犬は牛乳を飲んでも大丈夫?下痢の原因は人間用の牛乳だから?

昭和の時代のドラマなどで、捨て犬を拾ってきたら牛乳を飲ませているシーンを見たことはないでしょうか?

とてもおいしそうに飲んでいますよね?

牛乳はカルシウムなどの栄養素がたくさん入った食材の1つです。

栄養満点の牛乳を飲ませてあげたいと思ったことはないですか?

今回はこんな犬が牛乳を飲むことについてまとめてみました。

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犬は牛乳を飲んでも大丈夫?

カルシウムなどの栄養素がたくさん入っている牛乳ですが、犬は牛乳を飲むことができるのでしょうか?

犬にとって牛乳は飲むこともできますが、あまり飲ませてはいけない飲み物です。

あいまいな表現になりますが、グレーな食材だと思ってください。

牛乳を飲むことができる理由と、あまり飲ませてはいけない理由について紹介します。

牛乳の栄養価は?

牛乳に含まれる栄養素は・・・

・タンパク質

・炭水化物

・カルシウム

・カリウム

・リン

・ナトリウム

・ビタミンA

・ビタミンB1

・ビタミンB2

牛乳のタンパク質の中には体の中で作ることができない8種類の必須アミノ酸が多く含まれています。

また、カルシウムも多く含んでいて、カルシウムの消化吸収を高める働きがあるリンも含まれています。

タンパク質やカルシウムといった体を作る為に必要な栄養素を多く含んでいます。

また、ビタミンも豊富でとても栄養価の高い食材だといえます。

牛乳のカロリーは?

牛乳のカロリーは100ml当たり約70㎉です。

犬に与えすぎるとカロリーオバーになってしまうので注意が必要ですね。

牛乳を与えてはいけないほうがいいのは下痢になるから?

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栄養価の高い牛乳ですが、犬にあまり与えないほうがいい理由は・・・

牛乳を飲むことで犬が下痢になってしまうことがあるからです

下痢になる原因は、牛乳に含まれる炭水化物に原因がありました。

牛乳に含まれる炭水化物は乳糖という糖質です

母犬が子犬に飲ませるお乳にも同じように乳糖は含まれています。

なぜ子犬は下痢になる乳糖を含むお乳を飲むことができるのでしょうか?

子犬のお腹の中には乳糖を消化吸収するためにはラクラーゼという酵素があるからです。

しかし、子犬のころはこのラクラーゼは犬のお腹の中にありますが、成長とともになくなっていきます。

大きくなった犬はこのラクラーゼがないために牛乳を消化できないため、下痢になってしまうのです。

人でも牛乳を飲むとお腹が緩くなる人がいますが、犬と同じように乳糖をうまく消化できていないためで、「乳糖不耐症」と言います。

人間用の牛乳が下痢の原因?

人が飲んでいる牛乳を飲むことが下痢になる原因なんでしょうか?

人が飲む牛乳以外でも下痢になってしまいます。

乳糖が消化吸収できないことが下痢になる理由です。

人の飲む牛乳には乳糖が含まれていますが、母犬のお乳にも乳糖は含まれています。

人が飲む牛乳でも、母犬から出るお乳でも乳糖を含んでいるので、乳糖を消化にするためのラクラーゼが少なくなった成犬では下痢になってしまいます。

牛乳を飲んでも下痢をしないの理由とは?

愛犬に牛乳を飲ませたことがあるという飼い主さんは多いんじゃないでしょうか?

でも、「私のうちのワンコは下痢にはならなかったけど・・・」ということはないでしょうか?

犬が牛乳を飲んでも下痢にならないのは、乳糖を消化吸収するラクラーゼが残っていることがあるからです。

しかし、子犬のころは成長のために母犬のお乳が飲めるように十分なラクラーゼがありますが、大きくなった犬はラクラーゼが少なくなっています。

牛乳を飲んで、下痢になっていなくてもお腹にとっては消化の良い飲み物ではありません。

アレルギーはないの?

牛乳も犬のアレルギーの原因になる食材です。

牛乳を飲むことで、体が赤くはれたり、かゆがるような様子が見られたときはアレルギーを発症していると思われます。

動物病院で診てもらうようにしましょう。

また、牛乳を材料にした食材はたくさんあります。

ヨーグルトやチーズやバターはもちろんのこと、色々な食べ物に牛乳が使われていることがあるので注意が必要です。

妊娠中の犬に牛乳を与えることにも注意が必要です。

お腹の中にいる胎児にもアレルギー反応が出てしまうことがある様です。

牛乳を飲んだことがない、妊娠中の犬には与えないほうがいいですね。

牛乳を飲めるようになるには

牛乳を飲むことができる理由を紹介します。

子犬のころはは犬からお乳をもらっていたり、ミルクによって成長します。

大きくなると、お乳やミルクから固形のごはんに少しずつ変わっていきます。

この子犬のころに少しづつ牛乳を与えることで、乳糖を消化するためのラクラーゼが減りにくくなることで、牛乳を飲むことができます。

もともと、ラクラーゼが減りにくい犬もいるようですが、食べているものに影響を受けているようです。

何らかの形で、牛乳を摂取している犬は牛乳を飲んでも消化できていると思います。

しかし、下痢の原因になってしまうリスクを考えると牛乳は犬に与えてはいけない食材でしょう。

牛乳の代わりになる食べ物は?

犬の消化にあまり良くない牛乳ですが、牛乳の代わりになる食べ物はあるのでしょうか?

牛乳の代わりになる食べ物を紹介します。

ヨーグルト

発酵食品のヨーグルトは下痢の原因になる乳糖が分解されいる状態です。

乳糖が分解されているといっても、カロリーが少なくなったわけではないので与えすぎには注意が必要です。

また、甘味料や砂糖が使われているものは避けるようにしましょう。

与え方を守れば、犬にとってはとてもいい食品です。

チーズ

チーズも発酵するときに乳糖が分解されるで、犬が食べることができます。

人が食べるように作られたチーズは塩分やカロリーが高いので与える量には注意が必要です。

犬用に作られたものがおやつなどで販売されています。

犬用に作られているチーズは塩分の量ややカロリーが調整されているので安心して与えることができます。

犬用のミルク

ペットショップや通販などで犬用のミルクが販売されています。

牛乳とは違って、犬が飲むことができるように作られているので安心して飲ませることができます。

無着色、無添加のものを選んであげるようにしましょう。

まとめ

牛乳を犬に与えることについては、賛否両論があります。

栄養が豊富な所と犬にとっては消化に良くない飲み物だからです。

犬に牛乳を与えるときはアレルギーに注意することはもちろんのこと、犬の成長による体の変化を理解する必要があります。

しかし、絶対与えなくてはいけない食材ではないので、飼い主さんの判断が大切になります。

関連記事:犬は豆乳を飲んでも大丈夫?下痢とアレルギーの原因について

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