山芋は、とろろにしたり揚げたりすると美味しい食材ですよね。
ネバネバ感や食感もたまりません。
山芋が好きな人も多いですよね。
山芋は長芋と見分けがつきにくいのでどっちか分からずに食べている方も多いのではないでしょうか?
そんな山芋ですが、犬は食べれるのでしょうか?
今回はそんな犬が山芋を食べることについてまとめてみました。
目次
犬は山芋を食べても大丈夫?

結論から言うと犬も山芋を食べることができます。
「シャキシャキした食感を犬にも味わわせたい!」
なんて思う方もいるのでは?
山芋は日本で古くから親しまれている食材で栄養素がたくさん含まれていることから「山のウナギ」と呼ばれることもあります。
栄養素がたくさん含まれているので犬のからだにもいい食材なのです。
山芋に含まれる栄養素と健康効果について
「山のウナギ」と言われるほど栄養素の高い食材、山芋ですが実際どんな栄養素が含まれるのでしょうか?
また、犬のからだに与える健康効果はどんなものがあるのでしょうか?
山芋に含まれる栄養素と健康効果について紹介します。
・アミラーゼ
アミラーゼには消化を促進する作用があり、胃腸にも優しい栄養素です。
そして新陳代謝もUPしてくれます。
犬は消化能力が低く、胃腸を弱めやすいのでアミラーゼを摂取することで、犬の消化を手助けしてあげることができます。
・ビタミンC
ビタミンCはからだの細胞と細胞を結ぶコラーゲンを作るのに必要なタンパク質の生成を助ける栄養素です。
犬の皮膚や粘膜の健康効果維持に役立つ成分なのです。
また、子犬など慣れない環境でストレスをためやすいですが、このビタミンCはストレスへの抵抗を強めてくれるので、子犬にもぴったりな栄養素です!
・ビタミンB1
ビタミンB1は、うなぎや豚肉に多く含まれている栄養素です。
このビタミンB1が不足すると糖質のエネルギー代謝が滞ってしまいます。
そうなると、疲労を感じやすくなります。
ビタミンB1をしっかりと摂ることで、犬は疲れにくくなり、回復力も高くなります。
また、ビタミンB1が、犬の脳や神経ぼ働きを助ける栄養素の1つです。
・カルシウム
カルシウムは犬の骨や歯の形成にとても役立ちます。
子犬の成長にも大きな役割を果たしてくれる栄養素です。
また、シニア犬の骨粗しょう症の予防にもなる大切な栄養素です。
犬は人間の14倍もカルシウムが必要と言われているほどカルシウムは犬にとって大事な成分なのです。
よく見かける骨型の犬のおやつにもカルシウムが含まれていますよね。
・カリウム
カリウムは腎臓でのナトリウムの吸収を抑制する働きがあります。
その結果、尿中への排泄を促進してくれる働きをしてくれるので、血圧を下げる効果が期待できます。
心臓病や腎臓病を患っている犬は高血圧になりやすいのでこのカリウムが役立ちます。
山芋のカロリーは?
とろろとして食べることの多い山芋は100gあたり約65kcalと低いのです。
ドックフードが100gあたり300kcalに対してとろろはカロリーも低く代謝UPにもなるのでダイエットにもおすすめです
たまに肥満気味な犬を見かけますが、少量をあげるのであれば肥満の犬のダイエット効果も期待できます。
しかし、山芋には炭水化物が含まれているので与えすぎると肥満の原因にもなります。
山芋を犬に与えるときに注意することは?
栄養満点で犬が食べることができる山芋ですが、犬に食べさせるときに注意することはないのでしょうか?
犬に山芋を与えるときに注意することについて紹介します。
生の山芋は大丈夫?

犬に山芋をあげるときは、生のものは控えましょう。
加熱したものをあげることをオススメします!
犬のお腹は食べ物を消化する力は人間とは違ってそんなに良くありせん。
山芋は生のものは消化がしにくく、加熱したもののほうが消化がしやすくなっています。
お腹を壊してしまうので、生の山芋は好ましくないのですね。
皮膚につくとかゆくなるの?
山芋の皮にわ多くのシュウ酸カルシウム結晶が含まれています。
このシュウ酸カルシウム結晶には針のような形状をしていて、この部分が犬の皮膚に付着すると痒みが発症します。
人と同じで、犬も食べる時に口の周りに山芋が付着すると痒くなるのです。
このシュウ酸カルシウムは酸に触れると分解します。
なので酢水やレモン水につけておくとシュウ酸カルシウム結晶が分解され痒みが軽減されます。
また、加熱をすることでシュウ酸カルシウムの成分は弱くなります。
犬に与える時は、犬が痒くならないようにひと手間かけて食べさせてあげましょう。
山芋を与える量と与え方は?
山芋には炭水化物が多く含まれています。
なので犬に山芋を与える時は少量にとどめておきましょう。
カロリーが低い食材ですが、炭水化物の摂りすぎは犬が太る原因でになります。
また皮膚が痒くなる可能性もあるので調理法にも注意が必要。
加熱する前に、酢水やレオン水につけたり、出来だけ中の方をあげると痒みを防ぐことができます。
与える際は食べやすい大きさにカットしてあげてくださいね。
ごはんの量ましフードとして、ドッグフードにトッピングすることで、カロリー制限ができますね。
アレルギーについて
先述した通り、山芋の皮にはシュウ酸カルシウム結晶が含まれているので、犬のからだに付着すると痒みを発症します。
皮膚疾患を持っている犬には山芋を与えないでください。
もともと皮膚が弱い犬の皮膚に山芋が付着すると、刺激が強すぎて、全身に皮膚炎が広がってしまう恐れがあります。
大事な愛犬が皮膚炎で苦しむ姿は見たくないですよね?
なので充分に注意してあげましょう。
山芋の旬は?
犬に山芋を食べさせるならおいしい旬の山芋を食べさせてあげたいですよね。
山芋の旬はいつなのか気になる方もいますよね?
そんな山芋の旬は11月から12月頃になります。
切り口が白いものが美味しい食べ頃の山芋です!

まとめ
犬が山芋を食べることについて紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
山芋は犬が食べても問題はなく、栄養素が豊富なので愛犬と山芋で健康管理なんていいですね。
でも、山芋にはタンパク質が含まれているので犬に与えすぎると肥満の原因になります。
与え過ぎず、少量に抑えておきましょう。
また痒くなりやすい食材なので飼い主さんが工夫してあげて、犬が美味しく山芋を味わえるようにしてあげてくださいね。
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