愛犬といつもの散歩です。
お気に入りの場所で何かの匂いをクンクン・・・
少し目を離していると、ペロペロとお水を飲む音が・・・
水たまりの水を飲んでいます。
あなたの愛犬もこんな行動をとったことはないでしょうか?
今回はこんな犬が水たまりの水を飲んだことについてまとめてみました。
水たまりの水は飲んでも大丈夫?

犬は雑食性で野生時代は野山で生活をしていました。
水を飲むのも、ごはんを食べるのも、土や泥がついたものを食べていたと考えられます。
水も雨水や湧き水といった、今の家庭犬では考えられない方法で飲んでいました。
ごはんや水と一緒に食べた土や泥にはたくさんの菌や寄生虫がついていたと考えられます。
野生時代の犬がこうした方法で、ごはんを食べたり水を飲んでも普通に過ごしていた理由は、
菌や寄生虫がお腹の中に入っても、それに対応する免疫があったために平気でした。
また、犬の胃酸は非常に強い酸性で、ほとんどの菌や寄生虫が胃酸で活動できなくなります。
しかし、家庭犬として飼育されている犬は野生時代の犬に比べて菌や寄生虫に対する免疫は強くありません。
生きていくために、泥水や汚い水を飲んでいた野生時代の犬と比べると免疫力は弱くなっています。
散歩道や公園にたっまた水たまりの水を飲んでしまうと、菌や寄生虫が体の中に入ってしまう危険があります。
胃酸によってある程度の菌や寄生虫は活動できなくなりますが、生き残った菌や寄生虫によってお腹の調子が悪くなってりすることがあるようです。
また、自然界にあるもの以外のものが身体に入ってしまって、体の調子を悪くする原因にもなります。
自然界にあるものは体の免疫力が強ければ対応がききますが、自然界に存在しないものに対しての免疫はないんですね。
工場から出た粉塵や油、タバコの吸い殻、車のウォッシャー液などいろいろなものが道端にできた水たまりには入っています。
こういったものは犬の体では消化、分解できません。
愛犬が体調を崩すことがないように水たまりの水を飲まないようにしつける必要があると思います。
水たまりの水を飲む理由について
犬が水たまりの水を飲む理由はどういったものが考えられるのでしょうか?
・たまたまそこに水たまりがあった
・飲みやすい高さにあったから
・いい匂い、気になる匂いがしたから
・癖になっている
散歩や遊んでいて、たまたまそこに水たまりがあったことが理由です。
特に理由はないようで、喉が渇いていて水溜まりが目に入ったからでしょう。
ちょうど顔の高さに水たまりがあったことも水たまりの水を飲む理由だと考えられます。
そこで飲むのが一番近くて便利だとか、犬にとって飲みやすい位置にあるみたいですね。
また何かの匂いにつられてクンクンしている拍子にペロペロしてしまうことも・・
台所の排水が混ざった水が食べ物の匂いがするのかもしれません。
また、その辺の水を好きな時に飲むという行動が癖が付いてしまっていると思われます。

しつけについて
水たまりの水を飲むことは犬にとっては健康的には良くありません。
散歩や外で遊んでいるときはなるべく、水たまりに近づかないようにする必要があります。
とは言っても、すべての水たまりに近づかせないことはできません。
お外でトイレをする犬にとっては雨の日も外に出ることは当然ですよね?
やはり普段からのしつけによって犬の健康を守ってあげる必要があります。
普段からひろい食いをさせないしつけをすることで、水たまりの水を飲んでしまうことの予防になります。
また、水たまりなどに顔を近づけようとしたら、リードコントロールによるしつけを行うようにします。
「水たまりにの水は飲んではいけないことだよ。」と教えるようにしましょう。
まとめ
・水たまりを飲むと菌や寄生虫が身体に入ってしまってお腹の調子が悪くなることがある。
・自然界にあるもの以外のものが身体に入ってしまって、体の調子を悪くする原因にもなる。
・水たまりの水を飲む理由は、たまたまそこに水たまりがあったことや、気になる匂いがしたことが理由。
・普段から水たまりに近づかせないようにしつけをする必要がある。
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