ピットブルという犬をご存知でしょうか?
ピットブルという犬種で調べると「危険」というキーボードが出てきます。
日本ではあまり見ることがない犬種のピットブルですが、危険とういことが気になり調べました。
今回はこんなピットブルの危険な理由についてまとめてみました。
ピットブルはどんな犬?

ピットブルは正式名称「アメリカンピットブルテリア」と言います。
ピットブルはイギリスからアメリカに輸入されたスタッフォードシャーブル・テリアと初期のブルドッグを交配して作出された犬種です。
闘犬として誕生した犬種で、身体能力は高く、筋肉質でがっちりとした体格の持ち主です。
体高
♂ ♀ 45~56㎝。
体重
♂ ♀ 14~36㎏。
被毛は短毛な気質が特徴的な犬種です。
毛色は様々な色と模様がありバリエーションが豊富です。
全身が黒、茶色、白、グレーの種類や、黒と白、茶色と白、大きな斑模様のものまで様々です。
性格は飼主には非常に愛情深く、とても忠誠心が強いことが特徴です。
ペット用に改良が進んでいることもあり、穏やかな性格のピットブルがほとんどですが、中には闘争心が強く残っている個体もいます。
子犬のころからしっかりと社会化を身につかせ、しつけをしっかりすれば問題行動を起こすことは少ない犬種といえます。
しかし、過去には闘犬として飼育されていた歴史があるため、育て方、しつけの仕方には注意が必要な犬種です。
ピットブルが起こした危険な死亡事故とは?
ピットブルが危険ということの理由にはピットブルの攻撃的な性格とピットブルが起こした事故が理由です。
1979年から1998年に犬が関わった死亡事故のうちピットブルが関わったものが66件の死亡事故が記録されています。
被害者は飼主、とその家族がほとんどだそうです。
アメリカでは飼主を食い殺すという、とてむごい死亡事故も確認されています。
死亡事故を起こしたピットブルの特徴としては、突発的に攻撃的な一面を見せていることが分かっています。
日本でもピットブルによる咬傷事故が数件確認されています。
しかし、ピットブルが起こした死亡事故や咬傷事故には少なからず、飼い主による無責任な飼育やしつけに原因があるようです。
日本で起きた咬傷事故を起こしたピットブルは過去にも人に襲い掛かったり、噛みついたりしたことがありました。
攻撃的な性格をしていることが分かっているにも関わらず、ノーリードでの散歩をしていたことが咬傷事故の原因になっているようです。
また、アメリカで起きた飼い主を食い殺したピットブルも、闘犬として飼育されていたことが原因です。
闘犬として飼育されているピットブルは攻撃的な性格だけではなく、発作的に激情していますこともあるようです。
興奮状態になったピットブルは飼主であろうと判断がつかなくります。
攻撃的な個体がいることは事実だと思いますが、飼い主さんによる飼育やしつけによることが事故の原因になっているのかもしれません。
ピットブルの飼育にはピットブルの性格と気質を理解が必要になります。
しつけ次第では、飼い主さんでも手に負えない凶暴な犬になってしまいます。
しかし。子犬のころから、色々な犬や人と触れ合わせ、社会化としつけをしっかりすれば穏やかでやさしい家庭犬にもなってくれるはずです。
日本で飼育できるの?
危険な一面を持っているピットブルですが日本で飼育することはできるのでしょうか?
ペットショップでの購入することはほとんどできませんが、ピットブルは日本で飼育することができます。
ピットブルを購入するときは、ブリーダーさんから購入またピットブルの子犬の里親になることがほとんどのようです。
ピットブルの価格は10万円~30万円ほどが相場になっているようですね。
日本では外国人力士として有名な武蔵丸さんがピットブルを飼っていることは有名ですね。
しかし、ピットブルを飼育、所有することを禁止している国もあります。
過去にピットブルが起こした事故により、イギリスをはじめとする、多くの国がピットブルの輸入と所有を禁止しています。
また、アメリカでも市、都によっては輸入、所有を禁止している地域が存在します。
ピットブルの飼育について
ピットブルの飼育には初心者が初めて飼う犬種としては難しい犬種です。
ピットブルの性格、気質、特徴を理解したうえでしつけを徹底する必要があります。
子犬の頃に、いろんな犬や人と触れ合わせることで社会化を身に着けさせることが大切です。
しつけをしっかりするこことで、他の犬や人の吠えたり襲い掛かったりする行動はなくなります。
しかし、しつけが難しいピットブルも中にはいるようです。
無理なしつけや間違った方法でのしつけも悪影響になってしまうかもしれません。
ドッグトレーナさんに相談、訓練所に通わせることも1つの選択です。
凶暴な性格のイメージが強い印象ですが、我慢強い性格も特徴の1つです。
ケガや病気で痛みや体調が悪いことがあってもじっと我慢していることがあります。
また、見た目では分からないストレスを抱えてることもあるので注意が必要です。
行動やしぐさに変化がないか日々観察することが大切ですね。
しっかりとしつけたピットブルでもストレスを抱えることで問題行動の原因になってしますことがあります。
運動量も豊富なので、毎日の運動と遊びは欠かせません。
朝晩、2回の散歩と広い場所での運動が必要になります。

まとめ
ピットブルについて危険な性格や気質、過去に起こした事件について紹介しました。
闘犬として改良され、飼育されたことから攻撃的な性格、気質があることは事実です。
しかし、飼育の仕方、しつけの仕方次第では穏やかでやさしい犬に育てることは十分に可能な犬種です。
どんな犬も飼い主さんの次第で、凶暴な犬にってしまうこともあり、良きパートナーになってくれることを理解する必要があります。
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