サラダや漬物なんかでよく見かけるきゅうり。
野菜の中でもよく食べるほうじゃないでしょうか?
そんなきゅうりですが、犬はきゅうりを食べることができるのでしょうか?
今回はこんな犬がきゅうりを食べることについてまとめてみました。
目次
犬はきゅうりを食べても大丈夫?

野菜の中でも食べる機会が多いきゅうり。
犬はきゅうりを食べることができるのでしょうか?
犬もきゅうりを食べることができます。
きゅうりには犬が中毒を起こしてしまうようなものは含まれていません。
きゅうりを食べてしまったからといって、一大事になってしまうようなことはありません。
ただ・・・与えるときには少し注意が必要な食材です。
そんなきゅうりの栄養素や与えるときに注意することについて紹介します。
きゅうりの栄養素は?
「きゅうりってほとんどが水分で栄養はない。」
ということを聞いたことはありませんか?
そんなきゅうりに含まれる栄養素と犬のからだに与える影響について紹介します。
きゅうりは約95%が水分でカロリーもとても低い食材です。
きゅうりに含まれる栄養素は、カリウム、βカロティン、ビタミンC、食物繊維です。
きゅうりに含まれるカリウムは他の野菜などに比べると少ないですが、犬のからだに必要な栄養素です。
カリウムは余分なナトリウムを尿として排出する栄養のため、高血圧やむくみを防ぐ効果が期待できます。
また、腎臓の老廃物を排出することで血液を健康的にする働きにも効果があります。
シニア犬の心臓病などの予防に効果が期待できますね。
βカロチンは活性酸素を抑え動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から守ります。
また、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きがあり、免疫力を高めがん予防にも効果があります。
ほとんどが水分なので、栄養を摂るための食材としてはあまり期待はできません。
暑い時期の水分補給をするために与えてみるのはどうでしょうか?
きゅうりのカロリーは?
気になるきゅうりのカロリーは?
きゅうり100gあたりのカロリーは14㎉になります。
中くらいのきゅうりが100gほどになります。
サラダに使われるように斜めにカットされているきゅうりは5gほどで、0.7㎉になります。
野菜の中でもとてもカロリーが低い食材ですね。
ドッグフードは100gで300㎉ほどになるので、ドッグフードに比べてもカロリーはとても低い食材と言えるでしょう。
きゅうりを与えるだけでは、カロリーの摂りすぎということは心配する必要はないでしょう。
下痢になるのは皮が原因?
暑い時期に水分補給を兼ねて、きゅうりを食べさせることがあります。
しかし、きゅうりを食べることでお腹の調子が悪くなり、下痢になってしまうこともあるようです。
きゅうりには犬が中毒を起こすような成分は含まれていませんが、下痢になってしまうのは何が原因なんでしょうか?
きゅうりの皮は消化に悪いの?
きゅうりは皮の部分と実の部分があります。
きゅうりをそのまま食べる人もいますが、皮をある程度剥いて食べる人もいますよね?
きゅうりの皮は犬にとって消化に悪いものなんでしょうか?
お腹の調子が悪くなるのは、きゅうりの皮が理由なんでしょうか?
きゅうりの皮には実の部分より食物繊維を多く含んでいます。
犬のからだにも食物繊維は必要な栄養素ですが、摂りすぎてしまうとお腹の調子を崩してしまう栄養素です。
しかし、きゅうりの皮に含まれる食物繊維はわずかなものです。
また、きゅうりの皮は根菜などの他の野菜に比べてもそこまで硬い食材ではありません。
きゅうりの皮を食べることが理由で犬のおなかの調子が悪くなる心配はないでしょう。
下痢になる原因は?
きゅうりを食べることで犬が下痢になってしまうのは何が原因なんでしょうか?
きゅうりの皮やきゅうりに含まれる食物繊維だけでは下痢になることは考えにくいものです。
犬がきゅうりを食べることで下痢になる原因は・・・
きゅうりに含まれる水分の多さです。
きゅうりは約95%が水分。
犬がきゅうり1本をバリっバリっと食べると約100ccの水分を取ったことになります。
もし、体重5㎏ほどの小型犬がきゅうり1本を食べたなら確実に水分の摂りすぎになってしまっているでしょう。
体重60㎏の人で例えるのなら、きゅうり12本を食べたことになっています。
確実にお腹を下しますよね?
適度な量のきゅうりであれば、皮や食物繊維自体は下痢の原因にはならないでしょう。
暑い時期なんかに食欲が落ちていて、おやつ代わりにきゅうりを与えることがあると思います。
しかし、与える量に注意しないとお腹の調子が悪くなってしまって余計に食欲が落ちる原因になってしまうので注意が必要ですね。
きゅうりを与えるときに注意することは?
きゅうりの与えすぎは、水分の摂りすぎになってしまって犬のお腹を下す原因になってしまします。
犬にきゅうりを与えるときは他にも注意しなくてはいけないことがあります。
犬にきゅうりを与えるときに注意することについて紹介します。
きゅうりの大きさに気を付けて!!
犬にきゅうりを与えるときに注意すること1つが与えるきゅうりの大きさです。
犬は食べ物をほとんど丸呑みにしてしまいます。
きゅうりを与えるときは、できるだけ小さくカットしてから与えるようにしましょう。
大きなままのきゅうりを与えてしまうと、喉や食道で詰まらせてしまう原因になります。
また、大きなきゅうりは消化にも良くありません。
犬がきゅうりを食べるときに丸呑みにしても大丈夫なように、できるだけ小さくカットしてから与えるようにしましょう。

与える量は?
犬に与えるきゅうりの量にも注意が必要ですね。
与えすぎは水分の摂りすぎで下痢の原因になってしますので、きゅうりを与えるときは量を決めて与えるようにします。
体重5㎏ほどの小型犬なら、きゅうり1/3本。
体重30㎏ほどの大型犬なら、きゅうり1本程度が適量でしょう。
水分を多く含んだ食材なので、お腹の調子を崩して犬にな与えるときは注意が必要ですね。
体調に変化がないか様子を見ながら与えるようにしましょう。
アレルギーについて
犬はきゅうりを食べることでアレルギーを発症してしまうことがあります。
きゅうりを食べたことがない犬にきゅうりを食べさせるときは少量のきゅうりから食べさせるようにして下さい。
口の周りや、からだの皮膚の薄い所が赤くなったり、かゆがっている、吐いたり下痢をしているときはアレルギーを発症していると思われます。
動物病院で診てもらうようにしましょう。
また、きゅうりはウリ科の食材です。
ウリ科の食材にアレルギーを持っている犬にとっては、きゅうりを食べることでアレルギーを発症する可能性は高くなります。
きゅうりの旬は?
犬にきゅうりを与えるときはおいしいきゅうりを食べさせてあげたいですよね?
旬のきゅうりはおいしいだけではなく含まれる栄養も多くなっています。
きゅうりの旬は6~8月。
犬の体を冷やす作用があり、夏場の水分補給に効果的ですね。
濃い緑色で、ハリやツヤのあるもの、また表面のイボがピンととがっているものが新鮮なきゅうりです。

まとめ
・与え方をきちんと守れば犬もきゅうりを食べることができます。
・犬がきゅうりを食べて下痢になる原因は、きゅうりに多く含まれる水分を摂りすぎることが原因。
・きゅうりを与えるときは、小さくカットして、与える量に注意が必要。
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