ふとした時に愛犬が鼻であなたの手や足にツンツンとしてきたことはありませんか?
愛犬のほうを見てみるとなんだか、訴えているような感じがします。
鼻でツンツンとするしぐさにはどんな意味があるのでしょうか?
今回はこんな犬が鼻でツンツンとしてくるしぐさについてまとめてみました。
目次
犬が鼻でツンツンするのはなぜ?

犬が鼻で手や足にツンツンするのは、何かをしてほしい時や、欲しいものがあるときです。
犬がなにかを要求している気持ちを表している行動なんです。
犬の社会では上下関係がはっきりしています。
鼻でツンツンするのはちょっと控えめなわがまま。
犬は自分よりも上の立場の人や犬にはわがままを言いません。
群れで生活していた犬にとっては、リーダーのいうことは絶対です。
家族の中でリーダーと言えば飼主さんですよね。
飼主さんにわがままを言うのはちょっと・・・・
という気持ちから、鼻でツンツンしてかわいく自分の要求をアピールしているのです。
子犬のころや、あまりこういう経験がない犬は自分のわがままを、吠えたり、噛んだりすることでアピールします。
しかし、吠えたり、噛んだりしても飼い主さんには通用しません。
吠えたり、噛んだりしても飼い主さんに怒られるだけだとだんだんと覚えていくのです。
何かのきっかけで、鼻でツンツンしてみると、
「あれ!?飼い主さんの反応が違うぞ・・・」
さらにツンツン・・・
「あれ!?言うことを聞いてくれた!!」
と鼻でツンツンすると自分の要求が通りやすいことを覚えるのです。
そんな犬にとって嬉しい経験は犬はしっかりと覚えています。
飼主さんに何かを要求したいときは、吠えたり、噛んだりするより鼻でツンツンするほうがいいと覚えているのです。
犬が鼻でツンツンするときの気持ち
鼻でツンツンする犬のしぐさはちょっと控えめな犬の飼主さんへのわがままでした。
そんな鼻でツンツンしているときの犬の気持ちを紹介します。
遊んでほしい かまってほしい
飼主さんは、家事や用事で忙しそうです。
また、テレビを見て一息ついているなんてことがありますよね。
そんなときに、鼻でツンツン・・・
退屈していた、犬がかまって欲しそうな雰囲気でしっぽをフリフリ。
遊びに誘うようなしぐさをすることもあります。
吠えたり、噛んだりしても遊んでくれないことは分かっているので、かわいく鼻でツンツンします。
ごはんが欲しい、散歩に連れていってほしい
ごはんが欲しい時や散歩に連れて行ってほしい時にも鼻でツンツンとアピールすることがあります。
ごはんや散歩の時間が近づくと飼主さんの手や足をツンツン。
また、朝のごはんや散歩の時間になっても飼主さんが寝ていると、さらにアピールはエスカレートします。
湿った鼻で、飼主さんの敏感な顔やおなかをツンツン。
こうなるともう確信犯ですね。
そこどいて
自分が通りたいところに飼主さんがいると、
「ちょっと通してくれませんか・・・。」
と鼻でツンツンすることもあります。
しかし、鼻でツンツンが、グイグイという感じに変わっていると注意が必要かもしれません。
控えめな感じでなく
「そこどいて!!」
とグイグイと押しのけるようなら、飼主さんのことを見下いしているのかもしれません。
鼻でツンツンされたときはどうすればいいの?
鼻で飼い主さんにツンツンするしぐさは犬の控えめなわがままでした。
しかし、この控えめなわがままを毎回許してしまうと、飼い主さんとの主従関係に悪い影響が出てしまうことも。
控えめなわがままといっても犬が飼主さんに要求していることに変わりはありません。
その要求を1つ応えると、犬は1つ偉くなったと思います。
そんなことが積み重なるといつの間にか、わがままを覚えてしまって、色々な問題行動に発展してしまう恐れもあります。
吠え癖や、噛み癖に発展してしまうと手が付けれなくなってしまうことも。
そうならないためには、この鼻でツンツンされたときはどうすればいいのでしょうか?
無視をする

犬が何かを要求するために、鼻でツンツンしてきても無視をします。
かわいそうな気持ちもしますが、そこは心を鬼にして完全に無視です。
犬のほうを見たり、目を合わしてもいけません。
かまってもらえたと思ったり、気づいてもらえたと勘違いをしてしまいます。
また、中途半端に怒ったり、叱ったりするのも厳禁です。
中途半端に怒ったり、叱ったりしても遊んでもらえたと勘違いしてしまって逆効果になってしまうんですね。
ツンツンされても、心を鬼にして無視に徹します。
時間をおいてから飼主さん始動で行動する

鼻でツンツンされても無視をすると紹介しましたが、無視をし続けるのは心ぐるしいですよね?
そこで、ツンツンされても少し時間をおいてから対応するようにしてください。
犬が鼻でツンツンしてきても無視をするのですが、犬が落ち着いたら、かまってあげたり、遊んであげるようにしましょう。
そうすることで犬の要求に応えたことにはなりません。
ツンツンしても飼主さんは言うことを聞いてくれないと覚えてもらうのです。
犬が始動ではなく、飼い主さん始動で行動するようにするのです。
ごはんや散歩のときも飼い主さんの始動で行動するようにすれば、犬からの要求は少なくなり、わがままになることもありません。
常に飼主さんが始動になるように、鼻でツンツンされても犬が落ち着くまで時間を置くようにしましょう。

まとめ
・犬が鼻でツンツンするしぐさの意味は、ちょっと控えな犬のわがまま。
・犬が鼻でツンツンしてきたときは無視をすること、時間をおいてから飼主さん始動で行動するようにする。
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