盲導犬や救助犬として活躍しているラブラドール・レトリバー。家庭犬としても高い人気があります。
人に喜ばれることが大好きで、性格も優しい犬種です。
似た名前の犬種でゴールデン・レトリーバーがいますが同じ仲間ななのでしょうか?
また。ラブラドール・レトリバーの名前の由来や意味について気になりませんか?
今回はこんなラブラドール・レトリバーについてまとめてみました。
ラブラドールレトリバーの名前の由来と意味は?

ラブラドール・レトリバーの名前はアメリカの東海岸、カナダ北部にあるニューファンドランド州のラブラドール地方が出身地であることに由来しています。
ニューファンドランド州、ラブラドール地方にからイングランドに持ち込まれたときに、同じ地方出身の犬種と区別するためにラブラドールと呼ばれるようになりました。
海岸に面している地域から、漁業の手助けをする水猟犬として活躍することもあり、イングランドでラブラドール・レトリバーという呼び名が一般的になりました。
その後、イギリス、アメリカで正式な犬種名として認められるようになりました。
レトリバーの意味はレトリーブ、回収する、取り戻すを意味していて、漁業を手助けする水猟犬として活躍していたことから由来しています。
ゴールデン・レトリバーとの違いと歴史について
ゴールデンレ・トリバーとの違いは?
ラブラドル・レトリバーとゴールデン・レトリバーは体格も似ていてと名前も同じレトリバーがついているせいで、毛の長さが違う姉妹犬と勘違いされがちですが、まったく違う犬種です。
ラブラドル・レトリバーもゴールデン・レトリバーも同じレトリーブから名前がついています.
ラブラドル・レトリバーは漁業の手助けをしていた水猟犬で、ゴールデン・レトリバーは主に狩猟を手助けしていた鳥猟犬として活躍したいことから、どちらもレトリバーの犬種名がついています。
出身地にも違いがあります。
ラブラドル・レトリバーは出身地がラブラドール地方からその名前が由来していますが、ゴールデン・レトリバーの出身はスコットランドで犬種名は被毛の色が由来になっています。
ラブラド・ルレトリバーはセント・ジョンズ・レトリバーとニューファンドランドの交配種と言われています。
一方、ゴールデン・レトリバーは50年程かけて様々な犬種の交配が繰り返されてスコットランドで誕生したと言われています。
血縁関係はないとされていますが、交配された犬をたどるとどちらもニューファンドランドをもとに交配された犬種になっています。
体格や性格が似ているのは同じニューファンドランドの血が関係しているかもしれません。

ラブラドル・レトリバーの歴史について
ラブラドール・レトリバーの起源は16世紀頃、北欧や英国の漁船に乗ってカナダのラブラドル地方に渡ったセント・ジョンズレトリバーがその祖先です。
ヨーロッパで紹介されたのが、19世紀頃にニューファンドランドのラブラドル地方から塩ダラを運ぶ漁船でイギリスに送られてきたことが最初だとされています。
イギリスに渡ったセント・ジョンズレトリバーは網からこぼれた魚を回収するだけにとどまらず、水の中に入って魚を取ってきたり、時には氷が張っている水にまで飛び込んで小さな漁船を引っ張ったりもしていました。
泳ぐことが必要な仕事であればどんなことでもこなせる水猟犬として活躍していました。
19世紀後半、犬を所有することで高い税金が課せられるようになったことから、セント・ジョンズレトリバーは激減しますが、イギリス国内で貴族の手により繁殖と交配が進められ現在のラブラドール・レトリバーの姿になりました。
その後、呼び名であったラブラドール・レトリバーが正式に認定されるようになり、現在も盲導犬や災害救助犬、警察犬といった様々な分野で私たちの手助けをしてくれたり、家庭犬としても高い人気を誇る犬種になっています。
まとめ
・ラブラドール・レトリバーの名前は出身地のニューファンドランド州のラブラドール地方が由来となっている。
・ゴールデン・レトリバーとラブラドール・レトリバーは犬種名、体格などが似ているが血縁関係はなく違う犬種である。
・ラブラドール・レトリバーの歴史は16世紀頃、ラブラドル地方に渡ったセント・ジョンズレトリバーがその祖先で、19世紀に繁殖と交配が進められ、現在のラブラドール・レトリバーの姿になった。
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