雪そりレースや南極大陸探検などでよく見られるシベリアンハスキー。
夏にはボートを引いていることもあるようです。
がっちりした身体と顔の独特な斑紋が特徴的な犬種です。
シベリアンハスキーの名前の由来と意味について知っていますか?
今回はこんなシベリアンハスキーの名前の由来と意味や歴史、性格についてまとめてみました。
シベリアンハスキーの名前の由来と意味は?

シベリアンハスキーの名前ですが、遠吠えの声がかすれた声に聞こえることからハスキーの名前がついたと言われています。
名前の由来はもう一つあります。
犬種のエスキモーが由来していて、エスキモーはカナダやアラスカの先住民のことで、雪靴をはいた人を意味しています。
エスキモーがなまり、ハスケモウやウスケマスとなまっていた言葉を短くしてハスキーと呼ぶようになりました。
ハスキーという言葉は人を表す言葉でしたが、後に一緒に生活をしていた犬のことをハスキーと呼ぶようになりました。
ハスキーは英語で、強い、たくましい、頑丈といった意味もあります。
シベリアンハスキーにはぴったりな意味ですね。
シベリアンハスキーの歴史について
シベリアンハスキー祖先犬はスピリッツ系とされています。
スピリッツ系の中のアラスカンマラミュートやサモエドが近親関係にあるようです。
北東アジアに住む先住民エスキモーの中の一つの民族であるチュクチ族が雪そりを引く犬として飼育していました。
冬は雪そりを引く犬、夏はボートを引く犬として生活していました。
そりやボートを引く以外にも狩りの助手としても活躍していました。
1909年にアラスカで行われたそりレースに出場するためにアラスカに渡っています。
当時、北極圏地域で行われていたレースで優秀な成績を上げたことから、注目を集める犬種になりはじめました。
レース以外でも荷物を運んだりと様々な所で人の生活を手助けするようになります。
1925年にアラスカではジフテリアという病気が大流行しました。
荷物を運ぶ能力はとても優秀で、ジフテリアの血清を554㎞もの距離を極寒の中運びたくさんの人の命を救っています。
その功績が称えられ、血清を運んでいたシベリアンハスキーの像がニューヨーク市のセントラルパークに建てられています。
日本では、シベリアンハスキーが登場する漫画の影響もあり、1980年頃から人気が高まりだし現在に至ります。

シベリアンハスキーの性格は?
シベリアンハスキーはオオカミの様な顔立ちから、ちょっと怖そう・・
と思われることも多いようですが、とても穏やかで、優しい性格をしています。
攻撃的になったり、噛みついたりすることはほとんどありません。
他の人や犬とも友好的で、誰とでも仲良くなることができます。
飼い主さに従順な所と作業犬として活躍していたこともあり、褒められることが大好きですね
その反面、楽天的な所もあります、飼い主さんの注意を引くためにイタズラをすることもあるようです。
集中力が散漫になりやすいところがあるので、しつけについては覚えることに少々時間がかかってしまうことがあるようです。
しつけや訓練のときは短時間で集中できる環境を作ってあげましょう。
運動量が多い犬種なので、運動不足はストレスが溜まる原因になります。
毎日長時間のジョギングや広い場所での運動が欠かせません。
また食欲旺盛なので食事の管理も重要です。
まとめ
・シベリアンハスキーの名前は遠吠えの声がかすれた声に聞こえることからハスキーの名前がついたと言われている。
・カナダやアラスカの先住民のエスキモーがなまりハスキーというようになった。
・シベリアンハスキー祖先犬はスピリッツ系とされていて、エスキモーの中の一つの民族であるチュクチ族と生活をしていた。
その後、アラスカに渡り、レースで優秀な成績を上げたことから、注目を集める犬種になった。
・シベリアンハスキーの性格は穏やかで優しく、誰とでも仲良くなれる。
・しつけや訓練は短時間で集中できる環境が大切。
・ストレスが溜まらないように十分な運動が必要。
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