寒い季節になると・・・
「いしや~きいも~、おいも~~。」と焼き芋がおいしい季節です。
焼きたての焼き芋は、ホクホクで甘くて大好きな人は多いんじゃないでしょうか?
そんな焼き芋は犬は食べることができるのでしょうか?
また、焼き芋を「犬に食べさせてあげたい。」と思ったことはないでしょうか?
今回はこんな犬が焼き芋を食べることについてまとめてみました。
目次
犬は焼き芋を食べても大丈夫?

ホクホクで甘~い焼き芋ですが、犬は焼き芋を食べることはできるのでしょうか?
犬も焼き芋をたべても大丈夫です。
与え方に注意すれば犬も焼き芋を食べることができます。
また、焼き芋は犬のからだに必要な栄養素もたくさん入っています。
そんな焼き芋の栄養素や与え方について紹介します。
焼き芋の栄養素は?
・タンパク質
・脂質:
・炭水化物
・ビタミンE
・ビタミンB1
・ビタミンB6
・ビタミンC
・カリウム
・カルシウム
焼き芋に含まれ主な栄養素は、炭水化物とビタミン類です。
焼き芋の甘みにもとになっている、糖はもともとはでんぷんです。
このでんぷんが焼き芋に含まれる炭水化物ということです。
さつまいもをじっくり焼くことででんぷんから糖に分解されることで甘みに変わっているんですね。
また、焼き芋にはビタミン類が豊富に含まれています。
焼き芋に含まれるビタミン類は犬のからの調子を整えるのに必要な栄養素です。
塩分の排出を促すカリウムや犬の骨や歯を作るのに必要なカルシウムも豊富に含んでいます。
焼き芋のカロリーは?
気になる焼き芋のカロリーは・・・
焼き芋100gあたり163㎉ほどになります。
中ぐらいの焼き芋を4㎝ほど輪切りにカットすると100gほどになります。
生のサツマイモは100gあたり132㎉ほどです。
生のサツマイモと比べるとやはりカロリーは高めということになりますね。
ドッグフードは100gで300㎉ほどになるので、ドッグフードに比べるとカロリーは低めの食材と言えるでしょう。
しかし、カロリーが低いからといって与えすぎはカロリーオーバーになってしまうので注意が必要です。
さつまいもを焼き芋にすると栄養価が高くなるの?
サツマイモの調理法は色々とありますが、焼き芋にすることで栄養価は高くなるのでしょうか?
焼く前のサツマイモと栄養素の比較をすると増えているものがありました。
焼くことで水分がなくなり、食物繊維、カリウム、ビタミンB6が増えています。
焼き芋にすることでサツマイモの栄養がギュッと凝縮された感じですね。
焼き芋にすることで大きく変化する栄養素は炭水化物であるでんぷんです。
焼き芋は65~70℃でゆっくりと長い時間をかけて焼きます。
じっくりと長い時間をかけて焼くことで、βアミラーゼという酵素がでんぷんを糖に分解するのです。
でんぷんから変わった糖は犬のからだに吸収されやすく、とすぐにエネルギーに変わってくれるのです。
焼き芋の皮を食べると下痢になるの?
焼き芋を食べるときに、皮がついたまま食べる人、皮を取って食べる人がいうと思います。
焼き芋の皮は実の部分に比べて、甘みが少なく食感が違うので取って食べているんじゃないでしょうか?
犬に焼き芋を与えるときは、皮がついたままの焼き芋を与えるほうがいいのでしょうか?
それとも、皮を取った焼き芋を与えるほうがいいのでしょうか?
また、焼き芋の皮は少し硬いイメージがありますが、消化に悪くはないのでしょうか?
焼き芋の皮について紹介します。
焼き芋の皮の栄養素
焼き芋の皮は実の部分と同じように色々な栄養素があります。
・ビタミンC
・食物繊維
・ポリフェノール
焼き芋の実の部分と同じように食物繊維やビタミンCを多く含んでいます。
注目する栄養素が、ポリフェノールです。
ポリフェノールは犬の細胞やDNAを保護する役割があり、犬のからだを若々しく保ちます。
また、歯周病や虫歯の予防にも効果があります。
焼き芋の皮は下痢の原因?
焼き芋の皮は犬のからだに良い栄養素が入っていますが、与え方に注意が必要です。
犬は食べ物を上手くすりつぶして食べることはできません。
焼き芋の皮はたくさんの栄養が入っていますが、少し硬い焼き芋の皮は犬にとっては消化しにくいのです。
焼き芋の皮を上手く消化できず、お腹の調子が悪くなったり、下痢になってしまうこともあります。
焼き芋の皮を犬に与えるには、フードプロセッサーなどで細かくしてから与えるほうがいいでしょう。
また、お腹の調子が悪い犬や、シニア犬には無理に焼き芋の皮は与えないほうがいいですね。
焼き芋の与え方は?
甘くて柔らかい、焼き芋が好き!!
という犬は多いようですね。
焼き芋を犬に与えるときに注意することについて紹介します。
焼き芋は犬のからだに必要な栄養素がたくさん入っていますが、与えすぎはよくありません。
与えすぎは肥満の原因になってしまいます。
また、おお通じをよくする食物繊維も必要以上に摂りすぎるとお腹がゆるくなり逆効果になってしまいます。
1日に与える焼き芋の量は体重5㎏ほどの小型犬なら、25gほど、中ぐらいの焼き芋、1㎝くらいの輪切りにしたもの。
体重30㎏ほどの大型犬なら100gほど、中ぐらいの焼き芋、4㎝くらいに輪切りにしたものくらいが適量でしょう。
また、焼き立てのものは人肌くらいに冷ましてから与えるようにします。
焼き芋を塊のまま与えてはいけません。
犬が食べやすいように小さくカットしてから与えるようにしてください。
また、焼き芋の皮は与えても大丈夫ですが、消化に不安のある犬には与えないほうがいいですね。
アレルギーについて
犬は焼きもを食べることでアレルギーを発症することがあります。
焼き芋だけでなく、さつまいを使った食べ物を食べるとアレルギーになります。
しかし、他の食材に比べるとさつまいもを食べることでアレルギーを発症することは少ないようです。
初めて焼き芋を食べさせるときは、少量の焼き芋を与えるようにして犬の様子をみましょう。
体が赤くはれたり、かゆがるような様子が見られたときはアレルギーを発症していると思われます。
動物病院で診てもらうようにしましょう。
さつまいもの旬と選び方は?
焼き芋は買って食べる。
そんな人は多いと思いますが、家庭でできる焼き芋の調理器具やオーブンで焼き芋は作ることができます。
家庭でも作ることのできる焼き芋ですが、おいしい焼き芋を作るためのさつまいもの旬と選び方について紹介します。

