人間にとっても犬にとっても睡眠は大切なもの。
散歩から帰ってお昼寝、暖かい日差しが入ってくる時間にもお昼寝、夜には飼い主さんと一緒に寝ます。
一体、1日に何時間寝ているのでしょうか?
また、歳をとった犬はさらによく寝ているように思えます。
今回はこんな犬の睡眠についてまとめてみました。
1日の睡眠時間は?

人の睡眠時間は6~8時間くらいだと言われています。
いつ見ても寝ている印象の犬ですが、犬の1日の睡眠時間は12~18時間と言われて、
1歳から7歳くらいまでの成年期は12~15時間くらいは寝ていると言われています。
なぜこんなにも長い時間寝ているのか?
という疑問が出てきますが野生時代の犬はもともとが夜行性だったため、日中はほとんど寝ていて夜に活動していました。
人と生活するようになった犬にとっては夜に活動する必要がなくなったため、
睡眠時間が長くなったと考えられています。
犬も人と同じで寝ているときは浅い眠りのノンレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠のサイクルがあることが分かっています。
野生時代狩りをしたり、敵から自分の身を守るためほとんどが浅い眠りでした。
深い眠りのノンレム睡眠は睡眠時間の2割ほどで、ほとんどが浅い眠りのレム睡眠ということになります。
犬も夢を見ているの?
人はレム睡眠中に夢を見ていることが多いため夢見覚醒とも呼ばれていますが、犬もレム睡眠中に夢を見ているのではないかと言われています。
レム睡眠中は脳が覚醒に近い状態で、眼球が動いたり足や尻尾が動いたり、寝言を言ったりもします。
寝言を言っている愛犬の姿は本当におもしろいですね。
さらに、犬は学習したことをレム睡眠中に再体験することで学習を定着することも分かっています。
人も夜漬けの勉強よりも、きちんと睡眠をとったほうが
記憶が定着すると言われていますが、愛犬にとっても新しいことを教えた後は、昼寝をさせてあげると効果的ということですね。
老犬になると増えたりするの?
最近、愛犬の睡眠時間が長いな?どこか調子でも悪いのかな?
と心配したくなるほどよく寝ています。
犬は歳をとるにつれて睡眠時間が徐々に長くなっていきます。
体力が衰えているので、体を休めるために長い睡眠時間が必要になり、ごはんとトイレのとき以外はほとんど寝ているように感じられます。
老犬だから睡眠時間が長くなるのは当然ですが、1日中寝ているだけでは体力が低下する一方です。
飼い主さんは愛犬健康を維持するため、散歩などの適度な運動は必ずさせてあげるようにしましょう。
また、老犬になると周りの事に関心がなくなる傾向にあります。
毎日、刺激を受けない生活をしていると認知症などの原因になってしまいます。
寝ているとき以外は、スキンシップを取ったり、簡単な遊びをしたり、コミュニケーションをとるようにしすることで認知症などの予防になります。
まとめ
・犬は1日12~18時間寝ている。
・深い眠りのレム睡眠は睡眠時間の2割くらい。
・レム睡眠中は足を動かしたり寝言を言ったり夢を見ている。
・老犬になると1日のほとんどを寝て過ごすようになる。
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