朝ごはんが食パンと珈琲なんて家庭は多いんじゃないでしょうか?
私の家でも朝ご飯は食パンにヨーグルトと珈琲がいつものメニューです。
食パンを食べていると愛犬がクンクンと匂いにつられておねだりをしています。
犬にとって食パンは食べさせていい食材なのでしょうか?
今回はこんな犬が食パンを食べることについてまとめてみました。

食パンを食べても大丈夫?
犬は雑食性で何でも食べれるようなイメージがあります。
しかし、食べることができるということと、食べたものが消化できるかは違うことです。
食パンを好んで食べる犬はいますが、食べた犬の身体にはどんな影響がでているのでしょうか?
小麦粉が消化できない
食パンの主成分である小麦に含まれるグルテンという成分は犬が消化しにくい成分です。
少量の食パンなら消化に問題はないと思われます。
しかし、一度にたくさんの食パンを食べてしまうと下痢になってしまうこともあります。
また、アレルギーになりやすい成分です。
食パンを食べた後、かゆがっている様子などが見られるときはアレルギーによる反応だと思われます。
小麦の他に米粉を使った食パンがあります。
小麦粉に比べるとアレルギーのリスクは少ない食材です。
塩分、脂質、添加物が多い
食パンには塩分が多く含まれています。
5枚切りの食パン1枚に含まれる塩分の量は約1gです。
犬にとっては1日に必要とされる塩分の量は約2~5g程です。
一度に多くの食パンを食べてしまうことは良くありません。
また、食パンに含まれるバターも犬にとってはあまり良くないようです。
余計な脂質を犬に与えてしまうと、心臓や肝臓、腎臓などに負担をかける原因になります。
コンビニやスーパーで売られている食パンに塩分、脂質以外にも添加物が多く含まれています。
人間にとっても犬にとっても添加物はあまり必要のないものですね。
カロリーが高い
食パン1枚の㎉は?5枚切りだと1枚で200㎉にもなります。
ドッグフードに比べて食パンはとても高カロリーな食材なんですね。
肥満の原因になるので注意が必要です。
調理パンが危険な理由とは?

食パンの他にもカレーパン、あんパンなどいろいろな調理パンがあります。
調理パンは犬にとってはとても危険な食べ物です。
調理パンが危険な理由について紹介します。
犬が食べれない食材が入っている
食パンとは違って菓子パンは犬にとって食べてはいけない食材が入っています。
・チョコレート
・玉ねぎ、ネギ
・香辛料
・レーズン
・アボガド
など調理パンには犬が食べてはいけない食材を多く含んでいます。
「食パンをいつも食べているから大丈夫。」なんてことはありません。
調理パンには見た目では分からない食材が入っていることもあるので与えないほうがいいですね。
糖分が多い
食べてはいけない食材の他に糖分が多く含まれていることも危険な理由の1つです。
糖分は犬にとっては、人間ほど必要ではありません。
ほとんどの甘い菓子パンを食べてしまうと糖分の取りすぎになってしまいます。
パンに含まれるアレルギー物質について
パンに含まれ小麦がアレルギーの原因になることが多くあります。
他にもとうもろこし粉で作られたパンもアレルギーの原因になることもあります。
パン以外の食材にも注意が必要です。
大豆や卵、牛肉、鶏肉、などのタンパク質や添加物や香辛料もアレルギーの原因になります。
アレルギーの原因になるものを食べるとほとんどの場合が皮膚に症状が現れます。
パンを食べてしまったあと、皮膚が赤くなっている、かゆがっている様子がある時は何らかのアレルギーが出ていると思われます。
まずは動物病院で検査をしてもらうようにしましょう。
まとめ
・食パンは犬にとっては消化がしにくく、塩分、脂質などが多く含まれているので与えないほうがいい。
・調理パンは犬が食べてはいけない食材や糖分が多く含まれているので与えてはいけない。
・小麦はアレルギーになりやすく、パンに含まれる他の食材もアレルギーの原因になることがある。
市販で売られているパンの多くは犬にとっては食べることができないもです。
でも、愛犬にパンをおねだりされるとどうしても与えたくなりますよね?
米粉で作られた犬用のパンをペットショップで見かけることがあります。
また、愛犬が食べることのできるパンを自分で作ってみるのもいいかもしれません。
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