さつまいもの旬は?
焼き芋の季節は秋というイメージを持っている人が多いと思います。
さつまいもの旬は10~11月ごろになります。
秋の終わりから冬の初めごろということになりますね。
また、さつまいもは収穫されたれのものはさつまいも特有の甘みは薄くなっています。
収穫されたたてのさつまいもは水分を多く含んでいるので甘みが少なく感じるのです。
収穫されたさつまいもを2,3か月ほど寝かして、水分を排出したも旬のさつまいもとして販売されているのです。
さつまいもの選び方は?
おいしいさつまいもの選び方は・・・
・皮につやがある
・皮の色が赤ではなく、濃い色のも
・表面のデコボコが少ないもの
・太めで、ふっくらしているもの
・重みがあるもの
・切り口に蜜がついているもの
おいしいさつまいもは甘みのもとになるでんぷんを多く含んでいるものです。
でんぷんを多く含んでいるさつまいもほど、太く、重みがあります。
また、しっかり育ったさつまいもは皮の艶もよく色が濃くなります。

まとめ
・与え方を守れば犬も焼き芋を食べることができる。
・焼き芋の皮は、少し硬く消化に悪いので下痢の原因になることがある。
・焼き芋は与えすぎに注意して、食べやすいように冷ましたものをカットして与えるようにする。
・さつまいもの旬は10月~11月頃で、太く重みがあって、皮に艶があり、皮の色が濃いものを選ぶ。
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