犬は鰹節を食べても大丈夫?含まれる栄養素と出汁の与え方について

お味噌汁の出汁や、お惣菜やお好み焼きにふりかける鰹節

鰹節の出汁は、味と香りもよくなるので欠かすことができない食材です。

鰹節を出して料理を作っていると、愛犬が何だか物欲しそうにしています。

鰹節の匂いが気になっているようです。

犬は鰹節を食べても大丈夫なんでしょうか?

今回はこんな犬が鰹節を食べることについてまとめてみました。

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犬は鰹節を食べても大丈夫?

家庭料理によく使われる鰹節ですが犬は鰹節や出汁を食べても大丈夫なんでしょうか?

犬は鰹節やだだし汁を食べても大丈夫です。

与え方をきちんと守れば犬も鰹節や出汁を食べることができます。

また、鰹節には犬が中毒症状を起こしてしまうような危険な成分は含まれていません。

ただ、与えすぎるとよくないこともあります。

鰹節と出汁の栄養素カロリー鰹節の与え方について紹介します。

鰹節に含まれる栄養素は?

鰹節は鰹を乾燥させることで鰹の栄養素が凝縮されています。

鰹節には、犬のからだにとっても良い栄養素もたくさん含まれています。

鰹節に含まれる栄養素について紹介します。

・DHA,EPA

DHAEPAはサプリメントにも使われている成分の1つです。

青魚などの水産物に多く含まれていて

脳の老化を防止したり、血液をサラサラにする、がん予防、皮膚の粘膜の状態をよくする働きがあります。

・タンパク質

鰹節に含まれるタンパク質は脂肪分が少なく、犬のからだを作るために必要な必須アミノ酸が豊富に含まれています。

また、鰹節のタンパク質の中に含まれるアミノ酸の中には、血中コレステロール値を下げ、血圧を正常に保つ働きもあります。

・カルシウム

鰹節にはカルシウムも豊富にふくまれています。

カルシウムは犬の骨や歯の形成や精神の安定には欠かすことができない栄養素です。

また、犬のさまざまな生理機能に重要な役割を果たしています。

・ミネラル

鰹節には、マグネシウムカリウムナトリウム、鉄などのミネラルも豊富に含まれています。

ミネラルは犬のからだの構成成分で、からだの機能、維持に欠かすことができない栄養素です。

・ビタミン類

鰹節には10種類以上のビタミンが含まれています。

ビタミン類は犬のからだん調子を整えるためには欠かすことができない栄養素です。

その中でも鰹節にはビタミンAが豊富に含まれていて、犬の目やからだの皮膚を健康的に保つ働きがあります。

抵抗力を強める働きがあり風邪の予防にも効果的です。

また、上皮細胞で発癌物質を軽減する効果があることも分かっています。

鰹節のカロリーは?

色々な栄養素を含む鰹節のカロリーは?

鰹節100gあたりのカロリーは約350㎉になります。

冷ややっこやたこ焼きのトッピングで使う鰹節の量は5~10gほどです。

鰹節だけを100gも食べるということはないので、鰹節を食べることでカロリーオバーになる心配はないでしょう。

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鰹節の与え方と与える量は?

鰹節を犬に与えるときは、ふだんのごはんにトッピングしてあげるといいでしょう。

トッピング程度なので、栄養補給を目的にした食材としてはあまり向いていません。

しかし、食欲がない時などは、鰹節をトッピングしてあげることでごはんの食いつきがよくなります。

食欲が落ちている時期に使うといいでしょう。

毎回のごはんに鰹節をあげると、食欲に関係なく鰹節がないごはんを食べなくなってしまうこともあるので注意が必要です。

あくまで、食欲が落ちているときや週に1,2回程度にしておくといいですね。

また、鰹節に含まれる塩分について気になる飼い主さんもいるようですが、少しの量であれば大丈夫です。

トッピング程度の鰹節では塩分の摂りすぎになることはありません。

減塩をしている鰹節もあるので、塩分が気になる犬に鰹節を与えるときはそちらを選ぶといいでしょう。

また、鰹節を選ぶときは、削り節を選ぶようにします。

加工してある鰹節調味料添加物が含まれていることもあるので成分表を確認するようにしましょう。

出汁の栄養素とカロリーは?

鰹節には色々な栄養素が含まれていますが、鰹節で取った出汁には鰹節の栄養素も含まれているのでしょうか?

鰹節の出汁に含まれる栄養素やカロリーについて紹介します。

まず、鰹節からとった出汁のカロリーは100mlあたり約3㎉です。

出汁自体にはほとんどカロリーは含まれていませんでした。

では、出汁に含まれる栄養素はどうなんでしょうか?

鰹節の栄養素がどれくらい出汁に溶け出ているかも気になるところですね?

鰹節の出汁に含まれる栄養素は、タンパク質ビタミン類マグネシウムカリウムなどのミネラルの栄養素がありました。

鰹節からとった出汁には、鰹節に比べると少々栄養は少なくなります。

水に溶けにくいカルシウムなどの栄養素は、鰹節に残った状態になっています。

しかし、だし汁にはうま味のもとになるアミノ酸とビタミン類が多く溶け出しています。

だし汁はどんな時に与える?使う?

鰹節からとった出汁は犬も食べることができます。

では、鰹節からとった出汁はどんな時に与えるのがいいのでしょうか?

鰹節からとった出汁には鰹節から溶け出したうま味のもとになっているアミノ酸がたくさん含まれています。

このうま味のもとになっているアミノ酸は、犬にとってもおいしく感じることができます。

鰹節からとった出汁は、犬が食べることができる食材の味付けに使うといいでしょう。

砂糖醤油など人が食べる調味料の代わりに、出汁で味付けすることができます。

少し薄味になりますが、犬にとってはおいしく食べることができて健康的です。

高野豆腐ひじきは犬が食べることができる食材です。

味付けするときには鰹節の出汁はおススメです。

鰹節の特産地は?

犬に与えるときはおいしい鰹節を食べさせてあげたいですよね?

そんな鰹節の特産地は・・・

鹿児島県静岡県の産地の鰹節が有名です。

鹿児島県と静岡県どちらも鰹節には100年以上もの歴史があります。

私たちもおいしく食べることができるので、鹿児島県産と静岡県産の鰹節を選ぶといいでしょう。

まとめ

・与え方をきちんと守れば犬もかつおぶしを食べることができる。

・鰹節にはDHA,EPA、タンパク質、カルシウム、ミネラル、ビタミン類などの栄養素が豊富に含まれている。

・鰹節を犬に与えるときは、ふだんのごはんにトッピングするくらいの量を与える。

・鰹節からとった出汁は犬が食べることができる食材の味付けに使うとよい。

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