鯖といえば、味噌煮や塩焼きがとっても美味しい魚で日本の食卓に並ぶことが多いですよね。
そんな匂いにつられて犬も食べたそうにしていませんか?
また、犬に鯖を食べさせてあげたいと思ったことはありませんか?
犬は鯖を食べても大丈夫なのでしょうか?
今回は犬が鯖を食べることについてまとめてみました。
目次
犬は鯖を食べても大丈夫?

結論からいうと犬は鯖を食べても大丈夫です。
与え方をきちんと守れば犬も鯖を食べることができます。
また、鯖には犬にとっても健康にいい栄養素がたくさん含まれています。
鯖の栄養素や犬に鯖を食べさせるときに注意することについて紹介します。
鯖に含まれる栄養素は?
鯖に含まれる栄養素と犬の健康をもたらす健康効果についてご紹介します。
・カルシウム
カルシウムは犬の骨や歯の形成には欠かせない栄養素です。
カルシウムを摂取することで骨や歯がより丈夫になります。
子犬の成長過程やシニア犬の骨粗しょう症予防にカルシウム摂取はとても大切です。
・タンパク質
タンパク質は犬の筋肉の調整などに必要な栄養素です。
また犬のエネルギー源にもなります。
・タウリン
動脈硬化の原因になる血中のコレステロールなどを体外に排出して、血流の通りをよくする働きがあります。
また、タウリンは犬の視力や聴力を正常に保つために役立つ栄養素です。
このタウリンが不足すると免疫機能不全などになります。
・オメガ3脂肪酸
オメガ3とはDHA、EPA、DPAの3つの栄養素のことです。
青魚に多く含まれる栄養素で、主に犬の血液をサラサラにする働きがあります。
犬のがん予防や悪玉コレステロールの低下、血栓の抑制など犬の健康に欠かせない健康効果がたくさんある栄養素です。
鯖のカロリーは?
犬にとって鯖のカロリーはどうでしょうか?
鯖のカロリーは1切れ100gあたり202kcalです。
また片身重さ133gの場合だと269kcalと少しカロリーが高いです。
犬の主食のドッグフードが100gあたり300kcalほどのなので鯖を与えすぎるとカロリーをとりすぎてしまいます。
鯖を犬に与えるときに注意することは?
美味しいそうな匂いつられて犬がほしがるので、犬に与えてあげたくなる人もいますよね。
鯖は犬にとっても栄養満点の食材ですが犬に与えるときに注意することはあるのでしょうか?
犬に鯖を与えるときに注意することについて紹介します。
鯖の骨は与えてはいけない!!
犬は食べ物を丸呑みしてしまうので骨を与えると丸呑みして喉に詰まらせてしまったり胃腸を傷つけてしまう 可能性があるので危険です。
また、鯖の骨は大きくて硬いので細かく嚙み砕きにくいのでとても危険です。
犬に骨を与えるときは加熱して骨まで柔らかくしてあげる必要があります。
また、ミキサーなどで細かくしてあげると安全に犬に食べさせてあげることもできますね。
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水煮缶は与えても大丈夫?

鯖の水煮缶は、骨まで食べれるようにと柔らかくなるように加熱してあるので犬も安心して食べることができます。
鯖の栄養素に合わせて骨のカルシウムもとれるので鯖の栄養素をすべて食べさせることがせきます。
しかし、もともと人が食べるための食材なので塩分も入っています。
犬に1缶まるまる与えると塩分過剰摂取になってしまうので、少量をドッグフードにトッピングしてあげるのがいいですね。
寄生虫とスタミン食中毒の注意について
鮮度が落ちた魚にはヒスタミン中毒になる危険性があります。
このヒスタミン中毒は加熱しても死滅させることができないので注意してください。
また、鯖にはアニキサス寄生虫がいるため生で食べさせるのはおススメしません。
もしこのヒスタミン中毒、アニキサスにかかってしまった場合犬が下痢や嘔吐、腹痛など体調を崩してしまうので必ず新鮮な鯖を加熱したものを与えてあげましょう。
鯖を与える量は?
犬に鯖を与えすぎると黄色脂肪症(イエローファット)になることをご存知ですか?
犬の健康にいいとされる鯖ですが、与えすぎてしまうとイエローファットになる原因になってしまいます。
これは、鯖を大量に摂取することで不飽和脂肪酸が体内で酸化し体内のビタミンEを崩壊してしまうからなのです。
症状としては、発熱や食欲不振などが挙げられます。なので犬に鯖を与えるときは与える量に充分注意する必要があります。
体重が5㎏くらいまでの小型犬なら1日に必要なカロリーはおおよそ、550cal程です。
鯖を与える量は20gほどが適量になると思います。
体重が20㎏以上の大型犬でも100g以上は与えすぎになってしまいます。
犬の体重に合わせた量を与えるようにしまししょう。
また、青魚に含まれる脂は他の魚に比べて消化が悪いので、与えすぎは下痢の原因になることもあります。
アレルギーについて
犬は鯖を食べることでアレルギーを発症することがあります。
アレルギーには個人差があります。そのときの体調によっても変わります。
もし犬に初めて鯖を与えるのであればまずは少しだけ与えて様子を見ましょう。
アレルギーがある場合は犬が鯖を食べて短時間で症状がで始めます。
身体を痒がったり、発疹、目の充血、下痢や嘔吐などの症状が出た場合はすぐに動物病院を受診しましょう。
美味しい鯖の選び方は?

犬に鯖を食べさせてあげるなら美味しい鯖を選びたいですよね。
当然、鮮度の高いものが美味しいですね。
美味しい鯖の選び方は、身体にぬめりがあり青光りしているもの、腹にはしっかり弾力があり目は澄んでるものを選ぶといいです。

まとめ
犬が鯖を食べることについてまとめてきましたがいかがだったでしょうか?
犬に鯖を与えるときは必ず新鮮な鯖を与えてくださいね。
鮮度の落ちたものを与えると犬が体調を崩してしまい、飼い主さんも困りますよね。
与え方さえ守れば犬も美味しい鯖を食べることができます。
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