節分の日の恵方巻きや手巻き寿司、お稲荷さんなどでつかう酢飯。
「お酢の匂いは犬が嫌い」
ということは聞いたことがありませんか?
でも、お寿司を食べているとなんだか愛犬が物欲しそうにみつめいます。
酢飯って犬も食べることができるのでしょうか?
今回はこんな犬が酢飯を食べることについてまとめてみました。
犬は酢飯を食べても大丈夫?

お寿司に使われる酢飯ですが犬は酢飯を食べれることができるのでしょうか?
また、お酢が嫌いといわれる犬にとって酢飯も嫌いなんでしょうか?
酢飯は、ごはんに米酢と砂糖、塩を加えて混ぜ、水気をとばいして作ります。
犬にとって少量のごはんであれば食べることができますが、気になるのはお酢の米酢です。
この米酢で作られた酢飯は犬は食べることができるのでしょうか?
犬は酢飯を食べることができます。
与え方をきちんと守れば犬も酢飯を食べることができます。
酢飯に入っている、米酢、砂糖、塩は少量であれば犬も食べることができます。
また、犬はお酢が嫌いと言われていますが、酢飯なら好んで食べる犬も多くいます。
こんな酢飯に含まれるお酢や、犬がお酢を嫌いだと言われている理由などについて紹介します。
米酢の栄養素と犬のからだへの影響は?

犬も酢飯を食べることができます。
酢飯は米酢を使って作られていますが、この米酢は犬のからだにはどんな栄養素が含まれているのでしょうか?
また、犬のからだにどんな影響があるのでしょうか?
米酢は、その名のとおり米から出来たお酢です。
原料のお米は犬のからだには悪い影響を与えるものではないので安心して与えることができますね。
米酢には酢酸やクエン酸、それにアミノ酸の栄養素が多く含まれています。
クエン酸とアミノ酸はダイエットを行う上で効果的だとされています。
酢酸は脂肪が蓄積されるのを抑え、クエン酸によって体内脂肪をエネルギーにする新陳代謝を促します。
そして、アミノ酸が脂肪燃焼へと導く働きがあります。
また、酢の成分には犬のからだの血糖値を抑えたり、腸内で悪玉菌が増殖しないように抑え、腸内環境を正常化させる効果があります。
お酢は犬のからだに必要な栄養素が色々と含まれていますが注意が必要な所もあります。
お米が原料で作られているお酢によってアレルギーを発症するがあります。
お酢を食べたことがない犬にお酢を与える少量から始めるようにして、犬の様子をみましょう。
また、犬に酢飯を与えるとは砂糖や塩を加える量には注意が必要です。
犬に酢飯を与えるときは、人が食べる酢飯とは別に手作りの酢飯を作ってあげるといいですね。
砂糖と塩は少なめにしてあげて、お酢の量も犬に合わせてあげるといいでしょう。
節分の恵方巻など犬にも酢飯を食べさせてあげたいときは手作りで作ってあげてはいかあでしょうか?
犬がお酢が嫌いな理由は?
「犬はお酢が嫌い。」
ということを聞いたことはありませんか?
お酢で作られた、しつけ用のスプレーなども販売されています。
犬がお酢を嫌いだという理由は・・・
やはり、お酢のツンっとした匂いです。
犬は嗅覚が優れた動物だということは有名ですが、その嗅覚の良さは人の100万倍以上だとも言われています。
私たち人より100万倍も強烈に匂いを感じるわけではありませんが、匂いを嗅ぎ分ける力はすごいものです。
そんな優れた嗅覚をもっている犬はお酢の匂いがやはり苦手なんですね。
また、レモンやオレンジなどの柑橘系の果物の匂いも苦手だと言われています。
お酢で作られたしつけ用のスプレーもこのお酢の匂いを利用したものなんですね。
でも、お酢の匂いや柑橘系の果物の匂いを全く気にしない犬もいます。
酢飯に入っているお酢の匂いも苦手な犬もいれば、まったく気にせず食べる犬もいるようです。
黒酢やリンゴ酢について
酢飯に使われる米酢は犬のからだには悪い影響はありませんが、黒酢やリンゴ酢といった他の酢はどうなんでしょうか?
黒酢やリンゴ酢は使われている原料と作り方に違いがあります。
黒酢は原料に米が使われていてます。
黒酢は製造の過程で他の酢より発光時間が長くなっているもので、米酢などとほとんど変わりはありません。
リンゴ酢も原料がリンゴで作られたお酢で含まれる栄養素に少し違いがありますが、犬のからだには悪い影響はありません。
しかし、お酢にも色々な種類があります。
バルサミコ酢やワインビネガーです。
これらのお酢は、原料にブドウの果汁が使われています。
この原料に使われるブドウは犬にとってはとっては、食べさせてはいけない食べ物の一つです。

ブドウによる中毒が報告され始めたのは比較的最近のことです。
日本での発症例は多くなく、そのため飼い主のなかには犬にブドウが危険なことをまだ知らない人も多いようです。
お酢を食べることができる犬ですが、使われるお酢には注意が必要ですね。
市販で販売されているお酢が使われている料理にも注意が必要です。
材料にお酢と明記されていても、お酢の種類までは記載されていないことがあります。
お酢の原料が分からないときは犬のからだへのリスクを考えると与えるのは避けるほうがいいでしょう。

まとめ
・犬は酢飯を食べることができる。
・お酢にはクエン酸やアミノ酸などの犬のからだに必要な栄養素がふくまれている。
・犬はお酢の匂いが嫌い、しかしお酢の匂いを気にしない犬もいる。
・ブドウを原料に作られた、バルサミコ酢やワインビネガーは犬に与えてはいけない。
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