もののけ姫に登場する山犬のモデルの犬種とは?大きさやモロの名前の由来について

1997年に公開されたスタジオジブリ制作のアニメーション映画、「もののけ姫」は見たことがありますか?

もののけ姫には「モロの君」というサンの育ての親の山犬がいます。

山犬はオオカミのようにも見えますが、山犬ということもあり何かの犬がモデルになっているのかもしれません。

また、モロという名前にも何かの由来がありそうです。

今回はこんなもののけ姫に登場する山犬、モロの君についてまとめてみました。

Sponsored Link

もののけ姫のあらすじ

もののけ姫の時代の日本は、人を寄せ付けない太古の原生林が残っていました。

そこには、人と同じように言葉を話す、山犬やイノシシなど大きな獣がいました。

森に潜む荒ぶる神々と恐れられ、その獣たちを従えていたのが、森を守るシシ神でした。

しかし、人口が増えたことで、資源開拓のために森が切り開かれてます。

また、森を守るシシ神の首は不老不死の力があるとされていました。

もののけ姫は、森を守る神と森を切り開こうとする人との一大冒険時代活劇です。

 

もののけ姫にはモロの君という白く巨大な山犬が登場します。

人はモロの君のことを恐れ、災いを収めるために生贄として人を捧げていました。

生贄としてささげられた中に人の子サンが生き残りましたが、モロの君は山犬でありながらもサンを育てました。

モロの君に育てられたサンは、モロの君とともに森を破壊する人を憎み戦います。

不老不死の力があるとされたシシ神様の首を獲ってしまったことでシシ神様はタタリ神になっていまい、森を壊し大殺戮が始まります。

サンとアシタカはタタリ神と化す猪神を鎮めようとする中、アシタカと山犬に育てられ人を憎むサンが心を通わせる物語です。

犬神のモデルの犬種とは?

もののけ姫に登場するサンの育ての親の山犬、モロの君ですがモデルになった犬種はいるのでしょうか?

実際のところも宮﨑駿がどの犬をモデルとしてもののけ姫に登場させたかは不明です。

しかし、この映画を作成するにあたって見本となるような犬は存在したと思います。

白くて大きなオオカミのような姿をしている犬種は色々といますが、特によく似ている犬種がありました。

ホワイトスイスシェパードドッグという犬種です。

大型犬の分類になりますが、登場する山犬のようには大きくはないですね。

被毛の色は犬種名にある通り、全身が真っ白な毛で覆われています。

バランスのとれた体系ときれいな白い被毛はとても魅力的で、走っている姿は映画に登場する山犬のように見えます。

そして、モデルになったと思われるもう一つの特徴が顔にあります。

ピンと立った耳と細く長い口元はとても似ています。。

ホワイトスイスシェパードドッグの性格はとても温厚で、山犬のように人に攻撃的になる様なことはないようですね。

見た目のモデルとなった犬種はホワイトスイスシェパードと紹介しましたが、もののけ姫の舞台は日本になっています。

そこでもう一つのモデルが考えられます。

そのモデルは犬ではなくオオカミです。

日本古来から生息していた、オオカミのニホンオオカミがモデルになっているのではないのでしょうか?

オオカミは「大神」とも書きますが、これは農作物を荒らす狸や鹿を退治して食うことから、感謝されていたためです。

また、突然変異で生じた白い個体のニホンオオカミが神様として人々から信仰されていたのかもしれません。

二ホンオオカミは絶滅したといわれています。

生きている姿を見ることはできませんが、日本が舞台になっているもののけ姫の世界では山犬として生きているのかもしれません。

モロの君の大きさについて

気になる山犬モロの大きさですが・・・

今の時代の大きな犬種と並べてみてもモロのほうが大きいですね。

物語の中では、モロとサンが並んでいるシーンがあります。

並んでいるといっても、モロが伏せをしている状態でサンよりも体高が高い状態ですね。笑

また、サンを乗せて走りまわったり、飛び跳ねたりできるところを考えてみても並みの大きさでしょう。

大きい犬種で有名なグレートデーンでも体高が70㎝、後ろ脚で立った状態で150㎝ほどです。

サンが日本人の女性の平均身長くらいなら150㎝ほどで、グレートデーンが立ち上がってやっとサンと同じ身長になるくらいですね。

これだけ見てもモロの大きさは現在いる犬よりもはるかに大きいことが分かります。

 

具体的にモロの大きさについて考えてみました。

あくまで推測ですが、映画の中でサンと並んでいるシーンを比較したところ。

サンの伸長を150㎝と仮定すれば、山犬の体高は3m!!

体高から体長を推測と体重を推測すると3.5m以上!!体重は500㎏以上!!

現在の動物ではホッキョクグマと同じような大きさでした。

ホッキョクグマならサンを背中に乗せて走りまわったり、飛び跳ねたりすることも十分可能ですね。

 

余談ですが、映画のシーによってはモロが小さく見えるシーンもありますね。笑

Sponsored Link

モロの君の名前の由来について

山犬の「モロの君」という名前の由来についてですが、神籬(ひもろぎ)の中に秘密がありました。

神籬(ひもろぎ)とは、神霊を招き降ろすために、清浄な場所に榊 (さかき) などの常緑樹を立て、周りを囲って神座としたものです。

簡単に説明をすると神様が天から降臨される場所ということです。

神籬(ひもろぎ)の語源は「ひ」は神霊、「もろ」は天下るの意の「あもる」の転、「き」は木の意、神霊が天下る木、神の依り代となる木の意味となる 天下るの意味は天から降りるとなっています。

日本人は自然の山や岩、木、海などに神が宿っていると信じ、信仰の対象としてきました。

神霊である森を守るために森に舞い降りた一族がモロの君の名前の由来になっているようです。

山を切り開こうとする人と、森を守る山犬という設定から考えると、神籬(ひもろぎ)が由来していることは間違いないようですね。

まとめ

・もののけ姫に登場する山犬、モロの君のモデルは不明だが、ホワイトスイスシェパードドッグとニホンオオカミがモデルとなっていると考えられる。

・モロの大きさは、推定、体高3m、体長3.5m以上、体重は500㎏以上。

・モロの君の名前は神籬(ひもろぎ)が由来となっていて、守るために森に舞い降りた一族という意味がある。

関連記事:もののけ姫に登場する山犬の兄弟の名前は?山犬とモロの君の声優は?

旅猫リポートに登場する犬の種類は?名前と演じる声優さんについて

ドラマはじこいで深田恭子さんと共演している犬の種類は?名前や値段について

Sponsored Link

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください