正月のおせち料理やお寿司でよく見かける数の子。
プチプチとした触感が好き!という人は多いんじゃないでしょうか?
数の子を「犬に食べさせてあげたい。」と思ったことはありませんか?
今回はこんな犬が数の子を食べることについてまとめてみました。
目次
数の子は魚の卵?

数の子ってなんの魚の卵なんでしょうか?
数の子はニシンの卵です。
ニシンは「がど」と呼ばれていて、そのがどの卵を「がどの子」と呼んでいました。
がどの子がなまり、数の子という呼び名で定着するようになりました。
数の子はニシンのメスのお腹から取り出した卵を天日干しにしたり、塩漬けにされたものです。
数の子は、「天然のサプリメント」と呼ばれることもあり、豊富な栄養を含んでいます。

犬は数の子を食べても大丈夫?
豊富な栄養を含んでいる数の子ですが、犬は数の子を食べることができるのでしょうか?
与えあたを守れば犬も数の子を食べることができます。
与え方をきちんと守れば犬にとっても数の子はからだに良い食材です。
数の子の栄養素は?
数の子に含まれる栄養素の1つがDHAとEPAです。
数の子はDHAとEPAえお豊富に含み、DHAとEPAの量は魚に含まれる量を上回ります。
同じ量の魚と数の子を食べさせるなら、数の子のほうが多くのDHAとEPAを摂ることができるということになります。
DHAとEPAはどちらも、犬の体内では作ることができない栄養素です。
DHAとEPAは高脂血症や動脈硬化の予防効果、アレルギー体質の改善にも効果があります。
また、脳の老化を防止したり、がん予防、皮膚の粘膜の状態をよくする働きもあります。
また、ビタミン類やカルシウム、鉄分など犬のからだに必要な栄養素も多く含んでいます。
数の子のカロリーは?
気になる数の子のカロリーは?
数の子100gあたり90㎉ほどになります。
おせち料理でよく見る数の子1本あたりは約10gなので、数の子1本は10㎉ということになります。
ドッグフードは100gで300㎉ほどになるので、数の子のカロリーはかなり少なめということですね。
数の子に含まれる塩分とコレステロールは多いの?

魚の卵と聞くと、塩分やコレステロールが気になる人は多いんじゃないでしょうか?
数の子はたくさんの栄養が入っていて、カロリーが低い食材ですが、塩分とコレステロールは気になるところです。
数の子に含まれる塩分とコレステロールについて紹介します。
数の子に含まれる塩分は?
数の子100gあたりに含まれる塩分量は約1gです。
数の子そのまま1本でも約0.1gとイメージしているよりもはるかに少ないようです。
犬が1日に必要とされる塩分の量は約2~5g程です。
塩分の取り過ぎはよくありませんが、数の子に含まれる塩分の量は少ないのでそこまで気にする必要はないようですね。
数の子に含まれるコレステロールは?
数の子に含まれるコレステロールは100gあたり230㎎です。
他の食材と比べてみると・・・
鳥の卵は100gあたり420㎎。
イクラは100gあたり480㎎。
たらこは100gあたり350㎎。
鶏肉のささみ100gあたり67㎎。
鶏肉のもも100gあたり92㎎。
数の子のコレステロールは魚卵のなかでは少ないほうで、イクラの1/2ほどです。
卵の中ではコレステロールは低めですが、鶏肉などに比べると多くなっています。
コレステロールも犬のからだにとって必要なものですが、やはり摂りすぎはよくないようです。
必要以上のコレステロールは血管の壁につき、血液の流れを悪くすることで色々な病気へと発展します。
数の子の与え方は?
犬が食べることのできる数の子ですが、犬に数の子を与えるときに注意することがあります。
数の子はあまり消化の良い食べ物ではありません。
お腹の調子が悪い犬や、シニア犬などには数の子を与えるのは控えたほうがいいですね。
また、カロリーが低いからといってごはんの代わりに数の子を与えるのも良くありません。
魚の卵の中ではコレステロールは低くめですが、たくさんの数の子を食べてしまうとコレステロールの摂りすぎになってしまいます。
犬に数の子を与えるときは、ドッグフードにトッピングするくらいがいいと思います。
数の子、1本くらいが適量ですね。
ドッグフードにトッピングするときも、丸呑みしてしまわないように、細切れにして与えるようにしましょう。

まとめ
・与え方を守れば犬も数の子を食べることができる。
・数の子は豊富な栄養を含んでいて、カロリーも低め。
・数の子に含まれる塩分は、数の子1本で約0.1g、コレステロールは魚の卵の中では低い。
・数の子を犬に与えるときは、数の子1本くらいが適量で、細切れにして与えるようにする。
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