お味噌汁や冷ややっこ、湯豆腐なんかでよく食べられることの多い豆腐。
からだにいい食材でよく紹介されていますよね?
からだにいい食材なら「犬にも食べさせてあげたい。」と思ったことはないでしょうか?
今回はこんな犬が豆腐を食べることについてまとめてみました。
目次
犬は豆腐を食べても大丈夫?

からだにいい食材とされている豆腐ですが犬は豆腐を食べることができるのでしょうか?
犬は豆腐を食べても大丈夫です。
与え方をきちんと守れば犬にとっても豆腐はからだに良い食材と言えるでしょう。
気になる豆腐の原料や栄養などについて紹介します。
豆腐の原料は?

ご存知の方も多いとは思いますが豆腐に使われている原料は大豆です。
豆腐、1丁は約380粒の大豆が使われていると言われます。
大豆を水に浸けてふやかし、すりつぶしたものを加熱して絞ったものににがりを加えて固めることで豆腐になります。
にがりは犬のからだに影響はないのでしょうか?
にがりの成分は塩化マグネシウムです。
塩化マグネシウム摂りすぎると下痢の原因になってしまうことがあります。
しかし、豆腐に使われるにがりに含まれる量は少ないので、にがりが原因で下痢になるということなないようです。

豆腐の栄養素は?
豆腐に含まれる栄養素は・・・
・タンパク質
からだの皮膚や筋肉などを作るためには、欠かせない栄養素です。
また、大豆に含まれる植物性タンパク質は、お肉や魚に含まれるタンパク質以外のアミノ酸も含まれています。
・リノール酸
大豆に含まれるリノール酸はコレステロールを抑制し、アレルギーを抑える働きがあります。
・オリゴ糖
腸内の善玉菌の栄養素になります。
悪玉菌の活動を抑える働きもあり、腸内環境を整えます。
・サポニン
からだの老化の原因になる活性酵素を抑制する働きがあります。
犬の成人病の予防に効果がある栄養素です。
・イソフラボン
イソフラボンは細胞の新陳代謝を高めたり、骨からカルシウムが溶け出すの を防ぎ骨の密度を保ち、骨粗鬆症の予防や改善に効果があるといわれています。
・カルシウム
骨を作る栄養素で、ストレスを抑制する働きがあります。
また、吸収に難点のあるカルシウムが、豆腐の良質なタンパクによって吸収が促進されます。
豆腐のカロリーは?
気になる豆腐のカロリーですが・・・
豆腐は絹ごし豆腐と木綿豆腐で少しカロリーに差がありました。
絹ごし豆腐の100gあたりのカロリーは56㎉です。
木綿豆腐1の100gあたりのカロリーは72㎉です。
木綿豆腐のほうが少しカロリーが高くなっていました。
スーパーなどで売られている豆腐1丁は300~350gほどです。
低カロリーな食材で紹介されていることが多く感じますが、そこまで低カロリーな食材ではないようです。
おいしそうに豆腐を食べるからと言って、たくさんの豆腐を与えることはカロリーオバーになってしまうので注意が必要ですね。
下痢とアレルギーの原因は?
大豆の栄養をたくさんはいっている豆腐ですが、注意することがあります。
豆腐を食べることで下痢やアレルギーになってしまうことがあることです。
下痢やアレルギーの原因について紹介します。
与えすぎは下痢になる?
豆腐は固形の食べ物ですが、豆腐の85%い以上は水分です。
豆腐を食べ過ぎるとお腹が緩くなる原因になり、下痢になってしまうことがあります。
また、豆腐に含まれるサポニン老化を防いでくれる栄養素ですが、胃が弱っていたり、胃の弱い犬にとっては下痢や腸の炎症の元になってしまいます。
お腹の調子が悪い時は無理に与えないほうがいいでしょう。
アレルギーの原因
豆腐を与える前に注意することが大豆のアレルギーです。
大豆のアレルギーを持っている犬に豆腐を与えてはいけません。
また、大豆を食べたことがない犬に豆腐を与えるときは少量から与えるようにして様子を見るようにしましょう。
豆腐を与えた後、からだが赤くはれていたり、かゆがっているなどの症状がでたときはすぐに動物病院で診てもらうようにしましょう。
結石にも注意が必要?
豆腐に含まれる、カルシウムやタンパク質の他にもミネラルがたくさん含まれています。
からだにとって必要な栄養素ばかりですが、摂りすぎにはあまり良くないようです。
カルシウムやミネラルを多く摂りすぎると、カルシウムやミネラルが結晶化して結石の原因になります。
結石ができやすい犬には与える量を考える必要があります。
豆腐の選び方と与え方は?
豆腐の下痢やアレルギーの原因について紹介しました。
犬に与える豆腐の選び方や与え方について具体的に紹介します。
豆腐の選び方
犬に与える豆腐の選び方ですが、絹ごし豆腐を与えることがいいでしょう。
他の豆腐に比べてカロリーが低く、豆腐に含まれるカルシウムやミネラルのバランスもとれています。
同じ豆腐でも厚揚げの脂質は絹ごし豆腐の3倍にもなるので、厚揚げは避けたほうがいいですね。
また、豆腐を購入するときは成分表も見てみてください。
天然にがりは「粗製海水塩化マグネシウム」や「塩化マグネシウム含有物」と明記されています。
加工されたものは「塩化マグネシウム」としか表記がないです。
より質のいいものが欲しいのであれば天然のにがりを使われたものを選ぶのがおすすめです。
豆腐の与え方
豆腐を与えるときは、まずは少量から与えるようにしましょう。
また、与えすぎは下痢の原因になったり、ごはんの代わりに豆腐を与えたりするのは下痢の原因になったり、カロリーオバーになってしまうので注意が必要です。
ごはんのトッピングとしてドッグフードに少し足してあげるくらいがいいですね。
また、冷蔵庫から出したばかりの豆腐は冷えすぎています。
人肌くらいに温めたものを与えるようにしましょう。

まとめ
・豆腐は与え方や与える量を守れば犬も食べることができる。
・豆腐はほとんどが水分でできているので、与えすぎは下痢の原因になる。
・大豆アレルギーを持っている犬は豆腐を食べるとアレルギーを発症する原因になる。
・豆腐の選び方は、栄養バランスのとれた絹ごし豆腐を選ぶようにして、天然のにがりが使用されているものを選ぶ。
・豆腐は栄養価が高い食材だが、与えすぎはカロリーオバーになってしまうので注意が必要。
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