犬の暗いところで目がオレンジに光る理由!人と犬の目の構造の違いについて

愛犬との記念撮影。

写真を見てみると、目が光っています!!

夕暮れ時、散歩をしていて、ギラリっ!!目がオレンジに光っています。

なぜ犬の目は光るのでしょうか?

今回はなぜ犬の目は光るのか?人と犬のめの構造の違いについてまとめてみました。

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犬の目がオレンジに光る理由

暗い所や、写真に写る犬の目がオレンジに光っているように見えますが、これはタペタムという網膜の裏にある細胞によって光っているように見えます。

犬は本来、夜行性の動物でした。少ない光を取り入れることで暗闇でもものが見えるようになっています。

タペタム細胞は光を反射して小さな光を大きな光に増幅する役目があります。

暗闇の中でも小さな光を増幅することでものを見ることができます。

犬の目が光るのはこのタペタムに光が反射して光って見えているのです。

人と犬の目の構造の違い

視力の違い

人の目は視力は平均が0.5くらいだと言われています。

視力検査をして裸眼で不自由なく生活できる視力は0.8以上とされていますが、犬の視力は0.2ほどだと言われています。

人の視界で例えてみると、曇ったガラス越しにものを見ているようなもので、ほとんどぼやけて見えていることになります。

人との大きな違いは水晶体の大きさ。

暗闇でも多くの光を集めることができるように進化しました。

しかし大きな水晶体はピントを合わせことは苦手です。

犬ははっきりもの見る視力より暗闇でものを見る力がが優れています。

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色の見えかたの違い

人は赤・緑・青の3色の光を認識していますが、犬は紫、青を青色ぽい色、緑、黄、オレンジを黄色ぽい色と認識しています。

緑と黄緑の区別や黄色とオレンジと赤色といった細かい色のは区別ができません。

また赤色は灰色ぽく見えていて特に認識しづらいと言われています。

犬が見ている世界は白黒写真のような世界と勘違いされていますが、白黒ではなく色に差が少ないように見えているということになります。

色鮮やかなドッグフードも犬にとっては同じような色に見えていることですね。

視野の広さと動体視力

人の目は顔の正面についているため視野は180°くらいです。

犬の視野は犬種によって違いがありますが、鼻の短い犬種は220どくらい、鼻の長い犬種で270°程あります。

目の位置と人とは違って奥行きがあるようについているため視野が広くなっています。

 

犬の動体視力は何百メートルもの先の動くもの捉えることができます。

ものを見る視力は人の方が優秀ですが、動くもの追ったり、察知する動体視力は犬の方が優れています。

人が見ているテレビの映像も動体視力が優れた犬には、パラパラ漫画のような止まった映像の連続のように見えているみたいです。

 

狩りをして生活していた犬にとっては遠くにいる獲物の動きを捉えて、見失わなようにする必要があったため視野が広くなり動体視力が発達したと思われます。

まとめ

・暗い所や写真に写る犬の目が光っているのは、網膜の裏にあるタペタム細胞によって光っているように見える。

・犬は紫、青を青色ぽい色、緑、黄、オレンジを黄色ぽい色と認識していて、細かい色の識別はできていない。

・犬は人よりものを見る視力は劣っているが、視野の広さと動体視力が優れている。

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