは・・・
甘栗100gあたり230㎉ほどになります。
犬のからだには甘栗に含まれている糖分やカロリーが少し気になりますね。
栗は素材の味のままでも十分に甘みもあるので、普通の栗を与えるほうがいいでしょう。
渋皮ごと食べれるかやアレルギーの注意について
犬が食べることができる栗ですが、犬に栗を与えるときに注意することがあります。
犬に栗を与えるときに注意することや、与え方について紹介します。
栗の皮は取ったほうがいいの?

私たちが栗の外皮や渋皮をむいて食べるように、犬に栗を与えるときも外皮と渋皮は取り除いてから与えるようにしましょう。
栗の外皮が食べることができないのは当然ですが、渋皮も犬のお腹ではうまく消化ができません。
渋皮をついたままの栗を犬に与えると、お腹をこわす原因になってしまいます。
また、渋皮がついたままの栗は喉に引っかかってしまったり、喉に詰まってしまう恐れもあります。
栗の外皮と渋皮は必ず取り除いてから食べさせるようにしましょう。
栗のアレルギーについて
犬は栗を食べることでアレルギーを発症することがあります。
しかし、他の食材に比べると栗を食べることでアレルギーを発症することは少ないようです。
初めて栗を犬に食べさせるときは、少量の栗を与えるようにして犬の様子を見ましょう。
口の周りや、からだの皮膚が薄い所が赤くはれる、かゆがっている、吐き気や、下痢、元気がないといった様子が見られるときはアレルギーを発症しているかもしれません。
動物病院で診てもらうようにしましょう。
栗の与え方と旬の時期は?
栗の与え方は?
犬に栗を与えるときは必ず加熱しているものを与えるようにします。
生のままの栗はとても固く、犬のお腹ではうまく消化ができません。
また、できるだけ細かくカットしてから与えるようにします。
犬は食べ物を丸呑みにしてしまうことがほとんどで、大きいままの栗を与えても丸呑みします。
丸呑みにされた栗は犬のおなかではうまく消化ができないことや、大きな栗が気管や食道で詰まってしまう危険もあるので、細かくカットした栗を与えるようにしましょう。
また、すりつぶしたり、裏ごしをしてペースト状にした栗を与えるのもいいですね。
栗を使った、スイーツや栗料理には砂糖や調味料が使われていることがあるので犬に与えるのは避けたほうがいいですね。
栗を使ったスイーツや料理を与えるときは、手作りしたもので砂糖や調味料を使わないようにするといいですね。
犬に栗を与える量にも注意が必要です。
カロリーが低い食材と言っても栗をごはんの代わりに与えるようなことはダメですね。
犬に栗を与える目安は体重が10㎏ほどの小型犬では1,2粒、体重が30㎏ほどの大型犬なら5,6粒くらいが目安ですね。
旬の時期は?
犬に栗を食べさせてあげるなら、栄養価が高くおいしい栗を食べさせてあげたいですよね?
栗がおいしい旬の時期は9月頃で、そのままピークを迎えて11月頃まで出回ります。
国産の栗は9月~11月頃が旬の時期です。
甘栗などに使われている栗は中国産のものが多く、中国産の栗の旬は1年を通してどの時期でもあまり変わりはありませんでした。
国産の栗を選ぶときは、9月~11月頃のものを選ぶといいですね。

まとめ
・犬も与え方をきちんと守れば栗を食べることができる。
・他の食材に比べると稀ではあるが、犬が栗を食べるとアレルギーを発症することがある。
・栗の外皮と薄皮は犬のおなかでは消化ができないので、取り除いてから食べさせるようにする。
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