医療の進歩やドッグフードの質が上がったことで犬の平均寿命は長くなりました。
しかし老化にともない、色々と体の健康について気になります。
犬も老化によって脳が衰え認知症になることがあります。
愛犬はいつまも健康で長生きしてほしい物です。
今回は犬の認知症についてまとめてみました。
犬の認知症について

シニア期に入った犬は老化による脳の衰えによって認知症になることがあります。
老化やストレスによって脳の中の老廃物が蓄積することで脳機能が衰えると考えられています。
認知機能の低下により反応性や学習記憶能力が衰えます。
遺伝的な要素もあり、洋犬より日本犬の方が認知症になりやすいとも言われています。
外見だけでは判断することが難しく、発見が遅れがちになになりますが、今までとは違うしぐさや行動をが見られたら認知症おサインかもしれません。
人に比べると犬の病気の進行はとても早いため、認知症の早期発見が重要になります。
認知症の初期症状とは
犬の認知症は早期発見をすることで進行を遅らせることができるかもしれません。
そのためにも、愛犬の変わった様子やしぐさを見逃さないようにしましょう。
・好きだった玩具に反応を示さなくなる
・食欲の低下,食欲の増加
・寝ている時間が長くんった
・ソワソワと歩き回る
・トイレの失敗が増える
・名前を呼ばれていることが分からない
・飼い主さんにべったりになる
・攻撃になったり、凶暴化する。
・誰もいないのに急に吠える
認知症の初期症状はささいなことのように感じられますが、このような症状あらわれたときは認知症になっているかもしれません。
飼い主さんの指示や呼びかけに応えない、意味のない行動が増えるなど、いつもできていたことができないことが増えてきたり、昼夜を逆転したり、いつもの寝床で寝ないど生活のリズムが崩れている様子やが見られたときも認知症の疑いがあるため動物病院で見てもらいましょう。
認知症予防
認知症になる原因は遺伝的なもの、老化によるもの、そしてストレスが原因だとされています。
ストレス
飼い主さんのお出かけの時間が増えたりしてお留守番の時間が増えたなど、生活環境が変わることも犬にとってはストレスになってしまうことがあります。
犬にとってストレスがない生活環境を作ることはとても難しく、何が原因でストレスを感じているかも判断がしにくいものです。
思いっ切って、動物病院やプロのドッグトレーナーに相談して診るのもいいかもしれません。
脳細胞に刺激を増やす
脳の老化を止める認知症予防は脳細胞に刺激を与えてあげることです。
老化などで失われた神経細胞は再生されないとされていましたが、最近の研究結果からは脳内の神経細胞は新生されことが分かっています。
つまり脳細胞に刺激を与えることは認知症の予防になると言えます。
体力的に問題がないのであれば、できるだけ散歩や外に連れ出してあげることは脳細胞の刺激になります。
いつも通っている散歩の道を変えてみるのもいいかもしれません。
また、新しいオモチャを与えてみたり、他の犬とのコミュニケーションも大切です。
食べ物を改善する
抗酸化成分が配合されいる食べものは脳の老化を防いでくれる効果が期待できます。
犬が食べることができる抗酸化成分が含まれる食材は
イチゴ、キャベツ、パセリ、ピーマン、にんじん、ほうれん草、
ブロッコリー、アーモンド、ピーーナッツ、くるみ、ごま、大豆、卵黄、レバー、などがあります。
苦手な食材でなければ、普段のごはんと合わせて食べさせてあげるのもいいでしょう。
ドッグフードも抗酸化成分が配合されいるシニア犬用のドッグフードがあります。
スキンシップを取る
飼い主さんとのスキンシップも認知症の予防になります。
犬のからだに触れたり、声をかけることで脳細胞に良い刺激になります。
またコミュニケーションをとることで安心感を与えることができます。
予防は薬やサプリメントがいいの?

犬の認知症を予防する薬は、ありません。しかし発症後の認知症の症状の緩和、治療をするときに薬が使用されることがあります。
日本では犬への使用が許可されている薬は少なく、夜泣きの防止や生活リズムを整えることを目的とした、睡眠作用がある薬や抗うつ剤といったものが処方されることがほとんどです。
認知症の予防を目的としたサプリメントは多く存在します。
神経伝達に良いとされる成分が含まれて、認知症の予防に役立ちます。
動物病院でも、夜泣きに対してサプリメントの効果が期待されるとされ、購入しやすいこともあって使用されることが多くなっています。
認知症の予防が期待できるサプリメントは不飽和脂肪酸であるオメガ3系脂肪酸や抗酸化成分を含んだものがあります。
動物病院やペットショップ、通販などで購入することができます。
まとめ
・犬は遺伝的なことや老化、ストレスが原因で認知症になる。
・認知症の初期症状は普段の生活リズムが崩れたり、できてたことができにくくなってくる。
・症状は様々で早期発見のためにも愛犬の変わったしぐさや行動を見逃さないようにする。
・認知症が予防、治療できる薬はなく、症状を緩和させることを目的で処方される。
・認知症の予防を目的としたサプリメントは多くあり、不飽和脂肪酸であるオメガ3系脂肪酸や抗酸化成分を含んだものがある。
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