愛犬の様子が何だかおかしい・・・
耳を床にこすり付けたり、何だかかゆいのかしきりに耳をかいています。
そんな様子が気になって、愛犬の耳を見てみるとビックリ!!
耳が何だか赤くなって、湿疹のようなものが・・・
「何かの耳の病気になっているの?」
愛犬の耳に出た赤い湿疹がとても気になります。
あなたは愛犬も耳をかゆがっていることはありませんか?
また、耳に赤い湿疹が出たなんてことはありませんか?
今回はこんな犬に出た赤い湿疹についてまとめた見ました。
犬の耳の赤い湿疹はアレルギーが原因?

犬の耳が赤くなっていたり、湿疹が出ているときに思い浮かべることはアレルギーです。
何かかわったものを食べて、食物アレルギーの症状で耳が赤くなったり、湿疹が出ているのでは?
と、考える飼い主さんもいるでしょう。
しかし、耳に赤い湿疹が出る原因は色々とあります。
犬の耳が赤くなって湿疹が出る原因について紹介します。
・アレルギーが原因
犬はアレルギーを発症すると、皮膚に起きる症状としては、耳や口、目の周りなどが赤く腫れます。
また、皮膚の薄いところのわきの下や肛門の周りなども同じような症状がでます。
また、慢性的にアレルギーの症状がで続けると赤い湿疹が出たり、フケや抜け毛の量も増えるようになことも。
耳の中が赤く湿疹が出ていることの原因の1つはアレルギーです。
アレルギーの原因といえば?
食物アレルギーを想像するでしょう。
しかし、アレルギーの原因は食べ物だけではありません。
ハウスダストや花粉がアレルギーの原因になって、アレルギー性皮膚炎を発症することもあります。
また、シャンプー、保湿クリームなども犬のアレルギーの原因になることもあります。
アレルギーが表面上に症状を表す様子は犬によって様々です。
からだ全身が赤く腫れることもあれば、耳や口の周りだけが赤くなったり、湿疹が出ることもあります。
・マラセチア菌の感染による炎症
マラセチア菌とは犬のからだや人のからだにいる常在菌の1つです。
ふだんは無害な菌ですが、皮脂や汗などの分泌物が増えると、それらの成分をエサにして急激に増殖してしまいます。
犬の耳の中はジメジメして蒸れやすい場所です。
マラセチア菌にとっては犬の耳の中は繁殖するための湿度やエサがたくさんある場所なんです。
犬の耳が赤くなり湿疹が出ているのはラセチア菌の増殖により炎症を引き起こしてることが原因です。
特に垂れ耳の犬や、湿度の高い梅雨の時期などはひどくなると、外耳炎や内耳炎になってしまうこともあります。
・耳ダニによる感染症
耳ダニとは犬の耳に寄生するミミヒゼンダニという0.3mmほどの小さなダニです。
犬の耳の耳垢や皮脂や血液などをエサにして繁殖します。
耳ダニに感染すると外耳炎や内耳炎、中耳炎などの耳の病気を発症します。
耳ダニに感染すると、耳の中が赤く腫れたり、湿疹が出るだけでなく、黒い耳垢も増えるようになります。
この黒い耳垢は、耳ダニが犬の中で食べたエサの糞が溜まったものです。
匂いがとても臭く、かゆみの原因になり、耳を仕切りにかゆがる行動が増えるようになります。
対処方と予防について

犬の耳に赤い湿疹が出ることには色々と理由がありました。
しかし、犬の耳を見ただけでは原因は分かりません。
対処法についてはやはり動物病院で受診するのが1番です。
市販で販売されている点耳薬も効果がないことはありませんが、原因が分かっていないと完全には治りません。
動物病院で原因について診断してもらって、症状にあった治療をすることが大切です。
また、判断を間違えるとかえって症状が悪化する原因にもなるので、やはり獣医師の判断に従うのが良いでしょう。
症状が出たときは動物病院で受診、治療をすることが大切です。
しかし、アレルギーや細菌、耳ダニによる感染などは予防することができます。
アレルギーについては、アレルギーを引き起こしやすい食べ物は避けるようにします。
ふだん与えるドッグフードも食べなれているもの1.2種類程度にして、使われている材料にも目を通すようにします。
犬がアレルギーを引き起こしやすい食材は・・・
牛肉、乳製品、、鶏卵、とうもろこし、大豆などです。
少し値段は高くなりますが、鶏肉やラム肉を材料として作られたドッグフードを選ぶとよいでしょう。
鶏肉やラム肉はアレルギーを引き起こしにくい食材です。
食事の次は、耳のお手入れです。
耳が清潔で健康であれば、コットンやガーゼにローションを付け軽く拭くだけで大丈夫でしょう。
頻繁な耳掃除は逆効果です。
耳の中を掃除することが怖いという飼い主さんもいると思います。
そんなときは、イヤーローションを使うことがおすすめです。
イヤーローションを犬の耳の中へ数滴ほど垂らし、犬の耳を数回クチャクチャと揉みます。
頭ブルブルさせて耳の入ったイヤーローションを外に出すので、耳の外に排出したイヤーローションをふき取ってあげれば大丈夫です。
忘れてはいけないことは、耳の周りの余計な毛のカットです。
耳の周りの毛は汚れが付きやすいことや、耳に湿気が溜まる原因になります。
耳の周りの余計な毛をカットすることで、犬の耳を清潔に保つことができます。
また、耳ダニなどの感染の予防には犬が生活している部屋を清潔にすることです。
家の中でダニが生息する場所としては、布団、カーペット、畳、クッション、布製ソファーなどに生息します。
こまめに掃除機をかけて常に清潔にするように心がけましょう。
最後に、予防の方法としては日頃から犬の様子を観察することです。
犬のしぐさや行動、からだの様子を観察することで、からだの変化や異常に気付きやすくなるはずです。
アレルギーや耳の炎症なども早くに気付けることで、治療も簡単に済み、他の病気を併発する可能性も低くなります。

まとめ
・犬の耳が赤く湿疹が出ていることの原因は、アレルギーや菌による炎症、耳ダニが原因。
・犬の耳が赤く湿疹が出たときは、動物病院での治療が1番。
・予防はアレルギーの原因になる食材を避けること。
耳の手入れをすること。
犬が生活しているところを清潔に保つこと。
異変に気付けるように、犬の様子を日頃から観察すること。
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