寒くなるとこたつでみかん。
そんな家庭は多いんじゃないでしょうか?
みかんはからだに良い食材として紹介されることがよくある食材です。
犬はみかんを食べることができるのでしょうか?
今回はこんな犬がみかんを食べることについてまとめてみました。
目次
犬はみかんを食べても大丈夫?

からだに良い果物としてよくテレビなどで紹介されているみかんですが、犬はみかんを食べることができるのでしょうか?
犬はみかんを食べることができます。
与え方に注意することがありますが、犬のからだにとって良い栄養素がたくさん入っています。
そんなみかんの栄養素や犬にみかんを与えるときに注意することについて紹介します。
みかんの栄養素は?
・ビタミンC
みかんに含まれるビタミンCは犬の皮膚を健康的に保つ役割があります。
また、白血球の働きを活性化させる働きもあり、風邪の予防やる疲れをとる働きもあります。
みかん1個当たり約35㎎のビタミンCが含まれています。
・β−クリプトキサンチン
β−クリプトキサンチンはプロビタミンAの1種で、がんの抑制、糖尿病の進行の抑制、肝臓病の予防に効果があります。
また、骨を形成を助け、骨粗鬆症の予防にもなります。
・クエン酸
クエン酸は犬のからだに必要な栄養素のミネラルの吸収を助ける働きがあります。
疲労回復やお腹の調子を整える働きもあります。
・リモネン
リモネンは果皮の精油成分で、唾液や胃液の分泌を高め、食欲の向上させる働きがあります。
また、血行を改善し、交感神経を活性化させ、脂肪の分解をうながし犬のからだを温める働きがあります。
犬自身の発がん物質を解毒する力を強め、がん細胞増殖を抑制する効果もあります。
他にも、糖質や脂質の代謝の働きを助けるたり、ホルモンバランスを整えるビタミン類がたくさん含まれています。
みかんのカロリーは?
気になるみかんのカロリーは?
みかん100gあたり45㎉ほどになります。
みかん1つが小さい物で60g、大きい物で200gくらいの重さになります。
リンゴは100gあたり54㎉。
バナナは100gあたり86㎉。
みかんは果物の中ではカロリーが低めの食材と言えますね。
ドッグフードは100gで300㎉ほどになるので、ドッグフードに比べてもかなりヘルシーな食材と言うことになります。
下痢や嘔吐の原因は外皮をたべたから?
犬はみかんを食べることができますが、みかんの外皮はどうなんでしょうか?
みかんは外皮と薄皮があります。
外皮を食べる人はほとんでいないと思いますが、薄皮はほとんどの人がそのまま食べると思います。
犬にとってみかんの外皮と薄皮は食べても大丈夫なんでしょうか?

みかんの外皮は食べてはいけない!!
みかんは犬のからだに良い栄養素がたくさん入っていますが、みかんの外皮は犬に食べさせてはいけません!!
みかんの外皮を犬が食べてしまうと中毒症状を起こしてしまって、下痢になったり、吐いてしまう原因になります。
みかんの外皮にもたくさんの栄養が入っているので、みかんの外皮を使った料理を見ることがありますが、犬はみかんの外皮を食べることはできないのです。
また、みかんの外皮についている農薬も犬のからだに悪い影響があるはずです。
みかんの外皮を使った料理は、無農薬のみかんが使われていることは当然だと思われます。
しかし、スーパーなどで販売されているみかんの外皮は強い農薬がついているものがほとんどです。
みかんの外皮を外犬が食べてしまうと、体の小さな犬は人以上に影響が出やすいと思われます。
みかんの薄皮は大丈夫?
みかんの外皮は犬は食べることはできませんが、みかんの薄皮は大丈夫です。
しかし、みかんの皮は繊維質なので消化がしにくいことがあるようです。
犬のうんちにみかんの薄皮がそのまま出てきたりすることもあります。
お腹の調子が悪い犬や、シニア犬にみかんを食べさせてあげるときは、薄皮は取ってあげるほうがいいですね。
また、みかんが薄皮をそのまま食べる犬もいれば、みかんは薄皮は苦手という犬もいるようです。
みかんの与え方の注意
みかんは犬のからだに必要な栄養素がたくさん入って、カロリーも少ない食材ですが与え方に注意することがあります。
犬にみかんを食べさせるときに注意することについて紹介します。
アレルギー
みかんを食べることで犬はアレルギーを発症することがあります。
しかし、他の食材に比べるとみかんによってアレルギーを発症することは少ないようです。
初めてみかんを食べさせるときは、少量のみかんを与えて犬の様子をみるようにしましょう。
体が赤くはれたり、かゆがるような様子が見られたときはアレルギーを発症していると思われます。
動物病院で診てもらうようにしましょう。
みかんは消化に悪いの?
犬の調子が悪かったり、子犬やシニア犬にとってはみかんがうまく消化できないことがあります。
みかんを食べてもそのままうんちにみかんの粒や薄皮が出てきているようなら、うまく消化できてないと思われます。
そんなときは、薄皮を取ってあげたり、ミキサーにかけて細かくしてから食べさせてあげましょう。
下痢になっている犬に水分補給の代わりにみかんを与えるのは、余計にお腹に負担がかかることになるので避けたほうがいいですね。
与える量は?
みかんはカロリーが少ない果物ですが、どのくらいのみかんを与えてもいいのでしょうか?
みかんを与えるときに注意することは、カロリーよりも水分量です。
1度にたくさんのみかんを食べさせてしますと、水分の摂り過ぎでお腹がゆるくなってしまって下痢になってしまうこともあります。
1日に与えるみかんの量は、小型犬ならみかん1房、大型犬ならみかん1/2くらいがいいと思います。
缶詰のみかんはダメ!!

スーパーなどで販売されているみかんの缶詰は犬に与えてはいけません!!
果物を缶詰にしたものはたくさんのシロップで漬けられものがほとんどです。
みかんの缶詰も同様で、みかんをシロップに漬け込んでいるのでたくさんの糖分を取ってしまうことになります。
みかんに含まれる糖質は100gあたりで11gほどになりますが、みかんの缶詰のシロップは100gあたり18gほど砂糖が使用されています。
使用されているみかんに含まれる栄養素はあまり変わりませんが、やはりシロップに含まれる糖分が気になります。
同じみかんを犬に食べさせるなら、缶詰のものでは与えないほうがいいですね。

まとめ
・犬もみかんを食べることができて、みかんは犬のからだに必要な栄養素を多く含んでいる食材。
・犬はみかんの外皮を食べると中毒症状を起こしてしい、下痢や嘔吐の原因になる。
・みかんを犬に与えるといは与えすぎによる、水分の摂り過ぎでお腹がゆるくなる。
・缶詰のみかんは使用されているシロップにたくさんの砂糖が入っているので食べさせてはいけない。
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