練り物の食べ物としてなじみ深いちくわ。
おでんや磯部上げなんかによく使われつ食材だと思われます。
そんなちくわを「犬にも食べさせてみたい。」と思った飼い主さんはいないでしょうか?
今回はこんな犬がちくわを食べることについてまとめてみました。
ちくわの材料は?

ちくわなどの練り物は魚のすり身で作られています。
魚のすり身以外にはどんな食材が使われているのでしょうか?
ちくわに使われている材料は・・・
・タラ、ホッケ、アジ、サメなどの魚の身
・デンプン
・塩
・卵白
原料となる魚のすり身に、デンプンや卵白をつなぎとして混ぜ合わせたもので、ちくわの身が固まるように塩が加えられています。
かまぼことの違いは、練った魚を蒸しているか、焼いているのかということです。
ちくわは焼いて作られていて、かまぼこは蒸して作られています。
ちくわの栄養は?

・タンパク質
・脂質
・炭水化物
・ビタミンD
・ビタミンB12
・ナトリウム
・カルシウム
・マグネシウム
ちくわには犬のからだや骨を作るための、タンパク質やカルシウムが豊富に含まれています。
また、ビタミンDはカルシウムの吸収をよくする効果があります。
ちくわは魚の栄養をそのまま食べることができる食材です。
ちくわのカロリーは?
気になるちくわのカロリーですが、スーパーなどで販売されているちくわ1本あたり、約25gです。
ちくわ100gあたりのカロリーは約100㎉です。
ちくわ1本あたりのカロリーは約25㎉ということになります。
ドッグフードは100gで300㎉ほどになるので、ドッグフードに比べると低カロリーな食材といえるでしょう。
犬はちくわを食べても大丈夫?
魚の栄養を食べることができて、低カロリーな食材のちくわですが、犬はちくわを食べても大丈夫なのでしょうか?
犬にちくわを食べさせることは避けたほうがいいでしょう。
犬にちくわを与えてはいけない理由は、ちくわに使われている塩です。
また、市販のちくわには添加物も多く使用されているので犬に食べさせることは避けたほうがいいでしょう。
塩分と添加物の危険について紹介します。
塩分と添加物について

市販で販売されてちくわには1本あたり約0.6gの塩が使われています。
犬も最低限の塩分は必要ですが、1日に必要とされる塩分の量は約2~5g程です。
少量のちくわを与えることは問題ありませんが、ごはんの代わりにちくわのを与えるようなことはしてはいけません。
例えば体重の比で考えれば、ミニチュアダックスにちくわ1本というのは、人間で言えば10本以上食べたのと同じイメージです。
それでも1回だけなら何とかなるでしょうが、毎日繰り返せば・・・これはもう、塩分取りすぎという問題どころか、極度の偏食になってしまします。
そこまで1つの食べ物でおなかを満たせば、それ以外にも何が起こるかわかりません。
ちくわに使用されている添加物は、保存料と着色料が使用されています。
保存料はもちろんのこと着色料はちくわの見た目をよくすることが目的として使われているので、味や栄養には何の関係もありません。
ちくわに使われている着色料などは人がみておいしそうに見えることが使用されていいます。
保存料、着色料は犬にとっては必要のない物です。
犬にちくわを与えるには?
市販で販売されているちくわは塩、添加物が多く使われているので犬に与えることは避けるべきです。
しかし、ちくわは魚の栄養がたくさん入った食材です。
犬に安全にちくわを与える方法を紹介します。
ペット用で販売されているちくわ
ペットショップや通販で、犬が食べることができるちくわが販売されています。
犬が食べることができるように、塩の量が調整されているので安心して与えることができます。
ちくわを手作りする

ちくわを手作りしてみてはいかがでしょうか?
フードプロセッサーとすり鉢、オーブンがあればちくわを作ることができます。
塩の量の調整もできて、無添加のちくわを作ることができます。
しかし、塩の量を減らしてしまうとちくわの身がプリプリに仕上がらない魚の種類もあります。
スケトウダラやサバ・マグロ・サンマなどの赤身の魚はいれる塩の量を減らしてしまうとプリプリに仕上がりにくい魚の種類です。
少ない塩でプリプリのちくわを作るにはグチ・エソ・オキギス・ムツなどの魚を使うといいでしょう。
市販で販売されているちくわは魚の身だけを使用していますが、手作りで作るちくわなら他の食材も混ぜることができます。
魚の以外の食材も使ったちくわを作ってみたはいかがでしょうか?

まとめ
ちくわは魚の栄養が多く含んだ食材です。
しかし、市販で販売されているものは、犬のからだにとってあまり良くありません。
少量のちくわを食べさせてあげることは問題ありませんが、ごはんと同じように与えることは避けたほうがいいでしょう。
もし、ちくわを食べさせてあげたいと思ったときは、ペット用で販売されているものか、手作りのちくわをごちそうしてみてはいかがでしょうか?
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