ビールのおつまみに枝豆。
八百屋さんやスーパーで気軽に買うことができます。
調理も簡単で、さっとゆでるだけ。
お気軽にできて、おいしい枝豆ですが、犬は枝豆を食べることはできるのでしょうか?
また、枝豆を「犬にも食べさせてあげたい。」と思ったことはないでしょうか?
今回はこんな犬が枝豆を食べることについてまとめてみました。
目次
犬は枝豆を食べても大丈夫?

気軽に調理できる枝豆ですが、犬は枝豆を食べることはできるのでしょうか?
犬も枝豆を食べることができます。
与え方に注意すれば犬も枝豆を食べても大丈夫です。
枝豆が好きな犬は結構多いようです。
枝豆は、大豆が完熟される前に収穫されているものです。
大豆にはたくさんの栄養素が含まれています。
大豆になる前の枝豆も犬のからだに良い栄養素がたくさん入っています。
そんな枝豆の栄養素や与え方について紹介します。
枝豆の栄養素は?

枝豆に含まれる栄養素は・・・
・タンパク質
からだの皮膚や筋肉などを作るためには、欠かせない栄養素です。
また、大豆に含まれる植物性タンパク質は、お肉や魚に含まれるタンパク質以外のアミノ酸も含まれています。
・カリウム
枝豆に含まれるカリウムは塩分を体から排出する働きがあります。
余分な塩分を排出することで、血圧を下げるため高血圧予防になります。
・イソフラボン
イソフラボンは細胞の新陳代謝を高めたり、骨からカルシウムが溶け出すのを防ぎ骨の密度を保ちます。
骨粗鬆症の予防や改善に効果があるといわれています。
・ビタミンB1
消化液の分泌を促し、糖質をスムーズにエネルギーに変えます。
犬のからだの疲れをとる働きがあります。
・ビタミンC
枝豆に含まれるビタミンCは犬の皮膚を健康的に保つ役割があります。
また、白血球の働きを活性化させる働きもあり、風邪の予防やる疲れをとる働きもあります。
・ビタミンK
ビタミンKもイソフラボンと同様に犬のからだの骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ働きがあります。
骨粗鬆症の予防になります。
枝豆に食物性の良質なタンパク質を豊富に含んでいます。
また、犬のからだの調子を整えるビタミン類やお通じをよくする食物繊維も入っています。
枝豆のカロリーは?
気になる枝豆のカロリーは・・・
枝豆100gあたり135㎉ほどになります。
3粒ほど入った皮つきの枝豆30個ほどで100gです。
枝豆は皮がついたままゆでると思いますが、100gの枝豆に対して皮が40g、豆の部分が60gほどになります。
実際に皮がついたもの100gをゆでても、皮を取って食べるので、実の部分は60gほどになりますね。
ドッグフードは100gで300㎉ほどになるので、ドッグフードに比べるとカロリーは少なめの食材と言うことになりますね。
枝豆の皮と塩分の注意とは?
犬は枝豆を食べることができますが、、うっかりしていると枝豆の皮もパクリと食べてしまうことがあるようです。
また、犬に与える枝豆は人が食べるように塩ゆでしても大丈夫なんでしょうか?
枝豆の与え方や注意することについて紹介します。
枝豆の皮はダメ?

枝豆を食べていると、枝豆の皮って結構たくさん出ますよね?
犬と枝豆を食べていると、目を離した隙にパクパク・・・
枝豆の皮を食べてしまうことがあるようです。
枝豆好きの犬にとっては、枝豆の匂いがする皮も食べてしまうことがあるようですね。
しかし、枝豆の皮はとても固く、犬のお腹ではうまく消化できません。
また、犬は食べたものをほとんど丸呑みにしてしまうので、枝豆の皮も丸呑みにしてしまいます。
枝豆の皮は意外と尖っている部分があったりするので、喉に詰まったり、食道や胃、腸を傷つけてしまうこともあります。
また、うまく便として排出できなくなり、お腹の中で詰まってしまうこともあるので枝豆の皮はあたえてはいけません。
食べ終わった枝豆の皮も犬が食べてしまわないように、処分するようにしましょう。
塩ゆでしてはいけないの?
犬に枝豆を与えるときに気になるのが塩分の量ですね。
犬のからだにも塩分は必要ですが、やはり塩分の摂りすぎはよくありません。
枝豆をゆでるときも、塩ゆでではなく、お湯でゆでるほうがいいですね。
また、ゆであがっているものを与えるときも一度お湯に通してから、余計な塩を落としてから与えるようにしましょう。
枝豆の与える量は?
枝豆はドッグフードに比べるとカロリーは低い食材です。
しかし、与えすぎによるカロリーオバーは肥満のもとになってしまいます。
枝豆は1つ1つが小さいので、パクパクと食べてしまいますが、きちんと量を決めて与えるようにしましょう。
1日に与える枝豆の量は体重5㎏ほどの小型犬なら、枝豆15~20粒ほどです。
体重30㎏ほどの大型犬なら、枝豆45~60粒くらいが適量でしょう。
与えすぎは下痢になるの?
枝豆を与えすぎると肥満のもとになる以外にも、お腹の調子が悪くなる原因になります。
犬のからだに良い栄養素がたくさん入っている枝豆は食物繊維もたくさん含まれています。
適度な量の食物繊維はうんちをスムーズに出す働きがあります。
しかし、食物繊維を摂りすぎるとお腹がゆるくなってしまって下痢になってしまうことがあるのです。
また、犬は枝豆を食べるときは丸呑みにしてしまうことがよくあります。
丸呑みにされた枝豆はそのままの姿でうんちに混ざって出てくることがほとんどです。
せっかく食べた枝豆の栄養素はほとんど吸収されていないことになります。
枝豆を犬に与えるときは、細かく切ってあげたり、フードプロセッサーにかけて粉々にしてあげるといいですね。
アレルギーについて
犬は枝豆を食べることでアレルギーを発症することがあります。
大豆アレルギーを持っている犬に枝豆を与えてはいけません。
また、大豆を食べたことがない犬に枝豆を与えるときは少量から与えるようにして様子を見るようにしましょう。
枝豆を与えた後、からだが赤くはれていたり、かゆがっているなどの症状がでたときはすぐに動物病院で診てもらうようにしましょう。
枝豆の旬と選び方は?

犬のからだに良い栄養素が入っている枝豆の旬と選び方について紹介します。
枝豆の旬は、5~10月です。
枝豆を作っている地域で旬の時期は少し変わりますが、夏の7月、8月が旬のピークになります。
おいしい枝豆の選び方ですが、ふっくらしていて鮮やかな緑色をしているものを選びます。
また、枝付きのものは鮮度が落ちにくくなっているので、枝付きの枝豆を選ぶといいですね。
夏の暑い季節、枝豆を愛犬と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?

まとめ
・与え方を守れば犬も枝豆を食べることができる。
・枝豆には、犬のからだに必要な食物性のタンパク質、ビタミン類、食物繊維を豊富に含んでいる。
・枝豆の皮は犬のお腹ではうまく消化できないので与えてはいけない。
・犬に与える枝豆は、塩抜きでゆでたものを与え、与えすぎには注意が必要。
・枝豆の旬は5~10月で、7月8月が旬のピーク、ふっくらしていて鮮やかな緑色のものがおいいしい枝豆。
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